【山記録】
日時天候 2007年05月03日(日)快晴
山名標高 鎌ケ岳(1161.0m)
山域 鈴鹿
コースタイム
山の家(08:05)〜三ツ口谷(08:25)〜尾根分岐09:30-45)〜鎌ケ岳(10:55-11:55)〜長石谷口(12:00)〜犬星滝(13:20-30)〜山の家(14:50)
総タイム6時間45分(休憩90分程度含む)
距離/累積高度差
人数等 いせ山の会5名 長石谷サクラソウ

【足跡】
<登山口は三ツ口谷>
 午前6時自宅出発。四日市ICで高速を降りる。
 ゴールデン・ウィ−クなのだが交通渋滞も無く鈴鹿スカイラインに入れたが、熊牧場を過ぎると車が混んできた。
 山の家付近は、アカヤシオ目的で中道から御在所ケ岳へ登る人たちで大賑わいである。
 我々の車は何とか道路脇の片隅に駐車できた。
 登山の準備をし8時前、駐車地を出発する。
山の家から400メートルほど行くと左側に登山路が接近する。ガードレールをまたぎ登山道に入ると湯ノ山温泉から来ている御在所ケ岳表道である。
 10分ほど行くと大きな堰堤の上に出る。ここが御在所ケ岳と鎌ケ岳への分岐である。
 「左鎌ケ岳」の指標に従い、河原へ降りていくと三ツ口谷に入る。
昔は、河原へ降りるには厄介なところだったが、近年キャンプ場として整備されたのでファミリーでも楽に行けるようになった。

 広い河原は、東多古知谷、武平峠からの谷、鎌ケ岳からの谷が合流する地点である。
 鎌ケ岳は、一番奥の狭い谷が入口である。左手前に3メートルほどの滝がありカメラアングルの良いところだ。登山道は直ぐ右にある。少し行くと堰堤がある。
 堰堤の左側から越えると御在所ケ岳東側が開ける。ロープウェイの鉄塔から山上駅まで小さな赤いゴンドラが往来しているのが見えた。
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<花の道を行く>
 花崗岩の転石の上を歩きながら高度を上げていく。
 登山道沿いにはスミレ・ハルリンドの小さな花ガ可愛いい。テントも張れるほどの小広場を過ぎると、滝道と一般道との分岐(上部で合流)である。
 高巻きの一般道をいく。狭い谷を見上げるとイワウチワが谷の上まで群落している。太陽を受けて下向きに咲いている、まるで少女のように清純だ。
 滝の上に出ると、沢に小滝が連続する美しい渓谷を行く。カーテンのように落ちる5メートルほどの滝を左側から登りきると谷の水量が極端に減る。前方が開けてくると尾根との分岐に着く。
 左の尾根道をとる。
 5分ほどでアカヤシオ尾根に出ると、アカヤシオがあちこちに咲いている。青い空と新緑の山はピンクに染まる。何度見てもこの景観は、新鮮で興奮させられるので又来年も来ようということになる。
 鎌への道は急登である。道の真ん中にバイカオウレンやショウジョウバカマやハルリンドウが咲く。太陽に照らされ瑞々しく勢いがある。稜線まで延々と続くので踏まないようにチュゥイチュウイ。

<鎌ケ岳>
 11時過ぎ鎌ケ岳の山頂に着く。
 5月3日は、お山の神様の祭りとか。「年一回、神様(天照大神)のご奉仕にやって来る」と青年たちが祠の清掃をしていた。連休、快晴とあって鈴鹿のシンボル鎌ケ岳の山頂は大賑わいである。
 360度の大展望で誰もが満足の山行であったろう。
 帰路は。長石谷を下る。
 花と渓谷が美しい長石谷はお気に入りなのだが、長い長い岩の道は、過去に何度も転んで怪我をしたこともある。下りには使いたくないのだが、仲間の希望もあり下山することにした。
 通常、2時間半で降りられるのだが、初心者のことも考え3時間で降りると宣言した。

【登山口の三ツ口谷。滝の右を行く】

【堰堤から見た御在所岳ロープウエイ】

【三ツ口谷を詰める】

【長石尾根分岐】


【鎌ケ岳】

360度の大展望。

【岳峠】

【長石谷】

【長石谷に咲いていた花】