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【山記録】 | ![]() |
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日時・天候 | 2007年11月08日(日)・曇り/木枯らし吹く | ||
山名・標高 | 雨乞岳(1238m) | ||
山域 | 鈴鹿 | ||
コースタイム |
藤切谷出会(08:25)~桜地蔵(09:16)~杉峠手前830付近から雨乞直登(10:00)~炭焼き跡(11:10-20)~展望地(11:45)~西雨乞岳(11:55-12:35)~雨乞岳(12:45-50)~南雨乞岳(13:05)~奥の畑峠(13:30)~奥の畑出会(14:50)~藤切谷出会(15:35) ●総タイム7時間10分(休憩80分含む) | ||
人数等 | iygsuzuka | 雨乞岳山頂 |
【軌跡ログ】 |
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【足跡】 |
<岩ケ谷林道起点に、新登山届投函箱> 11月中旬季節の変わり目前日は、小春日和のような暖かい。 今日は、木枯らしが吹く初冬の寒さである。 フリースやゴア系の防寒衣をリュックに入れる。 水は、いつもより少ない1.5リットルと少なくした。 午前8時、午前藤切谷出会のところへ車を駐車する。 橋から先の林道は、通行禁止のバリケードがある。 岩ケ谷林道の起点に、新しく登山届投函箱が設置されていた。 その横には、大きな看板に惹きつけられる。 この看板は、東近江山岳遭難対策協議会が作成したもので「登山者の皆さんへ」との注意書きである。たててからまだ日は浅そう。 よく見ると、黒字でポルトガル語かスペイン語らしい。 日本語て翻訳されていた。鈴鹿の山も外国人が登って国際化に対応しているようだ。それにしても英語でないというのが、何となく気になる。 <千種街道> 午前8時25分、登山口出発。 シデの大木まで休憩なしのマイペースで歩く。 フジキリ谷は、天候が悪く素晴らしい紅葉も今一冴えない。だが、せせらぎの瀬音がする晩秋の美しい森であることには変わりはない。 昨年にはなかった標識が要所に立てられていた。 その一つ「蓮如上人の遺跡」に到着して少々驚いた。 一夜泊まりの竃。 当時を復元したような小屋が建っていた。中に入ると休憩所の向こうに竃室がある。工夫を凝らした建物には敬意を表するが、何となく嘘っぽい作り物のように感じた。 地元が、この杉峠越えを歴史的な文化遺産として残そうという考えなのだろうか。 直ぐ先に、シデの大木が現る。暫く休憩して眺める。 幹はどっしり葉っぱ瑞々しく、人との関りを持った歴史の重みを感じる。 シデの大木から5分ほど歩く。 <杉峠手前から杣道を行く> 南尾根が張り出している(標高850メートル位)ところから、杉峠道と別れ雨乞岳西尾根を目指す。 西雨乞岳と呼ばれるところまで標高差300メートルほど2時間かかった。 最初の登りは、かなりの急登で木の根っ子を掴みながら這い上がる。枯れた二本の杉の木が特色ある炭焼き跡に着くと緩くなる。 谷筋はそんなに寒いと感じなかったが、炭焼き跡にきたら冷たい風が身に沁みる。早々に退散し先を急ぐ。小さな尾根に乗り換える先端は、素晴らしい眺めである。 杉峠からイブネ・クラシの峰々が飛び込んできた。 寒いのでほとんどの人は急いで通り過ぎて行ったが、Gさん双眼鏡を取り出し雄大な眺めを楽しむ。IさんGさんshunonの三人は遅れて西雨乞岳に到着。 <西雨乞から南雨乞へ> 昼食は、膝ほどの笹の中に沈む。冷たい風に長居は無用とばかり30分ほどの食事タイム。急いで片付けをして立ち去る。10分ほどで雨乞岳に到着。 雲の動きが早くて御在所岳や鎌ケ岳は見えたり見えんだリ。手前の東雨乞岳はどっしり構えていた10分位はいただろうか。リーダは、あっという間に笹の中に消えたので後を追う。 南雨乞岳の縦走路は、笹の深いところを抜けると御在所岳や鎌ケ岳の展望が実に素晴しい。鈴鹿の景観ベスト3をあげるなら文句なくこの場所だと私は思う。 <奥の畑峠から下山> 南雨乞岳らか奥の畑峠・清水の頭へと続く個性ある山稜は最もお気に入りである。 反対側の奥の畑峠から見た雨乞岳もまた素晴らしい。鈴鹿の中で一番好きな山と聞かれたら、文句なく雨乞岳と答えるだろう。 奥の畑峠から谷へ降りるが、道はないので適当に歩くが急降下で滑りやすいので要注意である。 奥の畑谷は、落葉している木が多い。高度を下げると紅葉も見られた。 |
【甲津畑付近から見た雨乞岳の稜線】 |
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【岩ケ谷林道起点に登山届投函箱】 |
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【古屋敷跡付近の美林林道終点。】】 |
![]() ![]() 左、橋を渡ると紅葉の道が続く。 右、背景の山は、タイジョウ辺り。 |
【一夜泊まりの竃】 |
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【シデの大木】 |
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【杉峠道、離れる】 |
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【ヤブの急登→木の枝に摑まりながら登る】 |
![]() ![]() きつい登りにタジタジする。 |
【炭焼き跡】 |
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【標高1000メートル付近で尾根を乗換る。その先に大展望が広がる】 |
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【雨乞岳】 |
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![]() 西雨乞岳。 昼食をとる。 上右、 南雨乞岳から雨乞岳。 雪がないと笹の海で歩きにくい。 左、 南雨乞岳から御在所ケ岳と鎌ケ岳のアルペン的な景観。 |
【奥の畑谷の紅葉】 |
![]() ![]() 木枯らしが吹き台地は枯れ落葉に染まっていた。 |