【山記録】
日時天候 2007年12月02日(日)
山名標高 綿向山(1110m)・奥草山(820m)・政子(803.4m)
山域 鈴鹿
コースタイム
林道奥の平橋 (09:10)~綿向山(10:27-35)~ブナの木平(10:50-55)~塩の道峠(11:40-45)~P827(12:15)~奥草山(12:22-13:00)~政子(13:15-27)~鶏岩(13:47)~奥草山(13:55)~平子峠(15:12)
総タイム6時間02分(休憩80分程度含む)
距離/累積高度差
人数等 iygsuzuka 政子三角点

【軌跡ログ
 昭文社の地図では、奥草山の位置が手前のコブ(811)となっている。間違いである

【足跡】
<綿向山>
 本日の天気は、雲もなく快晴である。
 風はなし、暖かい陽射の綿向山頂から鈴鹿の山々を眺める。
 初雪は降ったが今だ白い山はなく2週間前に登った雨乞岳の堂々たる山容が前にある。いつ見ても素晴らしい。
 8分休んで南の尾根を下る。
 3分ほど歩くと水無山との分岐、これを左にとる。
 この辺りは深い笹を搔き分ける。ガスに巻かれたら要注意である。
 少し下った先にV字形をした焼尾谷である。
 その延長線を見ると、鈴鹿の盟主といわれる御在所ケ岳が見える。
 雨乞や綿向周辺から見る御在所ケ岳は、盟主たる風格あり、アルペン的な鎌ケ岳が一層惹き立っている。

<ブナの木平>
 笹を抜けると、ブナの森に変る。
 何とも変化があって楽しいところで真中に大木が一本あり。オアシス的な存在である。
 水無の方向へ一時迷い込んだS嬢、追っかけ無事合流する。
 東に尾根が走っている。先は、白倉谷へ落ちている。
 南の尾根は、政子・奥草山の縦走路が見えた。壮観な眺めに立ち止まる。仲間は、素通りしてアットいう間に消える。追っかけるも急降下で足場の悪いザラ地を一人もがく。

<長大尾根縦走>
 P992は、本日のコース中最もお気に入りの場所であった。
 政子・奥草山への縦走路
は壮観な眺めです。
 塩の道峠へゲキ下りは危険が待っている。
 菊ケ谷の上部は、急降下でヤセている。
 木に掴りながらバランスを取るのに苦労する。
 雪のあるときは、滑りやすくとても危険である。2~3度は転倒するのが常識である。
 塩の道、熊野と野州へと結ばれていたのだろうか。
 先人たちがこの峠で休憩したであろうという雰囲気は感ずる。
 奥草山手前、ヤセた尾根で岩が点在し慎重を要する。

<奥草山・政子>
 綿向山から2時間で奥草山に到着。
 かなり早いペースである。
 後半先頭の甚目寺の人が、グイクイ゛と引っ張ったから予定より早く着いた。
 奥草山頂は、広々とした草原の台地で、北の端から水無山の眺め良し。
 西の斜面は、二次林が美しい山頂で昼食をとる。
 政子とは、変な名だ。
 山頂は、三角点があるのみ。貧相な雰囲気で藪の中にある。
 案内本には、三角点名鶏岩。通称名政子と記されていたが?。
 リーダに鶏岩を案内してもらった。
 奥草山から、政子まで15分。鶏岩まで5分。
 鶏岩は、奥草山と政子の登山路から東に入ったヤブの中にある。
 少し広くなったところから入るが入口が分かりづらい。
 下って登ると大岩に着く。ここが鶏岩である。
 政子展望台へは、政子から奥にあり2分で着く。
 サクラグチ(918m)の連山が正面に展開する。
 左背景には、鎌尾根に続く高円山(945)近くのNTTのマイクロウエブが見えた。 
 眼下は、野州川ダムへ落ち込んでいる。
 フィナァレーも見事な景観だった。

<下山>
 下山は、政子展望台から奥草山に戻り平子峠へと下る
 植林の広い尾根を急降下する。
 最初、さほどきついと思わなかったが、だんだんと厳しくなる。
 何かに掴まらないとブレーキが効かない。小石は、直ぐ落下するので少し離れる。
 途中から、地形が複雑で道は怪しくなる。
 どうやら予定コースを外れたかと思ったがーー最後、平子峠へドンピシャと決めた。
 (甲賀市の看板のある所・他の場所へは降りられない)リーダに脱帽。

【林道奥の平橋から登る】

林道、奥の平橋まで車を乗り入れる。
この地点は、登山道が二手に分かれている。
その先の五号目で合流するので、好きな方を歩くことになる。

【五号目小屋から竜王山】

 朝日にあたる竜王山の斜面は、晩秋の様相で美しい。軟らかい光は、シャッターチャンス。

【綿向山近辺】

上左、
九号目付近から水無山。

上右、
水無山分岐付近から御在所山と鎌ケ岳。

左、
綿向山頂。

【ブナの木平~P992
中央、
ブナの木平。

奥のコブ、P992

(水無分岐付近で撮る)

【ブナの木平】

 綿向山から下ると間もなく分岐(直進水無山へ左奥草山)がある。分岐は、深い笹の中で標識もなく直進しやすい。ガスが出たら要注意。水無山の方へ1名歩いていったが、直ぐ間違いに気付き追っかけてきた。

【P992】
 政子・奥草山への縦走路は壮観な眺めです。
 塩の道峠は、P811の鞍部で見えない。

【蔵王ダムが見えた

 塩の道峠へ降りて行く手前のピークから蔵王ダムが見えた。

【塩の道峠】】

熊野と野洲を結ぶ峠。

【奥草山手前のヤセ尾根と岩場】
 ヤセ尾根から鎌ケ岳が見えた。

【奥草山】
 西の斜面は、二次林が美しい(上左)

 山頂で昼食をとる(上右)
 
 山頂は、広々とした草原の台地で、北の端から水無山の眺め良し。
 奥草山から
政子まで15分。鶏岩まで5分。

【政子】
上左、
政子山頂。

上右、
サクラグチ。
展望台から撮る。

左、
蔵王ダム湖とサクラグチ。
政子展望台から撮る。

【鶏岩】
リーダが、近くに鶏岩があるとのことで散策にいく。
この山のことは殆ど知られていない。
左、鶏岩。
樹林に遮られて分かりにくいが真中辺りに岩がある。
右、ヤセ尾根から撮影した鶏岩。
位置的な感覚から判断すると、左が鶏岩。右が奥草山か

【平子峠へ下山する】

 植林の広い尾根を急降下する。
 途中から、地形が複雑で道は怪しくなる。
 どうやら予定コースを外れたかと思ったがーー最後、平子峠へドンピシャと決めた。リーダに脱帽です。
 
甲賀市の看板のある所・他の場所へは降りられない。