【山記録】
日時天候 2008年03月16日(日)
山名標高 土倉岳()御池岳(1241.0m)
山域 鈴鹿
コースタイム
駐車地(9:05)登山口(9:30)ノタノ坂(9:5510:10)土倉岳(11:25~11:35)奥の平(11:55)~東ボタンブチ(12:1513:20)ー池めぐりー丁字尾根(13:50)ブナ平(14:10~14:20)林道へおりる(16:29)駐車地(16:45)
総タイム7時間40分(休憩80分程度含む)
距離/累積高度差
人数等 IYGsuzuka ドリーネで尻滑り楽しむ

【軌跡ログ

【足跡】
<小又谷出会までの道路事情>
 君ケ畑から先の御池林道は、両端に雪が積まれていたが車が通るには支障がない。
 駐車地付近は積雪があり少し高くなっていたが、帰路はかなり溶けていた。
 次の休日(20日頃)には、道路上の雪は消えてしまうのではないかと思う。
 駐車地から小又谷林道へ入る。

<茨川林道>
 分岐から少し先の道に来ると、雪解け水が増水しオーバフロしている。
 流れが早いので足をとられないよう要注意である。
 駐車地から25分ほどで登山口に到着。
 鉄橋を渡ると堰堤の前に釣り人が竿をたれている。増水で堰から落ちる水の音やしぶきが凄いのに釣師は一人悠然と構えていた。
 谷に入ると、人が来ないのかトレスなし。
 残雪を右に左に選び進む、時折タコツボにハマる。後ろから3人グループの若手が来たので道を譲る。GPSや地図を持参していた。
 御池岳までは、同じ道だが下りが違うようだ。
 暗い植林の谷道を抜けると明るい自然林の尾根に出る。
 ノタノ坂に着くと「茨川へ」の指示標がある。
 周辺は、太陽が当たるので雪は溶けてなし。

<ノタノ坂から土倉岳>
 10時過ぎ83号鉄塔に着く。
 藤原岳の眺めが良い。送電線が頭陀ケ平まで伸びているのが見える。
 このようなものは、自然破壊で歓迎できないが文明の恩恵を受けているのも事実ーーー。
 土倉岳へは、残雪のある尾根道を歩く。
 原則、尾根の中心から左は植林。右は自然林となっているようだ。雪解けの道は歩きにくい。 
 土倉岳に到着。ここは、雪深く三角点は雪の中。
 ワカンを付けて御池尾根筋の登り坂へと向かう。
 ここは急な坂なので心臓破りの丘。
 灌木の多い南斜面を登る。
 雪は、適当に締まり景観もよく思ったほど楽に歩けた。

<東ボタンブチ>
 奥の平の淵に立つと景観は一変する。
 墨絵のような白と黒の世界で美しい。白い山脈(静ケ岳方面)も見える。
 休憩していたら、昼食は東ボタンブチと聞く。
 ここから20分ほどで東ボタンブチに着く。
 東ボタンブチの淵に立つと藤原岳の頭のテッペンから真の谷底まで深く切れ込んだ渓谷が見えド迫力だ。「スズカのグランドキャニオン」とも呼びたくなるほど大きな舞台であった。
 昼食を済ませ西に進むが、平らな台地は同じような光景が展開し現在地が分かりづらい。
 当初、西ボタンブへ行く予定だったが、
 タイムオーバで近くの池を散策した後「丁字尾根から下る」とリーダの指示あり。
 青のドリーネを過ぎた次の地点でバックすることとなった。
 「丁字尾根口」は何処だ。
 方向は、分かっているが現在地が分からない。
 谷から入るとの指示(リーダ)でやっと思い出した。

【】

左、林道。雪解けの水の流れが速く足をとられそうになる。
右、橋手前、「ノタノ坂へ」の標識のあるところから鉄橋を渡る。轟音する堰堤の前で釣り人が竿をたれていた。

【93号鉄塔】

鉄塔から藤原岳方面の眺め良し。

【土倉岳】

土倉岳山頂部。
三角点は、雪の中に埋まる。
「奥の平」上部から見た土倉岳。

【奥の平の淵に来る】
 ボタンブチのに上り東へと進む。

【東ボタンブチ】


左、真の谷。右、東ボタンブチ。
藤原岳の頭のテッペンから真の谷底まで深く切れ込んだ渓谷はド迫力だ。
東ボタンブチに立つと「スズカグランドキャニオン」とも呼びたくなるほど感激した。

【テープルランド】
 御池は、風も弱く絶好の池巡り。尻滑りを楽しむ。

【丁字尾根から下る】

左、丁字尾根入口。
右、ブナ権現。御池西ボタンブチの荒々しい岩肌。

【丁字尾根後半】
 御池林道近くまで来ると個性豊かな天狗堂が現る