【山記録】
日時天候 2008年6月1日(日)・晴
山名標高 イブネ(1167m)クラシ(1154m)・銚子(1123.0m)深谷山(1080m)銚子ケ口(1076m) 
山域 鈴鹿
コースタイム
藤切谷林道分岐(8:27)~桜地蔵 09:05)~シデの大木(09:37-45)~杉峠(10:55~11:00)~佐目峠(11:20)~イブネ(11:50)~クラシ(12:00)~銚子(12:15~13:10)~P1022(13:40)~深谷山(14:30)~大峠(14:45)~水船の池(15:00-05)~銚子ケ口(15:55)~銚子東峰(16:00-10)~モノレール下(16:58)~杠葉尾(17:47)
総タイム 9時間10分(休憩80分程度含む))
沿面距離  18.1km
人数等 iYGsuzuka

【軌跡ログ
左、鳥瞰図。

 本コース、
「藤切谷林道~イブネ・クラシ~水船の池~銚子ケ口~杠葉尾」は、
一度は歩いて見たかった。

 距離が長くて地形も複雑で迷いやすい。

 置車をする必要があるので単独で歩くことは無理。

【足跡】
<情報の少ない縦走路>
 10年ほど前、朝明から笹を漕いでイブネクラシまで日帰りで登山したことがある。
 今回の計画は、藤切谷林道分岐から杠葉尾までの大縦走だ。
 「イブネクラシから銚子ケ口」までは未知なる部分である。
 地形図を見ると、山が大きく地形が複雑で迷いやすいように思われる。
 コースタイムも知りたいのでネット検索して見たが、同コースの山行きホームページを探すことはできなかった。
 だが、参考になるものもあった。
 それは、逆コース(杠葉尾から)イブネ・クラシに入り杉峠分岐からタイジョウ~カクレグラ~永源寺グリーンランド付近の駐車地までのコースタイムは、10時間10分と記されていた。
 人数は、車を双方(上り口と下り口)にデポしなければならないので、2~4人の少数と思われる。
 最後にカクレグラ付近は、山深く標識なしで尾根を見分けるのにGPSで何度も確認した。
 単独で入るのは危険と結んであった。

<楽園は厳しかった>
 我々のコースタイムは、18キロ余・9時間10分であった。
 昼食以外の休憩タイムは、5分程度でリーダがグイグイと引っ張っる。
 後続は、水一杯飲んですぐ出発である。
 写真を撮っていると更に遅れをとる。アップダウンにヒイヒイと息も弾ませながら前を追っかける苦しい山行きだった。
 10年前、イブネ・クラシは笹の海でヤブを漕いだ。
 今や、明るい草原に変っていた。
 この草原歩きは、展望も優れルンルン気分で楽しいトレッキングだった。
 神秘の「水船の池」も忘れがたい。
 銚子ケ口付近に来ると、ハルリンドウやサラサドウダンツツジ・アカモノ等が咲くーー  
 鈴鹿を長年歩いているが、(自分は)本コースがベストワンと思う。
 船窪あたりからの複雑な道は、GPSがガイドした。

新緑の千種街道

シデの大木で初休憩をとる。
左、
蓮如一夜泊まりのかま付近を行く。

下、
杉峠への上り道。

【イブネへの標識

【佐目峠付近】

左、佐目峠から少し上がるとイブネ。
右、佐目峠。
下、佐目峠から見た雨乞岳。

【イブネ・クラシ】

イブネ。
左、クラシ。
 今や笹もなく大草原は、自由に歩ける。鈴鹿一番の楽園となった。

下、
御在所岳や鎌ケ岳の迫力ある展望で素晴らしい。

【チョウシ】

左、チョウシ山頂。
平らな台地でイブネの眺めよし。休憩、絶好ポイント。ここで昼食をとる。
下、チョウシからクラシ方面。

【船窪で休憩】

チョウシからは、急降下で足が疲れた。

【深谷山】
標高1080メートルの標識あり。ここが深谷山か?。

【大峠と水船の池】

左、大峠
ここから水舟の池に向う。
帰りは、ここに戻らず左の写真の尾根を上がる。
左、
水舟の池。

 緑に囲まれた静かな神秘的な池。
 人は、滅多に来ない。

 メダカやイモリが泳いでいた。

【銚子ケ口】

左、東峰からの展望。藤原岳方面。
右、三角点のある銚子ケ口山頂。
西峰から見た銚子ケ口      

【モノレール道を下山する】
 モノレール道。林道までレール沿いに下るが、急勾配で歩きにくい。線路は、サビていて手袋はすぐに汚れる。

【銚子ケ口に咲いていた花】