【山記録】
日時天候 2008年06月15日(日)
山名標高 油日岳(693.0m)那須ケ原山(800.0m)・高畑山(1123.0m)
山域 鈴鹿
コースタイム
鈴鹿峠(8:10)~油日登山口08:55)~油日岳(09:35-09:50)~三国山(10:25-30)~那須ケ原山(12:00-50)~三頭山(13:50)~坂下峠(14:25-30)~溝千山(15:00)~高畑山(15:25-30)~鈴鹿峠(16:20)
8時間10分(休憩80分程度含む)
距離/累積高度差 距離 10.5キロ
人数等 iygsuzuka

【軌跡ログ
左、鳥瞰図
鈴鹿南部の
「油日岳から鈴鹿峠まで」低山ながら険しい尾根を形成している。
 高低差のあるコブを幾つも越えていく。
中級者向き。

【足跡】
<置車がないと縦走は難しい>
 「油日岳から鈴鹿峠へ」の縦走登山は簡単ではない。
 鈴鹿南端に連なる、油日岳(690m)、忍者岳(728m)、三国岳(711m)、那須ケ原山(800m)、三つ頭(774m)、唐木山(720m)、溝千山(みぞほし・770m)、高畑山(773.7m)と8山を越えて行くことになる。
 途中、ヤセ尾根やキレットの通過もあり山愛好者には楽しみの多いルートだが一般向きではない。
 交通事情も悪く車をデポしないと縦走は難しい。
 
<マイカー利用>
 集合地は、下山する鈴鹿峠「万人講常夜灯」である。
 自分の車は、茶畑の多い東海自然歩道公園に停める。
 仲間の車に便乗させて貰い油日岳の登山口に向かう。
  「万人講常夜灯」は、三重県側から来ると非常に分かりにくい。
 1号線鈴鹿トンネルを出たら一旦どこかでUタンし滋賀県側に入る。
 再び、鈴鹿トンネルに向かって走りトンネル手前で1号線と分離する道があるので、そこから右側の坂を上がっていく。
 鈴鹿峠から甲賀の油日岳登山口まで車で20分くらいと聞く。
 1号線を下り猪鼻を過ぎた次の蟹が坂で左折れ、県道129号南土山甲賀線に入る。
 数か所で道路改良工事をしていたので退避待ちをした。だが、油日神社までは快適な道である。
 神社手前で案内標識に従い左折れをすると1車線の道となる。林道の奥に入るとなお狭くなり対向が困難である。駐車スペースは道路脇に数台おける。
 我々は、道を間違い少々ロスをした。

<高低差のある8山縦走>
 9時前、油日岳登山口に到着する。
 登山口と書かれた案内板に従って谷筋の道を沢沿いに登って行く。
 最終水場付近からはロープのある急登となるが、直ぐ上に尾根が見えてくる。稜線に出ると平らな道となり右折れ5分ほどで油日岳に到着する。
 油日岳は、地元の伊賀や甲賀の人たちが古くから登られている信仰の山である。
 山頂には奥宮(岳大明神)が祀られ古い祠は歴史の重みを感じる。
 祠から10メートルほど下に小屋が立つ。この前からは柘植や甲賀の平野が一望できる。
 新名神高速やJRの線路も確認できる。晴れていれば好展望地である。来た道を戻り三国山へ向かう。
 突然、視界の利かないピークに忍者岳という山名の標識がある。家へ帰ってから鈴鹿の山ハイキング(西内正弘著)を見てもそれらしき名の山は出てこない。
 最近、付けられたものか。忍者の里にふさわしいユニークな山名た。

<那須ケ岳からナイフリッジ>
 那須ケ岳は展望なし。ベンチがあり昼食をとる。
 那須ケ岳からは小ピーク(三頭山・唐木岳)のアップダウンを繰り返しながら下降する。途中、ヤセ尾根の巻き道あり。1時間半かかって坂下峠に着く。

 ここは、東海道本街道で滋賀県側へは車でも行けるらしい。
 
坂下峠から20分で溝千山に着く。標識がないと通り過ぎてしまう。
 ヤブの中でベニドウダンが咲いていた。展望のよい尾根らしいが遠くは見えず。
 高畑山、コース中最高の展望地。
 山頂は、雲厚く視界悪し。風も冷たく早めに切り上げる。

 ナイフリッヂ、距離25m位切れている。高低差があるので恐怖感が湧く。

【油日登山口】

 右の斜面から左の谷へ入り、植林の中に付けられた山道を登っていく。
 登山道は、小屋の後ろから入る。
 道路脇に数台駐車可能。

【油日岳山頂】

上、油日岳。前に展望地あり。
下、伊賀の町並み。

【三国山頂】

左、三国岳。
プレイトか゜ないと素通りしてしまいそうな尾根筋にあり。
右、忍者岳。
ここも尾根筋にあり。
 縦走路から余野公園(伊賀)方面が見えた。

【三国岳を過ぎた所のキレッド】

 岩場のキレッド、滑落注意。

【P705付近から油日岳と那須ケ原
左、
樹林の隙間から油日岳
(右から二番目)
が見えた。


下、
那須ケ原山容

【那須ケ原】

 山頂で、1時間弱昼食タイム。
 ベニドウダンが咲いていた。
 出発の頃になると雲が多く出て視界悪くなる。
左、
山頂手前の分岐から伊賀方面を撮る。
 錫杖ケ岳(左)と霊山(右)ぼんやり見えていた。

【坂下峠から溝千山】

左、坂下峠に着く。ここは、東海道本街道で滋賀県側へは車でも行けるらしい。
右、坂下峠から20分で溝千山に着く標識がないと通り過ぎてしまう。

【高畑山】
 先陣グループは15分前に着いたとのこと。
 最高の展望地につき期待していたのだが、山頂は雲厚く視界悪し。風も冷たく早めに切り上げる。    

ナイフリッヂ

左、高畑山側から見る。
右、鈴鹿峠側から見る。
遠くから見ると靄がかかり恐怖感が湧く。
実際歩いた感じは、さほどでもなかった。
 

鈴鹿峠へ下山】
 靄は消え以外と明るい。 近くに、本街道の説明板あり。
 遠い昔の旅人を忍ばせる。