【山記録】
日時天候 2009年1月11日(日)/曇り
山名標高 阿ノ瀬山(789.1m)・スモトリコバ(483.6m)
山域 鈴鹿
コースタイム
目P(8:30)~若宮八幡神社(8:35-8:50)~丸太橋渡る(10:00)~L162鉄塔(10:30-40)~P746(11:00)~阿ノ瀬山(11:30-40)~入道ケ:原・昼食(11:50-12:45)~スモトリコバ(14:00-14:13)相谷(15:00)~佐目P(15:30)
総タイム7 時間(休憩80程度含む)
距離/累積高度差 距離 約12 キロ 
団体名等 iagsuzuka

【軌跡ログ
 積雪時でないとヤブがひどくて登れないものと推測。
 本ルートは上級者クラス

【足跡】
<リーダの山行録に衝撃> 
 今日は、リーダI氏は欠席。
 佐目の駐車場でサブのGさんから、
 今から14年前(平成6年11月23日)「入道ケ原」を歩いたリーダI氏の山行録を貰う。
 それを読むと、衝撃的な記事に目が止まる。
 二等三角点のカクレグラ(水谷岳・990.1メートル)から西に派生する尾根は、入道ケ原(△786.9メートル/昭文社の地図は阿ノ瀬山)で北に向きを変え、スモトリコバ(484.0メートル)へと続き、相谷の集落で消えている。この尾根から湖東平野に突き出た入道ケ原とその東のピークは、眺望が素晴らしく近江の展望台とも言える。---との書き出し。
 末尾に、「このピークもそのうち檜の植林に覆われてしまうだろうか」との疑問符が打たれていた。
 「入道ケ原とその東のピーク」は今もそのままであって欲しいとの希望を膨らませた。
 近江の展望台」とは、(文献による)
 湖東平野が眼下に広がり、愛知川が大きく蛇行しなから琵琶湖へと注いでいる。
 葦原のピークを右の端に進むと300度に近い大パノラマ、眼下に箱庭のような湖東平野に近江富士も望めた。東にカクレグラ・ダイジョウ・イブネ・雨乞岳・清水の頭。中央に向山、甲津畑。右は、綿向山に竜王山が見えたとある。

<登山レポ>
 ワカンを履いて8時50分、駐車地を出発する。
 若宮八幡神社で、今年の山行き安全祈願する。
 神社前で、サブのGさんからコース上の説明をきく。
 数日前、同氏が下見に行ったら大雪で途中撤退したとの話を聞く。

 若宮八幡神社の裏から入る。
 樋の谷に流れる水は雪で幅を狭めながら流れている。鉄塔保全するための巡視路には20センチ位の積雪である。トレースのない道を鉄塔を目指す
 今まで丸木橋を二度見たがスドウリする。三度目の橋に来ると雪は膝下まで積もっていた。
 この先から深雪となり厳しい登りが続く。柔らかい雪でワカンも沈み体力を要す。G氏と交代しI氏が鉄塔まで引っ張る。
 P746はカクレグラとの分岐である。
 標識も何もないが、地図を見て何となく分かる。右、西方向へ400メートルほど来ると複雑な地形で何処へ突っこんでも同じような景観である。 
 トップのI氏も遂にお手上げ私にGPSを見てほしいと云う。いよいよここから三角点まではGPSのお世話になる。古い標識を一つ見つけた。この標識を見て西方向へ進んだように思う。

<幻の阿ノ瀬山>
 阿ノ瀬山山頂に誰もが首をかしげたくなるような場所に測量杭と思われる鉄棒が一本突き刺さっていた。 ここは山頂ではないと登山経験者のIさんがもの申す。
 後から登って来た人のGPSで確認するも間違いなしとの答え。続いて、登頂経験のあるサブY氏が来て三角点のある場所との結論にいたったがIさんはまだ納得できない様子であった。
 誰かが雪を堀りかけたが、深くて探すことは困難だった。

 14年前、リーダI氏が葦原のピークから「近江の展望台」と名づけたらしい。
 (彼が、心配していたとおり)木が、大きく成長し視界ゼロである。
 葦原のピークとは、何処か。地形が複雑で樹木が密生し暗い森なので探索が難しい。

【駐車地】

左、佐目集落の民家に駐車させて貰う。
 空は、雪雲に覆われている。

若宮八幡神社の裏から入る

 若宮八幡神社の裏から入り丸木橋を渡る。
 この大雪で山頂まで行けるのだろうか、頭に不安がよぎる。
 

樹氷

疲れたので一服します。

L162号鉄塔から永源寺ダム湖の眺め

右、この白い山は日本コバ辺り?

入道ケ原

三角点近くにあった「入道ケ原790m最高点」の標識。縦走路には、これ以外の標識を見かけなかった。
 昼食をとった場所。
 GPS出ないと現在地が全く分からない。
 

阿ノ瀬山P789.1メートル

スモトリコバへの縦走路】
 展望なし。
きつくて長い下り道。
 雪がないと歩ききづらいかも。 テープ・標識はありません

スモトリコバ
 山頂は、樹林に覆われているが、東側の切れたところから黒尾山が見えた。
 三角点は雪に埋もれていたが掘り起こす。

相谷へ下山
 スモトリコバから相谷へは谷へ降りる。  ここは、急降下につき滑って歩きにくい。

 西内本では、尾根ルートが記されている。尾根下で登り口らしきテープを発見した。

スモトリコバ・黒尾山の遠景(国道506号日野ゴルフ場手前から写す)