【山記録】
日時天候 2009年3月1日(日)薄曇り
山名標高 雨乞岳(1238.0m)
山域 鈴鹿
コースタイム
国道477号駐車地(8:30)~尾根(9:50-10:05)~P966(10:45)~東斜面で昼食(11:30-12:15)~南雨乞岳(13:05)~東雨乞岳(13:15-:20)~南雨乞岳(13:30)~清水の頭(14:00)~ヤブ突入(14:15)~清水林道(15:10)~左又林道終点(15:50)~接点尾根(16:35-45)~大納言谷(17:20-25)-国道477号駐車地(17:50)
総タイム7時間35分(休憩70分程度含む)
団体名等 iagsuzuka 雨乞岳三角点

【軌跡ログ
 大納言谷から南雨乞岳へ登るルートは完全に消え原野に戻っていた。
 尾根接点へ出るまではイバラの道。
 下山路、
途中、尾根を離れ清水平谷へヤブを下る。ここから大納言接点まで登るルートが分からずリーダの力量により無事下山できた。

【足跡】
<大納言谷は、鈴鹿の秘境>
 R477号大納言谷前で車を停める。カヤトの中に入ると薄い踏み跡あり。
 谷川を横断すると林道跡らしき所にでた。草むらの道端にトラックが2台捨てられていた。何処からも入る余地はないのに何でこんなところに放置してあるのか。
 仲間の話を聞いて推察すると、
 この林道は、堰堤を造ったときの作業道か。トラックは、当時の遺産物ではなかろうか。
 大納言谷の清き流れに鹿の屍が浮かぶ。
 カヤトにも腐食した屍が無残な姿をさらけだしていた。また、別の場所にもある。ーここは、鹿の墓場か。
 数少ない鈴鹿の秘境といえる。
 大納言谷は、今や人の匂いがしない昔の原野に戻っていた。
 イバラを掻き分け薄い踏み跡を辿る。奥へ来ると谷が複雑。
 
<萱場のヤブ>
 大納言谷を詰め、谷が分かれるところで左の尾根にとりつく。
 木が生えていない小コブを目指す。道がないので、登るのに少々手こずる。
 アセビの花の開花が今や遅しと春を待つ。
 高度を上げると三角錐をした高丸山が見えてきた。
 萱場のような特色ある尾根に上がると枯れススキの山テッペンから鎌と御在所見晴らしの良い。

<上り下りの接点>
 今日の登山コースで重要なポイン地。
 枯れた大木が立つ。
 上に登れるよう足場がつけてある。何の目的で付けてあるのか。
 昔、この木に登って周りの景観を眺めたときの遺産物か。
 ここは、往路と復路の接点である。

 往路→大納言谷から大納言尾根を登るがヤブ尾根で一部荒れている。
 復路→清水尾根筋からヤブの谷へ入り清水平谷に降りる。清水平谷から接点への登りは、地形を知り      尽くした経験者でないと登れない。

登山口は大納言谷

左、登山口の大納言谷は、国道477号線沿い。。
 大納言谷は、今や人の匂いのしない昔の原野に戻っていた。
 数少ない鈴鹿の秘境といえる。

【大納言谷を詰め左の尾根へ】
 大納言谷を詰め(上り)、左の尾根をあがる。
 エセビの開花を告げる山道に季節感を味わう。
 高度を上げると三角錐をした山が見えてきた。電波塔が建つ山は高丸山だった。

個性ある小山にくると鎌尾根が見えた

 枯れススキの山は、アセビも多い。
 登って楽しい山だが道がないので、登るのに少々手こずる
○印のところで休む。
 鎌ケ岳と御在所ケ岳の眺望良し。

上り下りの接点
 今日のコース上重要なポイン地。
 枯れた大木が立つ。
 上に登れるよう足場がつけてある。何の目的で付けてあるのか理解できぬ。

大納言尾根から清水の頭が覗く

左、清水の頭。
右、大納言尾根。上部に来るとゲキヤブ。

御在所・鎌のビュポイント
大納言尾根。
展望の良いところで昼食。

【南雨乞手前、ピーク付近から四日市市街が見えると騒がしい】

左、展望の良いピーク
右、四日市市街。

南雨乞岳

左、南雨乞岳登り。
右、山頂から雨乞岳を見る。
左、
南雨乞岳からの展望。
左、御在所岳右、鎌ケ岳

雨乞岳

左、背景は南雨乞岳。
右、雨乞岳山頂。

複路、清水尾根筋から往路の大納言尾根を見る

清水尾根筋から野洲川ダム

野洲川ダムが彼方に見える。

【ヤブに入る】

左、標高差350mの荒れた斜面。
   コース取りが難しいゲキ下り。
右、軌跡図。

林道終点から谷底へ

難路。林道終点から谷へ降りて行く。河原に降りた場所は、岩やガケの険しい地形で上がれそうもない
リーダが前に出る。さて、何処から登るのだろう。

標高差150メートルほどの厳しい接点への登り
 木につかまらないと二歩登って一歩後退する。
 お助け木も少なく這い上がるように足を出す。
 よくもこの位置で写真が撮れたもんだ。

林道終点から上り下り接点へのルート
 ピンクラインの上の場所が接点でそのまま真っ直ぐ大納言谷へ降りて行った。
 最短距離で駐車地へ戻った。iリーダの正確なルート取りにはお見事というほかはない。

急降下のゲキヤブ。大納言谷へコロゲ落ちる
 背景、上りで踏破した三角のピークが見えた。
 物凄いヤブで、イバラで引っ掻き、顔や手を防護しないとイタイメにあう。団体で歩くのがベターだ。