【山記録】
日時天候 2009年3月15日(日)
山名標高 御池岳(1247.0m)
山域 鈴鹿
コースタイム
駐車地(8:45)~P800(9:20)~P838(9:50)~谷トラバース(10:20)~お花の池(11:40-12:10)~西ボタンブチ(12:45)~夕陽のテラス(12:55)~丸池)(13:05)~風池(13:25)~ボタンブチ(13:45)~丁字尾根取り付き(14:15)~丁字鞍部(14:40)~ブナ権現(15:35)~駐車地(16:40)
総タイム7時間55分(休憩タイム70分程度含む)
人数等 IYGsuzuka 御池の樹氷

【軌跡ログ
 冬季、伊勢尾から御池岳へ登るコースは、条件によって厳しくもなる。
ネックは、伊勢尾の上部からヒルコバへのトラバースだ。

【足跡】
<絶好の条件が整う>
 「雪のテーブルランドを北端から奥の平まで」歩いて見たいとの思いを持っていたが、ルートも分からずロングコース。一人で歩く勇気もなく夢の世界だった。
 今年は、暖冬でどこもかしこも雪不足である。
 この先の天気予報も、春近し(桜の開花近し)である。もう、雪は降らないものと思っていた。
 ところが、私達が登る前夜に何と「鈴鹿の山風」が神風となり大雪をもたらしたのだ。
 「木地師へようこそ」白く冬景色をした君け畑の狭い集落を抜ける。
 いよいよここからは狭い林道で雪の滑りやすい道である。四駆のスバル車は、両端に積もった雪をケチラシ集合地の小又谷出会へ、最短距離(110キロ)を走り2時間余で到着した。

 8時20分全員が揃う。
 iリーダ(東近江市)から意外な言葉がーーー
 今日は、天気は快晴である。
 予定コース(ノタノ坂~土倉岳~御池岳)を、「伊勢尾~御池岳」コースに変更したいと話す。
 このルートは、天候が良くないと伊勢尾からの登りは厳しい。
 今日は、条件が良いものとリーダは判断したものと推測する。
 条件とは
 「前日、大雪が降り。当日は、快晴となった」ことだろう。
 皆さんは、大喜びである。
 自分も、長年の夢であった。
 いよいよ「大きな大きな舞台に立つことができる」かと思うと気持も高ぶる。
 集合地から相乗りで御池橋へとハンドルを握る。

 

<伊勢尾からの難関>
 難関は、冬季。
 伊勢尾の上部からヒルコバへのトラバースである。
 ここは、谷筋の急斜面で雪が降れば深雪となるので要注意である。
 単独で深雪を走破するには、相当の体力がないとバテる。
 過去において、雪崩・滑落で遭難事故が多発しているとも聞く。

<テーブルランド>
 今日のテーブルランドは、青い空に白い台地に太陽が照り墨絵のように美しい。
 長時間、安定したお天気で素晴らしい御池の景観を楽しめた。
 後日、山友I氏(宝塚市)から、
 御池の素敵な写真を送信して貰ったのでアップした。

駐車地は御池橋の袂へ

御池橋を渡ったところの空き地に駐車。
 川に降りると白い蒸気のようなものが上がり幻想的な光景。
 左岸側を渡り尾根下へ

伊勢尾への上り口
積雪は、5cm位。

P800付近を行く

伊勢尾の奥深く入る

【急斜面をトラバース】
 伊勢尾を離れヒルコバを目指す。
 急斜面で足場が悪い。
 深雪で沈み込みが大きく前進に苦労する。
 ここが最大の難所。
 過去において、雪崩・滑落で遭難事故あり。

お花の池で昼食

【鈴北岳・霊仙山の展望】

左、霊仙山。右、撮影場所。
左、
鈴北岳。
テッペンに人影が見えた。誰かが大きな声で「オーイオーイ」と呼ぶが、返答はなかった。

西ボタンブチ

左、フクジュソウが顔を出す。
下、西ボタンブチからの展望。

夕陽のテラス

左、夕陽のテラス。
右、天狗の鼻方面。
左、
夕陽のテラスからの展望。

丸池

右、丸池。

風池

西ボタンブチ
左、
西ボタンブチ

下、
ボタンブチからの展望。

青のドリーネ
 ドリーネに到着したら雲が消え青い空が広がる。
 白い台地に太陽が照り墨絵のように美しい。


丁字尾根下降口手前

左、高いところが丁字尾根下降口。

【丁字尾根の珍木】
 ブナ林に覆われた森。
 尾根筋に特異な形をした大木あり。
この先、P918

ブナ権現
 ブナの大木が林立する。
 御池の淵が見える。休憩の最適地。

【山友、Iさん(宝塚市)から戴いた写真】
題名
風の悪戯」と書かれてました。
 木肌の白は北面ですね。厳冬の感じがします。

 場所は、どこでしょう。
 お花の池手前か。伊勢尾の上部か。
 ここは何処でしょう。多分夕陽のテラスから丸池までのように思いますがーーー
 これは、分かりました西ボタンブチです。 


左、「柔光に輝いて」。
  「ブナ権現より」という名がついいました。青い空と  樹氷のコントラストが素晴らしい。
右、記念写真。
 背景を見るとボタンブチか天狗の鼻辺りでず。