【山記録】
日時天候 2009年4月19日(日)
山名標高 鍋尻山(838.3m)
山域 鈴鹿
コースタイム
あけん原(8:27)~大杉(9:05-15)~ダケ峠(9:55)~ダケ畑(10:10)-周辺で山菜とり-ダケ峠(10:40)~鍋尻山(11:10)~鍋尻山南側で昼食(11:20-12:15)ケヤキ平・709(12:35-42)-保月林道出会(13:10)~あけん原(15:40)
総タイム7時間10分(休憩時間70分程度)
距離/累積高度差 約10.9キロ
団体名等 iagsuzuka 鍋尻山三角点

【軌跡ログ
 鍋尻山の奥深いヤブを歩く。  地形複雑で迷いやすい。
 ケヤキ平など周辺は二次林の森で美しい。

左、近江展望台高度1288mから撮影)

【足跡】
<あけん原>
 あけん原から大杉までは、道あり。
 大杉からダケ峠への道は消えている。
 数年前は、ススキと笹の海で厳しい登りと聞く。
 今は、灌木と石灰岩が散乱する斜面で見通しが良い。
 ダケ峠への上りは、えらい急な斜面で道などあろうはずもない。

 山腹に来ると右に向きを変え溝道を歩く。
 ヤマシャクがあちらこちにあり咲いているので花探しに歩き廻る。
 山腹を斜め(南東方向)に歩く。
 植林と二次林の境に出ると峠の上部が見えるが急登で滑りやすい。
 登山口から1時間半ほどで、ダケ峠へ着く。

<ダケ峠> 
 峠からダケ畑まで美しい二次林で広くて明るい高原にでもいる気分になる。
 遠くに三国岳・ヨコネ三山が格好良い。
 最深部に来ると、霊仙山の近江展望台から南霊岳の眺望が素晴らしい。
 ここから、鍋尻山頂への道は踏み跡はうすい。
 11時20分鍋尻山頂に到着。登山口から3時間要した。
 山頂西側は、180度の眺めである。
 三国岳・焼尾山・鈴ケ岳の大展望を楽しみながら昼食をとる。(トップ画像)

<ケヤキ平>
 素晴らしい二次林の森。。
 ここは、人の匂いがしない別天地だった。
 リーダは、P709付近を「ケヤキ平」と名付けた
 但し、P671付近の地形複雑で迷いやすい。
 保月集落近くまで回りこまないと降り口もないのでGPSがないと怖い感じがする。

<下山路>
 帰路、権現谷から鍋尻山の斜面を観察する。
 何処も急激に落ち込んでいてロープを使わないと降りられそうもない。
 今にも崩れそうな岩肌なので脆そう。
 権現谷を2時間30分歩いたが、道端に可憐なヒトリシズカ・スミレ・ヤマルリソウ・キバナイカリソウなどの花が咲く。谷は、芽吹きの新緑で心地よい歩きで疲れも癒された。

登山口のあけん原
アケン原。
登山口は、前の橋を渡り右側の家(廃屋)の前を通ると山道がある。大杉まではしっかりした道。

大杉で休憩
 ここまでは誰でも来られる。祠と大杉がある。
 昔人が農耕に通った道らしき雰囲気あり。この先は、廃道。

ダケ峠への上り
 広い急斜面に山シャクがあちこちに見られる。
 咲いている花を求め探し歩いたので、いつしかバラバラになっていた。
 最後は、まとめ役のサブが待っていてくれた。
 

ダケ峠

 ダケ峠で、皆さん山菜採りに子供のように「あったみつけた」と夢中でした。
 
左、
円内が峠。
峠から少し上のところから撮る。
双子の山は、三国岳。左、烏帽子岳。

ダケノ畑】
左、
ダケノ畑。
二次林の美しい広い大地です。
 昔は、農作業をしていた跡と聞きました。こんな厳しいところで生活の糧に人が往来したと思うと、先人の魂が伝わってきます。

ダケノ畑最深部
左、
フッキソウの群落。
灌木の先に霊仙山近江展望台と南霊岳が見えた。(木の上に登り撮影)

鍋尻山

左、鍋尻山上部の斜面。右、霊仙山西南尾根
左、
正面鍋尻山。
写真の下部
手前、ダケ峠
左、ダケ奥部

ケヤキ平

撮影モードがズレ変な画質で失敗写真。
二次林の美しいケヤキ林。

【林道へ下山】
 下山口から保月(一般道登山口)jまで、1キロほど先になる。