【山記録】
日時天候 2010年04月18日(日
山名標高 横根最高点(764m)・横根西峰(759.0)・横根東峰(750m)
山域 鈴鹿
コースタイム
ツツロ峠(9:00)~P650平地(9:45)~最高点(10:23)西横根(11:20~東横根(12:00-12:50)P700(13:20)~五僧峠(14:20)~駐車地(14:50)
●総タイム5時間20分(休憩70分程度含む)
距離/累積高度差 累積5.7キロ/+ 827 m -820  m
団体名等 iagsuzuka

【軌跡ログ
 倉骨山上空2138mから撮影。

【足跡】
<ツヅロ峠と五像峠に車を配備する>
 8時20分集合地の河内から権現谷林道に入る。
 白谷付近から五僧口手前までは、小石が落下し荒れている。パンクが怖いので石をよけスローで走る。五僧口付近の道端に車を留める。
 ここから五僧峠を越え時山(岐阜県)を抜ける新道が完成したので、名古屋から来る人は近道ができると話していた。
 本日のコースは、
 ツツロ峠から登
り五僧峠へ下山する。登り口までは、かなり離れているので双方へ車を配置する。
 ツツロ峠は、狭く駐車も容易でないので相乗りをしていく。7年前に時山から一度登ったのだが昔の記憶は全く出てこない。今回は、ツツロ坂峠から登り五僧峠へと下る。

<ツヅロ峠から登る>
 9時ツツロ峠を出発。
 木の幹に鹿よけの青いテープが巻かれた植林の暗い中に入る。急坂を少し上がると二次林に変わる。小さなピークが三つ。アップタ゜ウンしながら北東へ進む。
 尾根道は、シャクナゲ尾根といっても良いほどシヤクナゲの木が多く蕾も持っていたので開花も間近い。谷筋にはタムシバがあちこちに白い花を咲かせる、開花したミツバツツジもボチボチと見られ春の様相を感じる。
 二つ目のピークに来ると横根最高点が顔を出す。低山ながらその威容な姿は堂々としているのには感服した。三ツ目のピークに来ると最高点が迫力をます。見る角度によって変化のある山は何とも楽しい。

<横根最高点~西横根>
 10時20分最高点に到着。
 縦走路から50mほど西にあり。横根最高点の名札がぶら下がっていた。樹林の間から霊仙山方面が少しのぞける。足跡を残すのみ、数分で立ち去る。
 横根最高点から三角点のある西横根は、岩場もありヤセ尾根の小さなコブが連続するやや難ルートだが、変化があり面白いコースである。
 
途中、素晴らしい景観に遭遇した。
 東峰(左)・西峰(右)・烏帽子岳(中)が見えるヤセ尾根に来た。
 アングルが素敵だ。低山ながら東峰の山容は恰好良い。
 前の西峰は後ろの山の引き立て役をしている。中央に、三国岳への稜線上にあるダイラの頭も絵になるバックの烏帽子岳も個性的な山で美しい。
 この三山は、とても変化のある楽しい山だがやや難ルートでもあり玄人好みの山と思う


<五僧峠へ下山>
 五僧峠といえば、歴史上に登場する有名な地名である。
 関ヶ原の戦いで小早川秀秋の反旗により西軍総崩れとなり、一人島津のみが攻撃の目標うとなるつつある状況に適中突破を試みた島津義弘軍。伊勢街道を牧田川に出て多良、五僧、保月を経て多賀、伊賀へと逃げ帰ったが、家康軍の追尾攻撃により恐ろしいまでに血塗られた街道である。
 五僧越え、島津軍の通過ほど劇的なものはなかったという。静かな五僧峠に歴史の匂いはしない。廃村に佇むお地蔵さんが一人残されていた

登山口

左、登山口のツヅロ峠。
右、入口付近。

シャクナゲの木が多い

タムシバが咲く山道を行く、春らしい光景
尾根筋は、シャクナゲの木が多い。

ピークに出ると横根最高点が見えた
左、
横根最高点の上部。(三ツ目のピークから撮る)

平坦地になって一服入れる
上、
鈴ケ岳方面

左、
休憩地。

横根最高点

 縦走路から50mほど西にあり。
横根最高点の名札がぶら下がっていた。樹林の間から霊仙山方面が少しのぞける。足跡を残すのみ数分で立ち去る。

西横根へのルートはやや難路で岩場もあり
 鞍部に来ると南に鈴ケ岳方面の展望が開ける。足元にイワウチワが咲く

【展望地
 上の場所から少し先に来ると、東峰(左)・西峰(右)・烏帽子岳(中)が見えるヤセ尾根に来た。
 何と素晴らしいアングルだろう。
 低山ながら東峰の山容は恰好良い。前の西峰は後ろの山の引き立て役をしている。
 中央に、三国岳への稜線上にあるダイラの頭も絵になる。バックの烏帽子岳も個性的な山で美しい。ダイラの頭にも烏帽子にも行ってみたい気分にさせられた

ヤセ尾根

岩場通過。ロープがあっても良さそうなところですが木の根っ子などに掴まりハイ上がる。

横根西峰
左、
三等三角点標石と木の幹に「759.9mヨコネ」の名札だがぶら下がっていた展望なし。

下、
西峰を下り始めると三国岳縦走路の大展望が望めた。
 時間があればダイラまで行きたいとの声も聞こえてくる。
 手前の尾根は、東峰へ突きあげる。

西峰鞍部から、東方向の道をとる。北方向へ引き込まれぬよう注意
上右」画像の所を登りきるとこの場所にでる。
 東峰が前面に見える。山頂部は雑木。特色ある山容を持つ。

 指を指している辺りの光景は、一つ上の「西峰下り初めの大展望」の画像とほぼ同じです。

西峰鞍部から、東方向の道をとる。北方向へ引き込まれぬよう注意
 東峰への登る途中から見た西峰。
 北面は上の方まで伐採され明るい。

(上画像の真ん中より少し上から撮る。)

横根東峰
右上、東峰の山頂部。樹林に覆われて展望なし。

 東峰は、下から見上げると恰好良いが、山頂部にくるとつまらん味気ない。
 少し下った場所で昼食をとる(左)。

下山は、県境尾根を下る。P700付近

測てん地理寮
 リーダのI(東近江市)さんらが埋まっていた標石を発見したと聞いた。
 県境を示す標石で裏(右)に明治6年と書かれた彫跡が何とかよみとれる。
 
 地理寮は、今の国土地理院の前進であるとのこと。
 測点標石は、県境尾根上にあり。

五僧峠へ下山する
 ここは、廃村で周囲には多くの遺物が見られた