【山記録】
日時天候 2010年05月02日(日)晴
山名標高 岩の峰(m)霊仙最高峰(1098.0m)・谷山(992.8m)
山域 鈴鹿
コースタイム
アケン原(8:30)~白谷林道岩の峰取り付き尾根(9:20-30)~岩の峰(10:30-45)~霊仙最高峰(10:50)~非難小屋(11:15)~谷山(11:45)~展望地で昼食(11:55-12:40)~P794(13;:10)~P736(13:35)~P724(14:40)~P695(15:10)~P656(15:55)~五僧峠(16:15)
●総タイム5時間20分(休憩60分程度含む)
人数等 IYGuzuka

【軌跡ログ
 ザラノ上空2138mから撮影。

【足跡】
<白谷林道で二度バンク顛末記>
 谷山から五僧峠へ伸びる長大尾根(ナガオとも呼ぶ)。地図を眺めて日帰りで歩くことは難しいと思っていた。
 今回の山行計画を聞いて興味深々であった。登山口は、白谷林道の奥深い所を走ると聞いて、正直こんなコース取りもあるのかと感心した。
 さて、白谷林道は走ったことがない。権現谷の延長線上くらいに軽く考えていたが、これが大外れで思いもよらぬ落石の荒れた道で下手をすると車がぶっ壊れそうな尖った石がゴロゴロしていた。
 超スローで走るが何度かゴトゴト悲鳴をあげでいた。
 全線ダートな悪路で普通車で入るには相応の覚悟を要す。
 地図上の距離凡そ4.5km標高差450m。時間は50分ほどの計算である。

 帰りは思わぬハプニングが起こった。
 白谷出会いまで後、700mほどのところに来て左前輪のタイヤが石にあたりパンクしたのだ。
 後続車の人たちに手伝ってもらい、スペアータイヤと入れ替える。だが、ダートな悪路をスペアータイヤで走るのはとても危険である。
 この後、アケン原で皆さんと別れ帰路に付く。
 国道に出たらスペアータイヤの後遺症がじわじじわじわと効いてきたのだ。
 R307号ローソンの駐車場へ車を留める。
 前に、コクヨ㈱の名前が見える。
 車を降りて足回りを点検する。
 何とスペアータイヤの空気圧がどんど低下していた。このまま走ればパンクしてしまうのでJAFに電話をかける。
 本部に電話がかかる。
 連休で多忙につき2時間待ちとの返事である。遠方(伊勢市)から来ているので早く来て欲しいとお願いしたら、現地(滋賀県)隊員にその旨連絡するとのことで電話を切る。
 待つこと30分でJAFの隊員来てくれた。
 スペアータイヤを外してパンクしている箇所を石鹸水を吹いて探すがなかなか穴が見つからない。「おかしいおかしい」と云いなが20分ほど経過したやっと分かりました。との声に安堵する。
 穴の位置を見せて貰うと、
 針を付いたよう小さな穴である。何度も石鹸水を付けないと水泡が出てこない。
 ようやく穴を塞いで後始末をしてくれた。
 やっぱり、林道で小さな石を拾ったことが原因と思われる。
 会員証を見せサインをしたら終わりである。お金はいりません。とのこと。
 今回でJAFにお世話になるのが二度目である。 
 会員になって20年になる。
 困った時に助けてくれる人に出会ったとき、初めてその有難さが分かる。お金には代えられない何かを感じる。会員で良かった。

  翌日、オートバックス伊勢店へ。
 タイヤ主任に車を見て貰う。。
 >かなりハードな悪路を走りましたね。四輪ともタイヤにダメージがあります。
 スバル・フォレスターの新しい車ですね。
 >>買って1年目です。
 >モデルチェンジ前のスバル・フォレスター車は、悪路に強いタイヤを履いていたのですが、この車  は悪路に弱い。
 >>自分は悪路に強いと思っていました。
 >RV用のタイヤを履いているのはランクルかパジェロくらいかなぁ。
 今や、自動車の環境が変わり「静かで燃料の食わない」オンロードタイヤが主流です。
 新タイヤは、高速では強いが悪路には弱いのです。
 従って、ダートな道を走るとパンクしやすいのです。
 >>古い車の方がパンクしにくいということですか。
 >そういうことは言えると思います。
 新しいスバル・フォレスターは、それなりのタイヤを履かないとパンクしやすいです。トヨタも日産も皆同じです。
 最近の道路事情(山道・林道も舗装した道が多い)が、そうさせているのでしよう。

<登頂記>
 駐車は、登り口付近の道路脇に3台ほど何とか置けるがUタンはできない。
 50m先のカーブのところまで行くと楽に転回することができる。
 天気は、晴。気温は体感18度くらい。微風で暑くもなく寒くもなく絶好の登山日和である。

 9時30分、二次林の尾根を登っていく。
 細い小さな木の芽が出ているので間もなく新緑になるだろう。
 足元を見ればスミレ・リンドウ・山ツツジ・シャクナゲ・コブシなど春の花木が彩る。
 カメラマンは、大忙し。
 草花は、微妙に揺れていて三脚なしで撮るのはなかなか難しい。ビンボケ写真が多いというのが皆さん共通の意見だ。

 岩の峰付近に近づくと ヒロハナアマナ・山シゃクを見受ける。山シゃクは蕾だった。
 岩の峰に来る東面の雄大な眺望が開けてくる。
 本日、最大の景観である。
 手前は、芹谷(白谷)の源流部尾根からコザト(829m)へと続く二次林の尾根。(車を留めたところ)
 次に、植林で黒く見える山肌が見える。
 これから縦走する県境尾根のナガオ(長尾)である。長大尾根で延々続く。
 もう一本の長大尾根は、谷山~鹿アソビ~ソノドへ伸びる尾根である。
 鹿アソビは二次林の絶品と云われている。
 本日、昼食をとった場所(トップの画像)から見ると下の斜面は二次林は消え植林に変わっていた。
 とても残念です。
 奥は、烏帽子岳・三国岳の恰好良い山容がアクセントを付ける。
 アルプスの景観だ。
 正面は、最高峰で笹と岩の調和のとれた山肌は女性的な感じがする。
 鈴鹿の背骨と云われている県境尾根(ナガオ)は、花あり岩あり変化の飛んで歩いて楽しい。
 下草のない二次林の森は歩きやすい反対斜面は植林だった。

白谷林道、岩の峰尾根口

駐車したところから登る。

【岩の峰手前】

西南尾根の稜線が見えた。

【岩の峰】
上左、
岩の峰。

上右、
岩の峰鞍部で休憩。

左、
岩の峰付近からの展望。

霊仙最高峰
伊吹山の展望良し。

非難小屋

谷山と柏原道分岐

【谷山】
 谷山に三角点(992.8m)あり。

眺望の良い場所で昼食

左、鈴鹿で最も美しいと云われた。二次林の森の鹿アソビも植林に変わり様変わりしてしまった。残念。
右、ソノド。

P794付近、13時通過】
上左、
休憩


上右、
P736ピーク


左、
P746手前を行く。746は中腹を巻く

P724

P695付近からはヤセ尾根

シャクナゲが見ごろで緊張を解く】

ミツバツツジも満開。だが滑落に要注意
 花に彩られた斜面。 

P636への道は、急降下・急登

P636付近
P636から五僧峠へ下る。

五僧峠近くに県境を示す明治時代の測點。反対側(ヨコネ)にも同じ標石あり

五僧峠に下山
 歴史の五像峠。通る人もいない。
 廃村集落で侘しい。