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【山記録】 | ![]() |
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日時・天候 | 2010年10月23日(土)/晴 | ||
山名・標高 | 御池岳・図陀の窟 | ||
山域 | 鈴鹿 | ||
コースタイム |
小又谷出会P(8:57~ノタノ坂(9:32:-37)~河倉峠(10:55)~土倉岳(11:05-10)~東ボタンブチ(11:55-12:45)~真の谷(13:50)~頭陀の窟探索(13:50-14:45)~土倉谷先尾根下(15:25)~L198鉄塔(15:52)~ノタノ坂(17:05)~小又谷出会P(17:35) ●総タイム8時間40分(休憩・ロス140分程度含む) |
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人数等 | 5名(K・T・I・S・O) | 土倉岳(1049.5) |
【軌跡ログ】 |
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![]() 東ボタンブチ800メートル上空から見た頭陀の窟。 下、 K氏の資料。頭陀の窟付近イラスト図。 |
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【足跡】 |
<初めに> 鈴鹿山中には、ミステリーな場所がいくつか存在すると聞く。 御池岳もその一つ。 1990年代中頃、東ボタンブチから洞窟らしきものが見えるといことで話題になった。 「頭陀の窟」と名付けたのは、我が山会「IYG鈴鹿」のIリーダと聞く。 今回、山仲間K氏からこの「頭陀の窟」山行きのお誘いをうけたので挑戦することにした。 K氏は、1996年に一度踏破したが、今回は記憶確認ための検証山行きということらしい。 目的は、 真の谷の核心部を歩いて登り口を探し、「頭陀の窟」の現場を見ることである。 参加人数は、5名。 K氏以外は、「頭陀の窟」を知らないメンバーが集まった。 ノタノ坂から御池岳へは、夜道も歩いたこともある場数を踏んだ尾根道である。 東ボタンブチから急降下で真の谷へーー未知なるトレイルが始まる。 <入口は御池テーブルランド・東ボタンブチ> 1996年、K氏は、 この東ボタンブチから頭陀の窟を肉眼で確認したとのこと。 あれから14年経った今、同じ場所から双眼鏡で覗くが見当たらない。 「多分、木が生長して見えなくなったのだろう」とK氏の弁である。 ここから降下開始。 標高差400メートルの地獄の底は見えない。 上から覗くと岩とガレ場の急斜面で不気味。 ロープを持ってきたが、中途半端で使う場面なし。 先陣は、元ワンゲルリーダのS氏。 沢も滝も一人でこなす超ベテラン、本コースは初めてという 最初は、岩や木の枝を持てたが゛、間もなく大石小石もグラクラして安定しない。右に左に何度もステップを切り返し体のバランスをとる。 メンバーで一番若いI氏は、50代前半である。 体が柔らかくバネもあり、バランス感覚も良いのでどんどん離される。 高齢者shunonとの体力差は、いかんともしがたい。 <真の谷で探索開始> 真の谷核心部を歩いて「頭陀の窟」への登り口を探す。 ポイント地点がハッキリ分からなかったので、手前からポイントを過ぎた地点まで探索した。 やっとK氏の記憶が蘇ったのかポイント地点を探りあてたらしい。遠くでオーイとの呼び声はするが、姿が見えず。健脚のI氏とS氏が後を追う。 K氏からここだという確信の返事がなかったのでOとTは探索疲れもあり待機していた。 30分したら三人が降りてきた。 現場まで10分くらいのところにあると聞いたが、休んでしまった二人はその気力をなくしていた。 <頭陀の窟> 真の谷登り口ポイントから距離200m・歩行タイム10分。 前面は、さされ石の岩壁で脆くて今にもくずれそうな壁に穴が二つある。大きさはH8m・w20mほど。 穴の中は浅くて3mほどである。登り上がりするまでもなく首を突っ込んで覗く程度の穴であった。 頭陀の窟より振り返って仰ぎ見れば、木々を通して東のボタンブチが見えた。 |
【小又谷出会からノタノ坂】 |
![]() ![]() 小又谷出会いから林道を歩く。 |
![]() ノタノ坂。 |
【鉄塔】 |
![]() ![]() 左、手をさす方向は直ぐ下の画像。奥は天狗堂・サンヤリ。手前は、丁字尾根。 右、茶屋川。 |
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【分岐。直進土倉岳へ、巡視路道】 |
![]() ![]() 往は、直進。復は、真の谷から尾根を上がり巡視路を歩く。巡視路道は、鉄塔まで青いテープが巻いてある。鉄塔先の尾根は、ヤブ。 |
【土倉岳を超え廊下から御池岳を撮る】 |
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【御池テーブルランド入口】 |
![]() ![]() 左、復路。 左上に見える鉄塔を通り分岐尾根へ戻る |
![]() 下草は、笹モミジで晩秋の装い。 |
【東ボタンブチ】 |
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![]() 真の谷の谷底から藤原岳テッペンまで見える大迫力に圧倒される。 鉄塔が建つところが頭陀平、天狗岩、ゴブ一つおいて藤原岳へと続く。 |
【東ボタンブチから下降する】 |
![]() ![]() 標高差400メートル地獄の底は見えない。 |
【真の谷下降点に来る】 |
![]() その結果、頭陀の窟は「ここから少し川下にあり」というK氏の判断で探索を開始する |
【頭陀の窟は何処だ】 |
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![]() 岸から100mほど上に頭陀の窟があるとの話で二組に分かれそのポイントを探索。 1時間ほど探した結果K氏が発見した。 ホイント地点から10分ほど登ったところに頭陀の窟はあった。 今回、軌跡ログをアップしたので現在地が明確になった。 |
【川岸ポイント地点】 |
![]() 高さ3ほどの枯枝に赤テープが巻かれている。 水の流れは緩く水溜りに近い。 |
【これが頭陀の窟だ。】 |
真の谷登り口から距離200m・歩行タイム10分。 前面は、さされ石の岩壁で脆くて今にもくずれそうな壁に穴が二つある。大きさはH8m・w20mほど。 穴の中は浅くて3mほどである。登り上がりするまでもなく首を突っ込んで覗く程度の穴であった。 頭陀の窟より振り返って仰ぎ見れば、木々を通して東のボタンブチが見えた。 (下の写真と文は、I氏提供) |
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![]() 頭陀の窟。 写真は、K氏提供。 下、 頭陀の窟を見て、真の谷へ降りてきた山友。 |
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【復路、土倉谷横の尾根から鉄塔を目指す】 |
![]() ![]() 左、鉄塔からは巡視路を行く。右、土倉谷尾根登り口。 |