【山記録】
日時・天候 2011年04月06日(水)・晴
山名標高 ソノド(926m)幾理山(904m)
山域 鈴鹿
コースタイム
藪谷林道口(8:10)~林道終点(8:30-8:45)~ワサビ田跡(9:45-55)~稜線尾根に出る(10:30-40)~ソノド(10:55)~鹿遊び(11:20)~幾里山(12:00-12:45)~藪谷峠(13:25)~降り口探索(0:20)~藪谷下降点(13:45)~谷上流へ(14:10)~藪滝分岐(15:00)~ (16:00-10)~林道終点(16:30-40)~藪谷林道口(17:00)
●総タイム7時間45分(休憩70分程度含む)
人数等 2人
ソノド三角点

【軌跡ログ

【足跡】
<前書き>
 山仲間のTさん(名古屋市在住)は、最近GPS(オレゴン450TE)を買ったので鈴鹿のヤブを一人で歩いているとも聞いた。藪ケ谷・ソノドへは、一人では心細いので一緒に歩いて欲しいと依頼され二人で行くことになった。
 ソノドルートは、鈴鹿ハイキングの西内本にも紹介されている「藪谷林道終点~ソノド~幾里山~藪谷峠~藪ケ谷~藪谷林道終点」である。
 現況は、予想していたより山と谷が荒れており難路であった。

<登山口は、藪谷林道終点>
 時山集落の外れの藪谷林道に入る。3キロほど走ると林道終点。ここへ駐車する。
 登山口は、50メートルほど戻って藪谷の支流を溯上する。
 渡渉を繰り返しながら1時間でワサビ田跡に出る。
 ワサビ田跡は、棚上に設置され谷から水を引くための用水なども残っていた。
 中腹にある窯跡らしきところで休憩。窯の中に生活用具らしき物を見つけた。
 窯跡付近から先のルートは、谷道と尾根道に分かれる。
 少し戻って尾根道をとる。
 二次林の広い尾根上には踏み跡はあるのだろうが、良く分からず適当に上を目指す。
 ここは、かなりの急登で苦しい登りが続く。
 45分で主尾根に出ると残雪がどっさりありここで休憩をとる。
 ソノドまで1時間ほどの登りである。

<ソノド>
 ソノドは、残雪に覆われていた。
 以前あった山名板もなく三角点少し雪に埋まっていた。何もないので山頂の確認もしづらい。
 東の原から伊吹山、養老山脈、烏帽子岳、藤原岳、御池岳とが見えた。
 ソノドからの尾根上は雪が残り少し歩きにくい。
 広い尾根は、GPSで確認しながら鹿アソビへきた。

<鹿アソビ>
 鹿アソビに来て失望した。
 7年前(2004年)に来た時は、二次林の桃源郷であった。
 今や、苗木が育ちつつあり植林の山となっていた。
 真中に鹿除けフェンスが走り上下に分断されている。
 ひものある扉を開けて中へ入る。
 檻の中に入れられたような気分になり、印象が悪い山となってしもうた。
 休憩には良い場所だが、頑丈なフェンスが延々と続いているのが何とも悲しい。
 遠くを見ると壮大な霊仙山の横っ腹に林道が走る。
 上部は残雪のある霊仙最高峰が望めたのがせめてもの救いである。

<幾理山>
 幾理山への行くてには、鹿除けフエンスが四方に張り巡らされている。
 若木が、大人の背くらいに育っていた。
 全く手入れがなされていないので、枝が四方八方に伸び障害物となりまともに歩けない。
 フエンスを出たり入ったりを繰り返し前進する。
 山頂付近も荒れ放題でテープや名札もなし。迷いやすい原始の山となっていた。
 これが藪谷峠まで続いているのだからマイッタマイッタ。ーー
 藪谷峠からなんぼ伊吹山の展望が良くてもこんな荒れた山を登る人はいないわなぁ。
 
<藪ケ谷沢歩き>
 藪ケ谷上部は、林道工事で地形が変わって降り口を探すがなかなか見つからない。
 藪谷峠から右方向へ歩くと古いテープ巻かれているのを見つけヤブの中へ突入する。
 ひどいヤブを掻き分け源流部らしき谷筋に来てようやくルートが確認できた。
 驚いたことに「時山と霊仙山」の方向を示す相当古い標識を見つけた。
 昔、この藪ケ谷が岐阜と滋賀を結んでいた証拠だが、ルートは今一分からない。
 沢を幾度か渡渉しながら、沢中や沢の淵を降る。
 踏み跡は、ほぼ消えていたので谷のルート選択が難しい。
 古いテープも時折出てくるが、参考程度にしかならない。
 藪滝の高道も分かりにくいし、踏み跡も軟弱で滑りやすい。
 滑ったら地獄の底まで落ちていくだろう。雪が付いていた方が危険度は少ない。
 堰堤近くにくると道がはっきりする。天気の悪い日は、避けた方が良い。

藪谷林道
左、
林道終点に駐車。、50メートル手前の谷から登る。

下流部


中流部

ワサビ田跡
 ワサビ田跡は、棚状に設置され谷から水を引くための用水なども残っていた。
 中腹にある窯跡らしきところで休憩する。窯の中には、生活用具らしき物を見つけた。
 

ワサビ田跡で谷を離れ、尾根に取り付く
 窯跡付近から先のルートは、谷道と尾根道に分かれる。
 二次林の広い尾根上には踏み跡はあるのだろうが、良く分からず適当に上を目指す。 尾根は、急斜面で踏み跡薄し

ソノドの主尾根に出る

ソノド
左、
ソノドは、残雪に覆われていた。。
 以前あった山名板もなく三角点少し雪に埋まっていた。これがないと確認もしづらい。
 東の原から伊吹山、養老山脈、烏帽子岳、藤原岳、御池岳とが見えた。
 ソノドからの尾根上は雪が残り少し歩きにくい。

鹿の楽園

鹿アソビ。

左、
下から見た鹿アソビ。

幾里山

左、幾里山。右、山頂
左、
幾理山。
鹿除けフエンスが出たり入ったり繰り返す。

【藪谷峠
上、
なんぼ伊吹山の展望が良くてもこんな荒れた山を登る人はいないわなぁ。

左、
藪谷峠。

藪ケ谷上流部
 藪ケ谷上部は、林道工事で地形が変わって降り口を探すがなかなか見つからない。
 藪谷峠から右方向へ歩くと古いテープを見つけゲキヤブの中へ突入する。
 

藪滝は、左を巻いていく
直進は、藪ケ滝へ。

藪ケ谷中流部

藪ケ谷下流部

堰堤に出る