【山記録】
日時天候 2012年02月05日(日)/曇り
山名標高 油日岳(693.0m)三国山(686m)那須ケ原山(800.0m)
山域 鈴鹿
コースタイム
櫟野砂防ダム広場(9:00)~登山口(9:10)~P530(10:00)~県境尾根(10:50)~油日岳(11:15)~三国山(12:10)~昼食(13:05-45)~那須ケ原山(14:25)~P566(14:40)~櫟野ダム広場(15:15)
●総タイム6時間15分(休憩70分程度含む)
距離/累積高度差 総距離10.1キロメートル 高度差(+ -)
団体名等 iagsuzuka 那須ケ原山三角点

【軌跡ログ
左、
鳥瞰図ーメートル上空から撮影

下、
標高グラフ図

【足跡】
<前書き>
 油日岳~鈴鹿峠まで大縦走をした時にも油日岳(693.0m)三国山(686m)那須ケ原山へ登った。
 今回は、登山口と下山口も違うので他の山にでも登っているような感じさえした。
 登り口は、櫟野(いちいの)砂防ダム湖から油日岳へ。
 降り口は、那須ケ原山から櫟野(いちの)ダム湖へ周回するコースである。
 鈴鹿のバイブル本、「鈴鹿の山と谷」を見ると、
 油日岳へ登る道は9ルートあるが、残念ながら櫟野(いちいの)ダム湖から登る道は書かれていない。
 櫟野砂防ダム湖から登ると、油日岳と三国岳中間部の県境尾根に出てそこから西に向かい油日岳に出る。この尾根は、痩せ尾根でツメは凄いアレートで絶妙なバランスが要求される。
 登攀価値の高いルートではないかと思う。

<登山口> 
 9時、櫟野ダム湖の広場に駐車する。
 櫟野湖は、薄っすらと氷が張っているが陽の当たるところは解け始め丸い輪が広がりつつある。私たちの姿を見て鳥は羽ばたき飛び去っていった。
 空は、曇ってはいるが寒いことはない。気温は3度くらい。
 駐車地から300メートルほど歩いて登山口にくる。
 Gリーダが、参加者の点呼をとり出発する。

<櫟野砂防ダム湖から県境尾根>
 ダム湖を周回する道路の奥に入り口がある。
 林道か作業道が分からないが広い道を100メートルほど進み右の尾根に取り付く。
 標識やテープもないところなので、地図読みが必要である。
 植林と自然林の混じったこの尾根は最初から凄い急登である。
 間もなく斜面に白いものが現る。
 花崗岩のもろい痩せ尾根は、アップダウンが連続する。
 ロープやクサリやハシゴがあってもおかしくはない場所もあるが、ここには何もなし。
 ヤセ尾根は、県境尾根まで続く。途中、コブや切れ間から白い綿向山や雨乞岳の景観も望める。
 変化のあるコースで楽しいが体力のいる山だ。

 苦しめられたのは、凍結である。
 落ち葉の下に氷が黒く潜んおり足を降ろさないことには分からないので始末が悪い。
 アイゼンは、早めに付けた方が安全であるが、岩や土が剥き出しになっている所もありアイゼンの爪で引っかけて転倒する原因にもなり、前に爪のあるものは不適である。
 四本爪の軽アイゼンも帯に長しタスキに短しである。中央六本爪が適当のように思うがーーさて。

<那須ケ原山から櫟野(いちの)ダム湖>
 分岐から大原ダム湖へ降りて行くのが一般的なルートらしい。
 櫟野砂防ダム湖のルートは、テープも標識もない。
 特に、P566からダム湖への降りていくルートは難路。
 踏み跡薄くヤブっぼいので経験者でないと迷いやすい。

<下山後、聞いた話し>
 危険を感じて途中でエスケープした人。
 転げ落ちてきた人の巻き添えになった人。
 岩尾根で転んでズボンが擦り切れた人。
 枝に足を取られて転倒した人。
 踏み固められた雪で滑って何度もスッテンコロリの人。
 がいたようだ。大した怪我も無かったのが幸いであった。

登山口の櫟野ダム湖

左、登山口の櫟野ダム湖。
右、集合地の道の駅「あいの土山。
 正面が登山口。テープや標識なし。

いきなり急登

【展望地】

【県境手前の尾根筋】

左、滋賀県側の低山が見える

県境尾根分岐付近から見た那須ケ原山・高畑山方面

油日岳へ行く途中にあるキレッド
左、
県境尾根に出る。

加茂岳

名札がないと分からない山。
左、
油日岳手前から見た那須ケ原山

日岳

甲賀忍者の護り神と聞く。
なるほど忍者が出てきうな不気味な雰囲気です。

三国岳
この付近の県境尾根、「忍者岳」「不鳥越峠」など樹林の中に標識あり。
国土地理院の686mピークに三国岳の名札あり。そこから東の715mのピークにも三国岳あり。
整理して欲しいものだ。山と高原地図を見ても分かりにくい。
縦走路案内板のようなものが欲しい。

キレット通過

昼食
小ピークの南斜面で昼食をとる。ここへ来るまでに適当な場所が見当たらなかった。
 13時過ぎ、何時もより遅い昼食でした。

那須ケ原への道

那須ケ原岳

櫟野ダム湖への道→上部
左、
大原ダム分岐。

櫟野ダム湖への道→中部

櫟野ダム湖への道下部。油日岳へ縦走路はギザギザした鋸の歯のようです

下山