【山記録】  
日時天候 2012年02月18日(土/大雪
山名標高 杉峠の頭(1121m)
山域 鈴鹿
コースタイム
フジキリ谷出会(9:00)~桜地蔵(9:45)~オオシデの大木(10:30)~一反ほうそう(11:45)~杉峠(12:30-13:10)~杉峠の頭(13:30)~杉峠(13:40)~オオシデの大木(14:30)~避難小屋(15:02)~フジキリ谷出会(16:00)
●総タイム7時間(休憩タイム約1時間含む)
距離/累積高度差
団体名等 iagsuzuka 杉峠

【軌跡ログ

【足跡】
<前書き>
 今週末の天気予報は、日本海に低気圧が発生し大寒波が来るとの予報が的中した。
 朝7時、石榑トンネル出たところにある電気表示の温度計は、マイナス6度。
 昼12時半、杉峠。
 リュックにぶら下げてある温度計は、マイナス10度を越えていた。
 「イブネ・クラシ」を目指したが、千種街道の総てが凍結していたので目的地への道程は遠かった。
 千種街道は、雪深く凍結と雪崩で危険な道だった。
 今日の話題は、
 数日前、藤原岳と御池岳へ行った単独登山者がまだ還らぬ。
 ネットで大捜索をしている記事を読んだが、皆さん心配しいるので早く見つけて欲しいと祈るばかりだ。

<一反ボウソウ>
 この先は、トレースもなく尾根をトラバースし西に向かって谷を詰める。
 杉峠までは、1mを越す積雪あり。傾斜もきつく凍結し滑りやすい。
 本日一番きついところだった。
 トラバースは厳しいと、サブの指令でアイゼンに履きかえる。
 スノーシュウやワカンを履いた人もいたが、バランスがとれず転倒する人も見うけた。
 だが、前を突破していくにはワカンが適当かもーー。
 帰りりは、楽チンの道。
 明日、雨乞岳方面へ登る人たちも楽チンの道となるでしょうか。

<杉峠手前は、表層雪崩を起こしそうな危険な道>
 トラバースは、滑りやすく危険である。上を見ると表層ナダレでも起こしそうな急斜面。
 トレースがないので、谷を詰める最良の選択。
 杉峠の頭へ向かうと雪庇が張り出す。
 リーダの力量(判断)が問われるような厳しい山の環境だった。
 幸いにも風が弱かったので杉峠上部まで行けたが、
 風が吹けば、一反ボウソウ辺りが限度ではなかろうかと思った。

<杉峠>
 杉峠の少し下ったところで昼食をとる。
 気温、マイナス10度を越える極寒。生まれて初めての体験である。
 手がかじかんで何をするにもおっくい。
 替え用の手袋も凍って固くて、ゆうことがきかぬ。
 ツエルトを被りながら食事をしているものもいたが、何ももたない者は大天井である。
 小雪も一緒に呑みこむ、味もし'ゃしゃれもなし腹へ詰め込む。
 衣類は、汗でぬれているので寒くて寒くて震えていたら、
 後ろで歓声があがったので振り向くと、元気野郎が裸になって下着をかえていた。
 何とまぁ豪傑な山男だ。
 俺らも昔はしたことことあるが、今は金をもらってもまねできねぇ
 それにしても、血圧はどうなっているんだろうなぁ。
 今日は来ていないが、いつか宇治市の女医さんに聞いて見よう。

鳴野橋手前に駐車。下山時、車は凍結していた
上、
出発時09時

左、
下山時16時
 
 午後から天気が回復するとの予想でしたが、山にいる間は小雪が散らつき寒かった。
 駐車地に戻ったら車も凍結状態になっていた。

【林道ー桜地蔵ー避難小屋
左、
桜地蔵。
登山口から45分かかる。

下、
非難小屋。

千種街道は雪に埋まる
上、
手前にロープのある谷橋を渡る

左、
蓮如上人旧跡小屋

オオシデの大木

 雪質は、湿りがちここまではどうにか登山靴で入れる。

凍結の道、アイゼンを付ける

一反ボウソウ

避難小屋
 体を動かしていないと凍えそうな寒さである。
 小屋の中に入り、ポットの湯を呑むと一息つけた。

杉峠

 杉峠の少し下ったところで昼食をとる。気温、マイナス10度の極寒である。手がかじかんで何をするにもおっくい。替え用の手袋も凍って固くて、ゆうことがきかぬ。

杉峠の頭近くから雨乞岳

杉峠の頭への道
 雪庇が張り出す

【杉峠の頭手前】
左、
杉峠の頭はもう少し先。