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【山記録】 | |||
日時・天候 | 2012年05月27日(日)/晴 | ![]() |
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山名・標高 | 竜ケ岳(1099.6m)・静ケ岳(1088.5m) | ||
山域 | 鈴鹿 | ||
コースタイム |
焼野駐車地・標高430m(8:25)~標高610m休憩(9:05-10)~長池(9:30-35)~白谷超(10:05)~白谷崩壊地(10:25)~P962(11:10-25)~竜ケ岳(11:55-1200)~クラの下で昼食(12:20-13:00)~治田道分岐(13:30)~静ケ岳(13:50-14:00)~P814(14:55)~P623(15:15)~林道(15:40~駐車地(16:20) ●総タイム 7時間55分(休憩70分程度含む) |
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距離/累積高度差 | 沿麺距離14.7キロメートル 高度差(+1414m -1389m) | ||
団体名等 | GI-suzuka | 竜ケ岳三角点 |
【軌跡ログ】 |
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【足跡】 |
<前書き> 竜ケ岳は、宇賀渓から登るのが一般的である。 滋賀県側から道はないが、今までに二回登った。 何れも厳しい道程であったが充足感に満ちた内容だった。 自由なる天地を求め道なき道を行く山仲間たち、 今回は、焼野ヘリポート場から周回するコースである。 上りのポイントは、白谷越えと太尾である。竜へは、標高差200mの激登りが待っている。 下りのポイントは、静ケ岳から西尾根を下るが正確な地図読みが必要。 <登山口> 8時前、集合地の焼野ヘリポート場に着く。 集合地には、珍しくも若者グループ(5人)が登山準備をしていた。 話を聞くと、登山コースも我々と良く似ていた。 彼らは、適当なところからヤブに入り先に出発していった。 我々は、もう少し勾配の緩いところから入る。 <太尾> 長池で休憩したので太尾は素通りする。 太尾は、森の雰囲気が良く素通りするにはもったいないところだ。 西尾本によると、「ここは二次林を漂白するための森」ーー素晴らしい表現だよね。 (西尾本記述) 太尾の茫漠たる二次林の林をさまよい歩いてみるがよい。そこには目に見えないが営々と築かれてきた山 民と自然との共通のドラマが聞こえて来るに違いない。 ただ通過するためのみに太尾の林に踏み込んではならない。 太尾の二次林を漂白するためにのみ太尾に 入るべきである。 <白谷越> ここは、峠なのに白谷越と呼ぶ。 何故、白谷峠と呼ばないのか。 鈴鹿の山と谷」を読みその疑問を解くヒントがにあるのではないかと考える。 「白谷は、又川の支流であって、取り立てて特徴ある谷ではない。 この谷の評価を高めているのは、白谷越といわれる峠によって石槫峠と結ばれていることによる。 これによって伊勢の山稼衆が大井谷乗越す経由によりはるかに楽に茶川流域に入れたのである。 白谷は、炭焼きなどに利用され産業道路の性格を持っていた」と記されている。 伊勢から入る出稼ぎの人は、白谷を越して茶川流域に入る。 このことから峠は、石槫峠を指し。 白谷の峠は、峠ではなく白谷越しと呼ばれたのではないかと推測する。 <竜ケ岳> 12時到着。快晴で風は弱くカンカンと日が照りつけ暑かった。 100人以上の人がいて広い山頂部も人で埋まっていた。 消防関係の人たちも訓練で大勢いた。 制服に無線機と固苦しいスタイルなので見るだけでもで暑そう。 既に山頂に到達したものもいるが、ドンドンと続いて上がってくる。 中にはバテ気味の人も、登山靴を履いていない人もいてる。 これで、得るものがあるのだろうか。 登山の基本ができてないと、苦しみのみで終わってしまうような気もするが? クラの下で昼食をとる。ホタガ谷から上がってきたのでしょうか。 上る人下る人で銀座並みの行き来にびっくりです。 <静ケ岳> ここは山人の世界で名前の通り静かなる山でした。 美しい竜ケ岳の山容が見えた。鈴鹿の名山だ <花> ●竜ケ岳の白ヤシオ。 今年は遅いのか、不作年か。ほとんど咲いていませんでした。 昨年、5月25日登ったときの白ヤシオは見事に咲いていましたが残念でした。 ●山ツツジ。 本日歩いた全コースに山ツツジが見られ満開に咲いていた。 グリンとレッドのコントラストが良かったのは、P962へ登る急斜面に咲いていた山ツツジ。 ここは、標高差200mの激登であった。 静ケ岳への道も色が鮮やかに咲いていた。 |
【焼野ヘリー広場から登る周回コース。8時25分スタート】 |
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![]() 標高430mの焼野ヘリポート発着場。谷ウツギが満開に咲く。 上右、 先に若者グループが出発していった。 下、 登山口付近の登り。 |
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【標高670m付近。登山道に最初の山ツツジを見る】 |
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【標高700m付近。9時13分通過】 |
![]() グリンの色が全然違う::。 |
【長池で休憩。9時30分】 |
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![]() 目測で70m位ありそう。水は涸れていた。 (上右、画像) |
【太尾を行く。9時53分】 |
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![]() 太尾の茫漠たる二次林の林をさまよい歩いてみるがよい。そこには目に見えないが営々と築かれてきた山民と自然との共通のドラマが聞こえて来るに違いない。 (西尾本より) |
【白谷越】 |
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【白谷道の難所】 |
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![]() 表面は、ザラザラとしていて滑りやすい。ヤセた岩を登るにはバランス感覚もいる。 ロープはあるがヒットしていない。 |
【標高780m10時35分】 |
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【激登に挑む。標高850m10時49分】 |
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![]() 962m峰 左、962m峰を目指しきつい上り。 息使いが荒く手も震えていたようで撮った写真はボケてしましました。 |
【P962で小休憩】 |
![]() P962峰上りで体力を使い果たし、疲れもピークになるが、少し休みエネルギーを補給するとまた元気になる。 マラソンは、一旦体力を使い果たしたら走れないが、何故か登山は違うようなぁ。 |
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【標高1000m付近】 |
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【ヤブを抜けると笹の海に出る】 |
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【竜ケ岳。山頂は黒山の人で賑わっていた】 |
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【竜ケ岳からクラ方面(ホタガ谷)への道】 |
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![]() 上の画像、 右上斜面辺りになります。 |
【クラの下で昼食】 |
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![]() 昼食地。 |
【クラ付近にある分岐から静ケ岳道へ入る】 |
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![]() ここは地形複雑で、経験豊富な名古屋市のKさんも間違う。いまだに語り草にーー でも間違によってしっり地形が頭に入るから貴重です。 下、 静ケ岳から竜ケ岳の眺望 |
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【標高1035m地点からの展望。タイム14時20分】 |
![]() 遠方は釈迦ケ岳だろう。手前は、竜ケ岳の西尾根。 我々が登った縦走路だ。 白谷へ急激に落ち込んでいる。45度くらいの勾配か。 |
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【標高1044mに立つ大ブナの木】 |
![]() 幾重にも枝分かれして複雑に絡みあっていた。 |
【標高773m地点下る。タイム15時02分】 |
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【林道へ下山。タイム15時40分・標高486m】 |
![]() ここから駐車地の焼野まで歩いて40分ほどかかりました。 |