【山記録】
背景の山は仙ケ岳
日時・天候 2013年09月11日(水)晴
山名 鬼ケ岳(486m)・臼杵岳(697m)・臼杵山(630m)
山域 鈴鹿(伊勢)
コースタイム
登山口(9:10)鬼ケ牙(10:20-30)~長坂の頭(11:33-55)~県境尾根P756(13:00-13:20)~船石(13:30-35)~臼杵岳(14:30-14:50)~臼杵山(15:00-15:10)~登山口(15:50)
●総タイム6時間40分(休憩80分程度含む)
距離/累積高度差 距離 9.7キロメートル 高度差(+1222m -1169m) 
団体名等 単独

【軌跡ログ】 
左、
鳥瞰図。
霧ケ岳上空1660m上空から撮影
左、
標高・距離とのグラフ

足跡
<三重県側は急陵地形。標高グラフの疑問>
 臼杵ケ岳や御所平へは、滋賀県側から登り県境尾根を数回歩いたことがある。
 今回、三重県側からは初めての登山(鬼ケ牙~臼杵ケ岳~臼杵山)である。
 ルートの違いはあるとはいえ滋賀と三重の地形が余りにも大きいことを知る登山だった。
 上の鳥瞰図を見ると一目瞭然である。
 即ち、滋賀側は裾野が長く三重側は裾野が短いのである。
 ということは、三重側は急陵地形で登山はより厳しいということになる。  
 「標高距離のグラフ」から:計算すると
 臼杵山~登山口の勾配は、31%(標高差400m・距離1.3km)とかなりきつい。
 参考本は、「三重県の山」本である。
 タイトルは、鈴鹿南部の岩峰「鬼ケ牙・臼杵山」への周回で体力度★★危険度★★とある。
 歩行時間4時間20分・歩行距離6.5km累積標高差+741m-741m。

 帰宅後、GPSの記録(上の標高と距離のグラフ)を見ると首をかしげたなるほど違っていた。
 三重県本は、公本なので一般登山者を基準に何度か現地調査をなされたものと思い数字は正確なものと信じる。但し、三重県本は臼杵ケ岳へは行っていないので距離・時間・標高差を多少割り引いたとしてもその相違点は大きいように思う。
 歩行時間、三重本4時間20分。自分は5時間30分程度なので鈍足。
 沿面距離、三重本6.5km。GPS9.7kmと3.2kmも違う。途中探索などで余分に歩いてはいるが開きが大きい。
 累積標高差は、三重本+741m-741m。GPS累積標高差+1222m-1169m。差が大きすぎる。
 以上の事から考えられることは、
 三重本の累積標高差の数字は同じだが登山口と下山口が違うので多少数字は違うように思う。         GPSの沿面距離と累積標高差の数字も明らかに間違い。GPSのリセットボタンが?である。

<登山口付近>
 伊勢高速と名神高速の分岐点である亀山ICで降り国道1号線亀山バイパス羽若町の交差点を左折れ石水渓谷県道に入る。
 第二名神の背の高い橋桁の下を潜ると間もなく石水渓公園のキャンプ場がある。
 少し先、道路も狭くなり登っていくと船石林道分岐に来る。ここは広い道で道路端に標識が建っている。
 「安楽越3.1km」は左の橋を渡る。東海自然歩道とも書かれている。
 船石林道の標識は、見つからなかったが直進の広い道のようだ。
 ブックに書かれている登山口の「せきすいけいばし」は、左手前の橋か。それとも直進の橋か。
 また、ここへ来るまでにあった「鬼ケ牙登山口」という標識が気になってこの周辺を30分ほど探索した。

 橋を渡ったところ右手に「臼杵山登山口」の標識をみつけた。
 下山は、ここへ降りて来るものと思っていたら違う場所に出た。
 テープの指示どおり歩いたはずなのだが、何故で間違ったのか検証してみたかった。
、「鬼ケ牙登山口」から入るルートは、(帰宅後ネットで調べた結果)東峰へ登る道でそこから北峰へも来られるようだが岩道の難路らしいということが分かった。とにかく事前調査(ネット等)が甘かった。
 
<鬼ケ牙>
 山自体が痩せた岩場の地形である。
 花崗岩の風化が進みザラ場で滑りやすい。
 危険なところにはロープが張られているが、このロープは古くて余り信用できない。
 コブかピークか良く分からないがここをを過ぎると山頂まで歩きやすい。
 北峰、南峰、東峰の山塊があることを知らずにP488m鬼ケ岳とプレイのトある場所にきた。
 何も表示はなかったので本峰かと思っていた方角から云えば何峰になるのか。
 南側は、急激に落ち込んでいるので遠くの伊勢湾まで見える大展望に満足。
 鬼の牙、その名にふさわしい荒々しい山。再度、挑戦してみたい。

【登山口付近  
上左、
「せきすいけいばし」手前の谷の入口「不法投棄監視中」の標識。
上右、看板の奥に「鬼ケ岳1」から入る

左、
船石林道口付近。
 安楽越は、左の橋を渡る。直進は船石林道。
「せきすいけいばし」は、直進100mほど先にあり。

【登り初めは、ヤセた尾根の急登を行く】  
左、
シダが茂る急な坂を登りきると歩きやすい尾根になる。
 松が現れると左に臼杵山が見え隠れする。

【ここが鬼ケ牙の最高点のようだ
上左、
ザレバの先は、展望の良いところに出る。ここがピークということを後から分かった。

上右、
ピークから見た長坂の頭。

左、
臼杵山。
背景は臼杵ケ岳と県境尾根。
 

鬼ケ牙への道】 
上、 
石灰岩のザ ラ場に来るとロープが付いているところ二か所あり。慎重に超えて行く。
左、
鬼ケ牙行く道に見えた山はさてさて入道ケ岳方面だ。

鬼ケ牙からの展望 
上左、
標高488mの山頂

上右、
山頂からの展望。第二名神高速が近くに見え車の音が聞こえる。

左、
前の山が
東峰。直ぐ後ろの町は亀山市坂本集落辺りか。

【分岐まで戻り長坂の頭へ】 
 分岐まで戻り長坂の頭に向かう。
 暫く行くと「かくれ谷乗越」標識がでてきた。
 谷がかなり落ち込いて乗越しは体力を消耗する。

【長坂の頭 

【細長い長沢の頭だが、この先はヤセ尾根 

【ヤセ尾根から県境尾根の展望 

御所平方面】 

【県境尾根756への道は、アップ・ダウンが厳しい 

県境尾根756 

【船石 

ベンケイ分岐】 

【黒滝分岐手前の展望地 
野登山が望めた。

【臼杵ケ岳 


【臼杵ケ岳展望岩 

【【臼杵ケ岳展望岩】

【臼杵山】

【臼杵山からの展望】

【岩】

【下山】