【山記録】
日時天候 2013年12月01日(日)曇り
山名標高 サンヤリ(958.0m)・天狗堂(988.0m)・黒谷山(685.1m)
山域 鈴鹿
コースタイム
醤油坪橋(8:40)~標高600m付近休憩(9:20-25)~分岐尾根(10:10)~サンヤリ(10:45-50)~天狗堂(11:40-50)~天狗堂鞍部で昼食(12:10-13:00)~宮坂峠(13:42-13:50)~黒谷山(14:35-40)~下山林道へ下山(15:15)
総タイム6時間35分(休憩70分程度含む)
距離/累積高度差 沿麺距離 9.4キロメートル 累積高度差(+1237m -1185m) 
団体名等 Gisuzuka 黒谷山三角点(685.1m)

【足跡 
<前書き>
 12月1日午前7時前、R1号鈴鹿トンネル付近は薄く凍結していた。
 トンネルを抜けた少し先にある電光表示の気温は1℃である。車の窓を開けると初冬を感じる。
 集合地は、大滝神社である。ここで相乗りをし上山林道を走る。
 約20分で醤油坪橋へ到着した。
 上山林道は、醤油坪橋まで舗装され予想していたより走りやすい。
 昨年、K氏から軌跡地図を貰って逆ルートの単独登山を目指したが上山林道が分からず撤退した苦い思い出の道でもある。
 登山口は、醤油坪谷、醤油坪橋と変わった名前である。
 何か謂れの有りそうなので調べて見たが分からず。
 地図を見ると、多賀~醤油坪橋~君ケ畑~御池道から治田峠を超えると三重側へと道が続いている。
 昔は、近江と伊勢と結ぶ交易の道のような気がしてならない。

<登山口>
 サンヤリ・天狗堂への登山は、君ケ畑やミノガ峠から登るのが一般的である。
 犬上川流域からは、山深く登る人は少ない。
 先ず、登山口が分かりづらい。醤油谷橋を渡って林道を500m行ったところにある。
 25000の地図では難解なので2倍に拡大し下記に詳細図を書いた。

<サンヤリ>
 標高800m位に来ると薄らと雪が見られる。
 左に滝谷山方面から伸びる主尾根が見えてくる。
 合流点は、樹林の中の小ビーク。
 ここで、進路を東南の方向へ向きを変え下るので要注意。
 下り登り返すとサンヤリである。
 サンヤリ山頂は、南北に細長い尾根上に隆起している。ここに三角点と山名札がある。
 やや単調過ぎて趣に欠ける。
 Qサンヤリとう名の謂れを調べてと(宝塚のIさんからの質問あり)。
 A鈴鹿の山と谷によると、
  別名、「仏供さん山」。その謂れは不明だが三槍(さんやり)とか三味(さんまい)が変化したものか。
  仏供さん山は仏語である。三味(さんまい)は、この地方の死者は火葬が行われていたと思われる。
 
<天狗堂>
 P924付近に来ると迫力ある天狗堂が顔を出す。
 枯木に薄らと雪の着いた天狗は一段と凄みがある。
 いざ登るとなると急坂の道は、泥まみれで滑りやすい。
 靴裏の溝は、泥に埋まりツルンツルン状態で踏ん張れず苦戦を強いられた。
 下りもかなりキツイ岩の道でした。
 多くの人はバランスを失いズボンを汚していた。

<黒谷山>
 今回初めて登る。
 山頂は、伐採され広い空間地となっているので明るいが展望はなし。
 三角点の横に、名札が置かれていた。
 この山も地味な存在だった。
 500mほど下った地点から天狗岳とサンヤリが見える展望地が二か所あった。

【軌跡ログー山旅改訂25000図93%縮小
左、
鳥瞰図
犬上川東614m峰1660メートル上空から撮影。

【駐車地は、下山林道醤油坪橋袂】 
 歴史がありそうな名前の橋である。

【登山口付近】 

    醤油坪橋の欄干柱

標高600m付近で休憩】 

【高度を上げるとP777に延びる尾根が見えてきた】

標高700m付近を行く。

【標高800m付近】  

【この辺りから薄らと雪が見られる 

【サンヤリ分岐付近】 

サンヤリ】 

【シャクナゲの木が多い。蕾を多く持っていた 

【天狗堂 

謂れは、天狗の棲家。?

【天狗堂への上り 

 落ち葉の付いたヌカルミの道。滑って滑って滑りまくる。軟弱な道に手こずる。

【天狗堂】 
山頂は、遠くから見るとドームが、大岩が重なった塊である。大岩には三人ほど立つことが可能である。
 直下は絶壁で落ちたら即死。岩の上に立つと鈴鹿中部の山の絶景が見える。
高度感と眺望の素晴らしさは、群を抜いているとの記述あり。
 三角点が置かれていないのは宗教的な意味がある

【天狗堂からの展望】  

【天狗堂から下る】 

急勾配で岩の多い道で下りも

【鞍部で昼食】 
 風もなく寒さもまぁまぁといったところ

 サンヤリ付近であった2人連れの男性二人も戻って行きました。

君ケ畑分岐】 

君ケ畑へは、白い標識のあるところか降りていく。

P768へ尾根分岐に要注意。

下草の美しい森を行く】 

宮坂峠】 

 宮坂峠から先のルートは、二か所ほど右折の尾根あり。引きずり込まれないよう注意。

 

【サンヤリ・天狗堂展望地 

黒谷山】 

林道への急降下】 

林道に下山】