【山記録】
日時・天候 2014年06月08日(日)・晴
山名 松尾寺山(503.6m)・八葉山(601.0m)・向山(659.8m)
山域 鈴鹿
コースタイム
いぼとり地蔵(8:35)~下丹生坂口橋(8:45)~松尾寺(9:25-35)~松尾寺山(9:50)~夫婦杉(10:00)~地蔵峠(10:15)~鉄塔(10:40)~八葉山(11:00)~向山鞍部で昼食(11:55-12:20)~向山(12:50)~向山鞍部(13:15)~柳峠(13:40)~八葉山北東尾根(14:05)~醒井林道出会い(14:44)~いぼとり地蔵(15:25)
●総タイム6時間50分

●コースタイム5時間50分程度(休憩除く)
距離/累積高度差 沿麺距離 15.8キロメートル 累積高度差(+1183m -1207m) 
団体名等 Gisuzuka30数名ほど 向山三角点(659.8m)

【足跡 
 霊仙山圏の低山ともいえる600m級の4山(松尾寺山・西坂山・八葉山・向山)を登った。
 その中心は、松尾寺山である。山頂近くに霊仙寺別院七ケ寺の一つ「松尾寺」がある。
 松尾寺山への登路は、6ヶ所あり。各登路には、石仏や石碑や古い遺物もあって松尾寺の歴史の深さが物語っていると書物に記されている。
 上丹生より谷を直接松尾寺に至る道が本道らしいが、上部は相当急とある。

 我々は、下丹生から南の尾根道を歩く。この道は、一部ハイキング道と交叉する。
 一丁石に来ると、「松尾寺むべ街道・七不思議ハイキングコース」と書かれた標識あり。
 道沿いには、多くの石仏と説明板を見受けた。
 説明版は、風月にさらされ読みにくい。
 「松尾寺むべ街道・七不思議」とは、
 何処かに説明板があるだろうが、歩くペースが速いので周りを見て歩く余裕はない。
 この街道を(単独て)探索したいものだが、車で3時間近くかかるので滋賀の都は道遠しである。

 松尾寺~松尾寺山~地蔵峠は、ハイキングコースとなっている。
 尾根一帯は、二次林の濃い茂みに覆われ森林欲に適した場所である。
 石仏のあるところには、謂れなどが書かれた説明板があり歴史が分かるようになっている。
 夫婦杉、二本杉、一本杉といった大木があり歴史を物語っているかのようです。
、地蔵峠に来ると西坂への道である。ここまでが、ハイキングコースのようである。
 地蔵峠は、石仏や二本杉なとがあり参詣道の雰囲気を味わえる。
 この峠が、一番印象に残った。
  地蔵峠以降は、下記に続く。

 なお、GPSの沿面距離15.8kmです。
 長かったので、25000地図で歩いた距離を図面で測って見ました。結果は、これに近い数字でした。
 総タイム6時間50分、予定より1時間も早かった。
 トップは、休憩も短く突っ走った。平均年齢、60才中頃?
 皆さん若い人並みの凄いパワーです。

【軌跡図ー山旅改訂25000図

【鳥瞰図霊仙山上空1660メートルから撮影 

上丹生いぼとり地蔵付近の雑草地に駐車し登山口へ】 
上左、上丹生いぼとり地蔵。
上右、いぼとり地蔵前のせせらぎ橋を渡り広い草地に駐車。

下、県道を歩いて下丹生の坂口橋を渡り松尾寺山の登山口へ向かう

松尾寺登山道 
一丁に来ると、
「松尾寺むべ街道・七不思議ハイキングコース」と書かれた標識あり。
傍らに
丁石の説明あり。、一町(約108m)ごとに建立された石造りの道標です。町石には、町数や施主・建立日のほか梵字も記されている。伊勢・朝熊山岳道と似てる。

【大杉 
大杉の根元に地蔵あり。
この辺はかなり急登だが参詣道らしい雰囲気が味わえる。

【十丁】

十丁付近にある地蔵。
ここで参詣道に出る。

【松尾寺跡】 

上、
 建物は崩壊し石垣や階段や石塔が残っている。
左、
 跡地の中央には下の説明版がある。

松尾寺山と夫婦杉 

左、三角点のある山頂付近は、西に急な斜面をもつ南北に細長い頂陵。

下、山頂から80mほど先に樹齢1100年の夫婦杉あり。
だが、夫杉は前に倒れていた。

【石仏】 
 蔵王大権現。

【地蔵峠にある大日如来(一本杉)と石仏】 

【二本杉 

 地蔵峠には、石仏や二本杉の大木あり。参詣道の歴史を感じる。
 自分は、この峠が一番印象に残った。


先頭グループは、休まずに行ったので後ろから追っかける。

鉄塔からの眺めー上右、西坂山。下、琵琶湖。】 
 全コース中、展望があったのはこの鉄塔のみだった。
 琵琶湖の彼方に、美しい比良の山並みが見えた。

【八葉山 
 八葉山(601m)はちようざんと読む。
 西坂山南の尾根続きにある樹林に覆われた丸いドーム状の尾根。
 ピークと思われる地点に「八葉山601m」という標識が一つぶら下がっていた。
 周りは、濃いグリーンの二次林に覆われ雰囲気がとても気に入った。
 ここまで来る人は、少ないような感じのする静かなる山でした。
 平たい山、地図と磁石で方向を確認しないと道を間違いやすい。

【八葉山~向山鞍部】 

①は八葉山からの下りでかなりきつい。

②は林道。200m位南に復路に通った柳峠がある。

③④⑤は向山鞍部へ行く杣道。

⑥は向山の鞍部。風の通り道で昼食に絶好の場所。昼食タイム25分と忙しい。

【回山】 
 山頂付近は平地でピークが分かりづらい。  山名札はなかったが、山仲間が最近付けたもの。
 山頂奥に鉄塔が建っている。鉄塔からの視界もなし。
 山頂手前に来ると、花崗岩が露出し岩に苔が付き風情ある景観。

 山頂は、緑濃い二次林の森で気分良し。
玄人好みの山。
 ヤブ山だか男鬼山から巡視路があると聞く。
 エビネの群落あり。
 

【柳峠】  
林道が開通し峠らしき雰囲気はない。
 完成記念の立派なモニュメントか゜建つ。
名前は、
 「滝谷武奈林道」
 施工平成15年。滋賀県知事国松善次とある。この林道は、男鬼や武奈集落へと伸びている。

【八葉山東の中腹を巻き下降】 
 八葉山東の中腹を巻くように杣道がある。ここは、普通の山道。

【林道に出る】 

【霊仙三蔵記念堂 
 霊山三蔵記念堂。
 六角形をした立派な建物に見とれる。
 周りも整備されて環境が素晴らしい。
 自然と歴史の重みが伝わって来る。

醒ヶ井養殖鱒場】