【山記録】
日時・天候 2015年02月08日(日)・雨/曇り
山名 臼杵ケ岳(697m)・ベンケイ(761.6m)
山域 鈴鹿
コースタイム
惚王神社(8:51)~林道終点(9:18)~自然歩道出会(9:34)~池(9:44)~上林神社(10:07-10:13)~山女原(10:17)~安楽越標識分岐(10:22)~カモシカ高原(10:45-50)~臼杵ケ岳昼食(11:33-12:19)~船石(13:23)~ベンケイ(13:49)~P637(14:20)~惚王神社(15:00)
●総タイム6時間09分(休憩タイム60分程度コミ)
距離/累積高度差 沿麺距離  12.1キロメートル 累積高度差(+m -m) 
団体名等 Gisuzuka20数名ほど ベンケイ三角点(

【足跡】

       2月8日am9時の天気図

     惣王神社前にある登山マップ絵図

    上の絵図を25000地形図に記す
 前日の天気予報は、午前は雨か雪。午後からは曇りと回復のきざしである。だが、日本海側は大雪なので滋賀県鈴鹿側の山は流動的である。
 帰宅してから、気象庁当日午前9時の天気図(左)を見ると本州は二つの低気圧に挟まれ日本海と紀州沖に雨か雪の前線が張出し全国的に天気は悪い。
 この天気図を見ていたら山へ出かけることはなかったが、自分は「午後から回復するものと」勝手に思い込み参加したが、集合地で取りやめた者も多くいて有志のみで決行した。
 当日の天候は、山に雪は降らず冷たい雨が朝から15時前まで降り続いた。冷たい雨の降る山登りは高齢者になってからは余り経験のないことである。
 カッパを着て歩くと、どうしても汗が内部にこもり発散しにくい。雪なら払いのけることはできるが冷たい雨はそれができないので中の衣類は汗でベタ濡れである。 体温はどんどんと奪われ低下していくので、昼食時は寒い寒いと声があっちこっちできこえる。これを解決するには、休まずに歩き続けるしかない。
 長時間冷雨にさらされると低体温症になる危険性もありだが、今日は風が弱かったので助かった。皆、無事下山できた。低山といえども積雪のある山なのでお天気には要注意ということを痛感した。

 登山口は、黒滝・惣王神社である。
 左、神社前に「弁慶・御所平・船石」への登山口と書かれた立札あり。立札の下に登山マップ絵図あり。絵図は手書で書かれた省略図である。
 ベンケイや船石へは、太郎谷川沿いを歩いて行く。 我々が本日歩く山女原経由ベンケイルートの約1/3程度の近距離である。
 8時51分冷たい雨が降る中、登山口を出発。神社から100m先に橋がある。橋を渡らずに行くとマップ絵図の道である。本コースは、山女原経由で向かうので橋を渡り林道を行く。少し先に来ると数センチの積雪あり。登山口から20分ほどで林道終点に着く。この先は山道で尾根へいたる谷筋を歩く。ここは、雨と雪をこねたドロとなり滑りやすい難路だった。
 池ケ原集落跡に来ると昭和56年離村と記した石碑があるのみ30数年も経つと何もかも消えていたが、道沿いにある茶木のみが延び放題となっていた。
 上林神社に来て暫く休憩をとる。
 安楽越分岐を左へカモシカ高原まで東海自然歩道を歩く。今日は、雨が降り続いていたのでひたすら我慢の山行であった。

【軌跡図ー山旅改訂25000図87%縮小

【鳥瞰図 四方草山1288メートル上空から撮影 

登山口の土山町黒滝・惣王神社】 

【林道を行く 

林道の積雪は5cm程度。
下、林道終点。

【雪をコネた雨の谷筋は、泥まみれで滑りやすく苦戦 

【降りていくと池に出る

尾根に出て軟弱なところから解放される。降りていくと溜池がある。

【池ケ原集落跡】  

石碑の後ろに昭和56年離村と書かれていた。
近くに筒井家墓地らしき石碑あり。

【上林神社で休憩 

 神社境内には山の神も祭られていた。大木があり歴史の重みを感ずる。

【山女原】 

山女原(アケンバラ)と読む。
村の外れに「安楽越とかもしか高原」の分岐標識が建つ。

 近江国と伊勢国との峠が安楽越である。   歴史街道であったことの説明が書かれている。
左、カモシカ高原。
右、安楽越。

【かもしか高原道への道をとる】 

 最初は、舗装した広い道だが途中から未舗装の林道を行く。右、林道終点の東海自然歩道。ここから山道となる。

【東海自然歩道だがやや荒れ気味】 
東海自然歩も年数を経ているようです。
 一部ロープが張ってあった。

【かもしか高原 

 東海自然歩道「カモシカ高原」の標識がたつ。

 【臼杵ケ岳で昼食をとる

【船石 

左、晴れていれば三重県側の景観が良いのだが今日は何もみえない。

【分岐標識】 

 臼杵山・ベンケイ分岐標識。船石から少し戻ったところにこの標識あり。

【ベンケイ】  
 ベンケイは樹林の中だが晴れていれば明るい感じがする。

【P637】 

やや広い平らな土地に出る。こんもりしたところに「いせ愛山会」のP637の標識あり。

【やっと雨が止み南側の山が見えた。】 

 見えている山は、安楽越辺りへ続く山でしょうか。

【フエンス沿いに歩いて下山 

惣王神社に下山 

 低山ながらボリュウムのある冬山訓練山行でした。