【山記録】
日時天候 2015年6月14日(日)・曇り
山名標高 伊吹山(1377m)
山域 日本百名山(岐阜・滋賀県境)
コースタイム
駐車地(8:37)~伊吹神社(8:45)~三の丸跡(9:24)~本丸跡(9:29-38)~分岐1(9:46)~弥高山(10:12-10:19)~分岐3(10:41)~広い草原(11:10-22)~五合目(11:27)~七合目(12:07)~伊吹山(12:36-13:25)~七合目付近分岐(14:08)~尾根休憩(14:31-36)~分岐3(15:13)~弥高山(15:35)~分岐2(15:41)~弥高寺本坊跡(15:57)~分岐1(16:17)~本丸跡(16:24)~伊吹神社(17:00-05)駐車地(17:13)
総タイム8時間36分(休憩(90分程度含む)
距離/累積高度差 沿麺距離 15.2キロメートル 累積高度差(+m -m)  伊吹山三角点
団体名等 Gisuzuka

【軌跡ログ25000図81%縮小

【足跡】
<登山口は、国史跡>
 梅雨時の降水確率は、変化が大きい。前夜、降水確立50%から30%へと変わり決行が確定した。
 当日、早朝の三重県側は小雨がパラツク。名神高速で岐阜に入ると雲は多いが雨の心配はない。
 集合地は、国道365号線沿い関ケ原の小広場。
 集合地から相乗りし上平寺(じょうへいじ)の駐車場へと来る。
 そこから徒歩10分で登山口の伊吹神社に着く。

 伊吹神社8時45分発。
 登山口の近江神社は、戦国時代北近江を支配した「京極氏の館跡」がある。
 山城跡は、標高669mに「上平寺城跡」。寺院跡は、標高715mに「弥高氏跡」がある。
 これらは、平成16年京極氏遺跡として国史跡に指定された。
 このことにより周辺一帯は「弥高氏跡遺跡」として各々に案内板等が設置されている。
 また、山城跡や寺院跡を散策できるよう道標等も整備されている。
 しかしながら歩くコース全体が暗く陰気な感じがする。
 暗い谷筋は、ヒルの棲家で殆どの人がヒルに食らいつかれた。

 伊吹山登山コースとしては、大いに役立っている。
 だが、整備されているのは弥高山(838m)手前まででほんに序の口に過ぎない。
 弥高山から先は、登山道はない。
 標高差1000m沿面距離15キロほどありかなりハードな山行きであった。
 
<弥高山分岐、上りは谷筋から下りは尾根を行く> 
 弥高山10時19分発。
 弥高山から20分ほどで分岐に来る。
 尾根側と谷側にテープはあるが標識はない。弥高山から来ると尾根側に入りやすい。
 今回は谷筋へと進む。30m進んで間違いと気づいてバックした。
 上り、谷筋。迷いやすいところあり。
 下り、尾根筋。笹のやぶがあり。石灰岩がゴロコロした尾根筋には高山の花が咲いていた。

<伊吹山>
 12時半山頂着。天気は、曇りで遠くは霞んでいた。
 南の霊仙山周辺の山は確認できたが北の金糞岳は分からなかった。
 山頂は、昼食時でかなりの人が弁当を食べていた。曇空に連凧が右に左に舞う。
 我々は、三角点近くでK氏の天高く上がる凧を見ながら弁当を食べる。
 車で上がってきたような軽装の人も多く見受ける。
 ドライブウエイが出来てから、伊吹山は食べ物店やみやげ物店が数軒できた。
 ここは観光化し下界と余り変わらない。
 深田久弥(日本百名山著書)伊吹山に書かれている一節、
 「私は山の混雑は大嫌い誰もいない山腹を一人登っていくのが好きとある」
 多分、今の現状なら伊吹山は日本百名山にならなかったような気もする。

【駐車地から伊吹神社へ 
上右、
 駐車地は、伊勢湾と琵琶湖の分水嶺らしい。
 分水嶺公園という名の看板があった。

前半の山道は、京極氏の遺跡を辿る】 
 登山口の近江神社は、戦国時代北近江を支配した京極氏の館跡である。
 平成16年国史跡として指定された。

 標高669mに上平寺城跡、
 標高715mに弥高氏跡がある。
 この遺跡を辿り伊吹山へ登るが、弥高山(838m)から先は整備した登山道はなくマニアー向。

伊吹神社】 

【谷筋に来るとヒルが待ち構えていた

【大堀切】 
 説明版によると、敵の侵入を防ぐため人工的に尾根を切断したとある

【三の丸跡】  

上平寺城本丸跡】 
 本丸跡は、戦いに備えた京極氏の山城跡。土塁や堀などで守られた戦国時代の城跡。

 本丸跡に来てヒルに食われたと悲鳴がアチコチで聞かれる。
 殆どの人が被害にあったようだ。
 自分は、靴の中に4匹入っていた。
 
 

【分岐1】 

上平城跡と弥高寺本坊跡との分岐

【三角点のある弥高山は標高838m】 

弥高山に来ると展望が開けるが標識はなし。三角点は、西方向50mほど行ったヤブの中にあり分かりにくい。

分岐2】 

上りと下りの分岐点で双方にテープがあるが分岐の標識はなし。
弥高山から来ると尾根の方へと自然と足が向きやすい。ここは谷側へ。

【谷を乗越す 

 ロープのある足場の悪いところを越え谷を乗り越す。悪天候の場合は注意。(地図上では危険とある)

【不明瞭な道】 
 いつの間にか先頭グループとは離れてしまう。
 側には女性と二人だけ。
 前を見ると幾つも踏み跡があり分かりにくい。 最後はGPSに助けてもらう。

【広い草原に出る 
上、草原に出たところで暫く休憩。

左、五号目少し上から見た休憩地。
 白い人影辺りで休憩する。
 

【五号目辺りで合流】 

【七号目】  

【八号目付近】 


【伊吹山三角点と日本武尊】 

上左
伊吹山三角点
上右、
日本武尊(やまとたけるのみこと)

左、
遠景から撮る

【伊吹山山頂は大賑わい】 

食べるものメニュウはいろいろあり】 


分岐4】 
 分岐地点には標識なし。
一般道は、赤線。弥高尾根への入口は分かりづらい。

弥高尾根 
 弥高尾根には、花が多く咲いていた。
 石灰岩が、露出し歩きづらい。

ヤブコギ 
 前に見える山が弥高山。
 この先、鞍部まで下るが、笹の中へ突入ヤブをコグ。


ここは、ヤブから一時抜けた場所でこの後もヤブコギが続く】
今日の天気は、遠くは霞んで写真撮影に不適。
伊吹山全景が撮れた写真はこの1枚のみ。

【ヤブから抜けた地点
 鞍部から上がると弥高本坊跡に出る。

弥高本坊跡】 
標高715m。
伊吹山中腹に建てられた伊吹四か寺の中心的寺院でひな状段に寺坊跡あり。
 案内板には、「琵琶湖や濃尾平野が一望できる」とあるが確認できなかった。

下、新幹線が走っているのが見えた。

【行者谷 
東西約35m×奥行き約6mの平地で行者谷と呼ばれている。中央に池と石室がある。

伊吹神社への道】 
 17時伊吹神社参道着(左)。
 かなりハードな山行きで疲れたが、全員何とか無事下山できた。

伊吹に咲いていた花】