【山記録】
 土倉岳三角点( 1049.4m)
日時天候 2016年03月20日(日)・曇り
山名標高 土倉岳(1049.4m)・御池岳(1247m)
山域 鈴鹿
コースタイム
小又谷出会広場(8:21)~ノタノ坂(9:02)~鉄塔(9:15)~P869()~P942()~河倉峠(9:49-55)~土倉岳(10:14-19)~テーブルランド口(10:39-44)~P1194(11:11)~奥の平南峰()~丸山(11:30-33)~ボタンブチ(11:43)~幸助の池(11:50-12:42)~丁字尾根口(12:52)~ブナ権現(13:13-16)~P967()~P918(14:02-07)~P878(14:28)~尾根分岐~林道(14:55)~小又谷出会広場(15:15)
総タイム6時間54分(休憩80分程度含む)
距離/累積高度差 沿麺距離11.5キロメートル 累積高度差(+m -m) 
団体名等 Gisuzuka47名

【軌跡ログー山旅40000図100%

【鳥瞰図 天狗堂上空1288メートルから撮影 

【足跡 
 毎年3月、残雪の御池岳を歩く計画に参加した。
 昨年は、適当に雪がしまり太陽があたる青のドリーネが見られ感動した。
 今年も気になるのがお天気である。
 リーダからの情報によると、「曇り時々晴れ降水確率30%」今回は、雪はなくワカンやアイゼンは不要。
 テーブルランドの急登・急降下は、粘土質で滑りやすいのでゆっくり安全に歩くことを心がけること。
 当日のお天気は、雨こそ降らなかったが予想とは違っていた。
 登山口の小又谷出会いから土倉岳までは、曇りで風冷たく春近しの山。
 御池に来ると、濃いガスに覆われ気温が一段と下がる。
 アラレが舞い小さな樹氷が張りつき荒れ気味の冬山でした。

 濃いガスにより目標の山は見えず。御池土倉口からP1194までは、山感で歩く。
 P1194から先の地形は、一見広くて踏み跡が幾つかに分かれている。
 トップのサブから「どちらかの道を取るべきか」と尋ねられたのでGPSで「奥の平」の方向を探る。
 右か左か迷ったが、左を選択した。
 結果は、尾根筋をやや外れ大回りをして「奥の平南峰」へ到着した。
 今の御池は、笹など障害物は殆どないので自由自在に歩けるがガスに覆われると方向が全く分からない。
 経験者といえどもコンパスと地図がないと広い台地をさ迷うのが御池の怖さである。
 「奥の平」辺りであった単独男性もコンパスと地図と睨めっこしながら何度も立ち止まり現佐地を確認していた。
 予定では、奥の平からボタンブチに降りることになっていたが時間的にも余裕があるので丸山まで行くことになった。奥の平から丸山は尾根筋で分かりやすい。
 この冷凍の台地に来て、昼食を何処でとるかが問題である。
 リーダとサブで検討した結果、風を避け「幸助の池」と決めた。
 幸助の池は、ぼんやりと見えるが底は凍結しているようだ。
 この濃いガスの中では、お池や崖淵からの展望も期待できない。
 早く退散することが安全登山の必携である
 ルートを間違わずに歩くことを優先し予定よりも1時間も早く駐車地に到着した。

【小又谷出会広場 

空は、曇っている。
大勢の参加者で広場に駐車できない。

小又谷へ降りる】 
 堰止めから落ちる水音はいつもより静か。  雪解け水は少ないようだ。

ノタノ坂への谷道】


ノタノ坂 
 尾根で植林と雑木に別れる。
 反対側を降りて行くと茨川集落跡から治田峠を経て三重県側の大安町石槫へ続く古道。

P869

藤原岳・多志田山がぼんやりと見える。

【河倉峠】  
 ここまで来ると、土倉岳が顔を出す。

【土倉岳 

三月、雪がなし。通常なら雪の下に埋もれているのだが、(この時期)裸の三角点を見たのは初めてだ。この先、ガスに覆われ視界悪し。

【御池土倉口】 
 昨年来たときには標識はなかったが、新しく設けられた。土倉岳へ下降するときは分かりにくいのでこの標識は有難い。

【奥の平南峰 

テーブルランドに小さな樹氷が張り付く。

【奥の平 

 昨年は、なかったネットが張られている。 
鹿、対策だろう。テーブルランドは、老木ばかりが目立つ。新しい木を育てるための策かなぁ。

【丸山 

 丸山、御池の山頂は平凡な台地。ここも寂れて居るような感じがする。

ボタンブチ 
雄大な景観は、ガスに包まれ見えず。

【幸助の池で昼食】 

冷たい風に冷やされブルブルと皆が震えた。池の表面は、凍っているようだ。

【御池】  

左、東池。
右、青のドリーネ。

【丁字尾根入口】 
 ここへ来るたびに悪夢がよみがえる。    丁字尾根口から50m程降りたら左の尾根へ。
 直進しやすいので要注意。
 直進は、ゴロ谷。
 天気が悪いと死の淵をさ迷うことになる。

ブナ権現】 

 ブナの大木が林立する。全員の記念写真を撮る。

標高1010m付近。広くて緩い尾根を行く】 
 ブナ林の広い大地。新芽が出るとパラダイスの森に変わる。

P967手前のヤセ尾根 

右、P967。岩場もあり滑落注意。

ブナノの大木】 

左、標高887m付近。前の山がP918。
右、シンボルのブナ。

【P918 
 P918の標識。昨年はなかった。
 この標識とてもシンプルで周りの雰囲気にマッチしている。

P878】 

右、P878。ここから林道までは下るのみ。

御池林道へ下山】 
 丁字ルート。以前は、踏み跡薄かったが(登山者が多いのか)今やしっかりとした道がついてる。

御池岳池巡り軌跡ログ