【山記録】
日時天候 2016年06月12日(日)曇り/
山名標高 水沢岳(1029.2m)・大洞の頭(915m)・白滝山(841m)
山域 鈴鹿
コースタイム
集合地(8:15)~林道口バリケード(8:27)~林道分岐A(8:40)~林道分岐B(9:20)~谷源流(9:35)~水沢峠(10:12)~水沢岳(10:47)~鎌西端(11:24)~標高1010m地点昼食(11:32-12:15)~大洞谷の頭(12:37)~白滝山(13:19)~林道出会い(14:30)~駐車地(15:00) 
総タイム6時間45分(休憩80分程度含む)
距離/累積高度差 沿麺距離 11.8キロメートル 累積高度差(+1075m -1117m) 
団体名等 Gisuzuka31名 水沢岳三角点

【軌跡図ー山旅40000図

【足跡】
<梅雨期>
 梅雨入りで全国的に天気は安定しない。
 降水確率70%で山行きは中止となる。
 前日(11日)の天気予報は、降水確率40%。午後6時から70%なので山行きは決行ということになる。
 当日(12日)、朝から小雨がちらついていたが鈴鹿峠まで行ってみることにした。
 鈴鹿トンネルを抜け滋賀県側に入ると雨は降っていなかったが、雲の流れは雨模様である。
 雨覚悟で参加することにした。

<設定コース>
 往路は、野洲川口~元越谷林道~元越谷源流~水沢峠~鎌尾根~鎌ケ岳。
 復路は、鎌ケ岳~鎌尾根西端~大洞の頭~白滝山~野洲川口
 水沢峠に来たら雨が激しくなり視界も効かず鎌尾根西端で復路を辿り(リーダは危険を避け)鎌ケ岳行きを中止した。例え強行するといわれても鎌尾根を知り尽くしている自分は行かなかっただろう。

<滋賀県側からのアプローチ>
 鎌ケ岳へは、アカヤシオの咲くころ宮妻峡(三重県)から何度も県境尾根を歩いて登った。
 滋賀県側の元越谷を遡ったことはあるが、登山道を歩いたのは今回が初めてだ。
 三重県側に比べると往路も復路も険しかった。

 鈴鹿の名本「鈴鹿の山と谷」にも大河原越ルートの様子が記述されている。
 その一部を紹介すると、
 伊勢水沢から甲賀大河原への道は、近江商人等により間道として盛んに利用されたがかなりの険路であった
 現在は、登山者しか通らない峠越えとなってしまい荒れている。近江側は特にひどい。
 近江側から水沢峠に至る道は、困難を極みルートファインディングを必要とする。
 元越谷に通じる林道から入るが、ゲートが設置されており車の通行はできない。
 林道の終点から歩道は、谷に降りている。
 右岸沿いを行くと左俣の水量の多い支流に出会って道が怪しくなる。
 対岸の台地上の杉林の中に細々と踏み跡があり、これを辿るとおおむね右岸通しに続く踏み跡を利用して源流に至る。失敗すると手強い藪コギとなって難渋することになる。
 峠は、小さな窓で数人で一杯となりとても昔賑わった峠とは思えない。

<現況分析>
 著者の西尾氏は、左岸の多い水量に出会って道が怪しくなりルートファインディングを必要と書かれている。   これは何を意味するか。多分、元越谷沿いに歩いたものと推測する。
 元越谷へは沢登で一度行ったことがある。花崗岩の美しい渓谷であった。
 今日は、林道を歩いて源流近くまで行けたのでルートファインディングの必要はない。
 近年、林道が奥深いところまで延びているので現況は様変わりしているようだ。
 但し、源流からは峠までは厳しかった。

【駐車地、8時15分発 
R477号(鈴鹿スカイライン)深山橋付近に駐車する。

登山口】 

野洲川に架かる橋を渡ると「水沢峠」への標識

林道には、ウツギの花が彩る】 


林道口ー通行止めバリケードあり。】

 橋の袂から10分ほど歩くと通行止めバリケードあり。 
 右端に、人が通れるほどの隙間あり

【堰堤工事現場を通る】  

本日は、作業をしていなかった。

林道分岐A(標高560m) 
 元越谷との分岐。
 水沢峠へは、左道をとる。
 右は沢登りルート。

【天気予報より早く雨が降ってきた】 
滋賀県南部の天気予報では、
 降水確率は18時までは、40%。
18時以降70%だった。

【林道分岐B(標高695m)】 
 この地点、左と右に林道分岐。
 水沢峠へは、右の谷へと降りていく。
 左、地形図に書かれていない林道あり。
 
 

谷の源流部へと降りていく】 


谷の上流部に来る】 


水沢峠】 

【切れたザラ場 

【水沢岳】 

【危険なキノコ岩通過】  

【切れ場】 

【鎌西端分岐から西尾根へ向かう】 


【昼食地 

【大洞の頭 

尾根筋にギンリョウソウか゜咲く】 


白滝山】 

【急降下で緊張する】 


林道が見えてきた】 

14時30分林道へ下山】 
 ここから30分歩いて15時駐車地に戻る。