【花の霊仙山探訪】
 藤原岳で見た福寿草。
 それは朝の陽光に目覚めパット花芯が開くと中からパラボラアンテナが飛び出し、太陽を追いながら顔が移動していく光景を観察した。この花の持つ不思議なパワに感動した。それ以来福寿草を毎年追い続けているのだが、この情景に今だ接していない。
 花の百名山霊仙山。
 4月3日、山頂付近にかなりあった雪も消え、今や北側の斜面に残雪あるのみ、すっかり春の山に模様替えし、ミスミ草・福寿草・カタクリなどが顔を出す。
 お目当ての福寿草は、日当りの良い石灰岩の斜面に群生していた。
 シカの糞が散らばり肥やしになるのか花は大きくて見応えがある。
 しかし、今日は厚い雲に覆われ花の輝きは今一冴えず、パラボラもお預けとなる。花を踏みつけないようチュウイチュウイしながら写真を撮る。
 だか、風が強く花はゆらゆら動いてピントが定まらずピンボケ写真多し。ましな写真を幾つかアツプすることにした。

【福寿草】