【山記録】
日時天候 2005年06月05日(日)曇り23℃
山名標高 三人山(1014m)東雨乞岳(1226m)七人山(1073m)
山域 鈴鹿
コースタイム
茨谷口.(08:35)〜一服峠(08:50)〜沢谷峠(09:10)〜三人山(09:45)〜東雨乞岳(10:45〜11:00)〜人寄りのコバ(11:40〜12:20)〜七人山(12:32)〜クラ谷(13:00〜13:15)〜沢谷峠(14:05)〜茨谷口(14:30)
○総時間 5時間55分(休憩90分程度含む)
距離/累積高度差
人数等 suzukaiyg30数名 三人山プレイト

【参考図

【足跡】
<登山口>
 武平トンネル西口から滋賀県側を少し下ると茨谷出会いである。(一般ルートは武平トンネル西口から入る)
 茨谷から郡界尾根伝いに東雨乞岳へのコースを行く。
 東雨乞岳から七人山へは、バリエションルートを使って七人山を縦断し、クラ谷〜沢谷乗越し〜郡界尾根〜茨谷へ戻って来た。総タイム6時間。バリエションルート以外の道は、比較的しっかりした道で歩き良かった。郡界尾根コースを行くのは、今回で二度目の挑戦である。途中、久居市から来た山グループと出会うが立ち往生していた。初めての者ばかりで来たとのこと。山が深いだけに、経験者がいないとこのコースは難しいかも。

<郡界尾根筋>
 沢谷峠や東雨乞岳の展望は、ガスがかかっていたので残念。東雨乞岳から戻って来た途中の笹ヤブから、霞みのない釈迦岳、国見岳、御在所岳、武平峠、鎌ケ岳、鎌尾根、水沢岳など鈴鹿の主峰が見えた。
 イイナのコバは、大きなブナ林がV字形に切り込む源頭だが、谷に陰光と明光が射し、独特の景観を醸し出していたのがとても良かった。急な道だが道は良く踏まれている。上部へ来ると笹が出てくるが、クラ谷から登ると笹のトンネルに悩まされるが、こちらは手入れがされていて歩きやすい。

 鞍部に来て久居市から来た山グループの人たちに追いつく。
 道が分からず立ち往生していた。武平峠〜沢谷越しから初めて来たが、どうやらテープを頼りに来たらしい。一番後ろにいた写真屋さん(仲間がそう呼んでいた)と話をする。「地図は、持っている持っている」と強調していたが現在地が分からんようだ。私達と一緒に行きたいような口ぶりだったが、この先は一本道で、東雨乞岳に出ると云ったら「よっしゃ」と云って元気に上がって行っ濃いブナの木の中は明るくてツツジやドウダンが咲く、尾根道は何とも気持ちが良い。
 
<七人山>
 何処が山頂か分からなかったが、ブナの木に山頂名の字が彫ってあった。山頂部から奥は広々とした台地。ブナの木に混じってドウダンツツジが多いのに驚かされる
 
七人山の由来を鈴鹿の山と谷で調べたが、明確な記述はなかった。
 「七人山とは山そのもの形状に関係なく山の持主が七人であるとか、念仏ハゲ同様、千草超を旅する宗教家が何らかの関与をしているかも知れぬ」と記述されていた。

【駐車地と登山口】
武平峠から下った所の国道駐車場(滋賀側)へ車を止める。
 中央の山の向こう側が茨谷。歩いて5分程度。
 ヘアピンカーブの所から上がる。左下から茨谷が御在所岳に向かって切れ込んでいる。茨谷の中に入るとそま道あり。

【一服峠】

郡界尾根に出る(左雨乞岳、右クラ谷)と木の幹に一ぷく峠とある。

【沢谷峠】

の南側は切り開けている。鎌ケ岳方面は雲に覆われ見えず、国道477号線が中腹を縫うて近江側へと道が続く北斜面は、神崎川の支谷沢谷の源頭で、ブナやミズナラの深い樹林

【イイナのコバ】

 右下から谷がV字形に切り込む源頭に向かってゆるく登ると、深々と積もった落ち葉が山を覆い下草もない周りは濃いブナの木に覆われている谷筋がイイナのコバ。左、三人山。

【三人山】

イイナのコバ左斜面を3分も登ると三人山に到着する。ここへ来る人は少ないのか付近は荒れていない。1014mの標識が一つ寂しそうに木の枝にぶら下がっていた。

【東雨乞岳への登り道】

左、鞍部への道。
右、鞍部。
下、登坂路

【東雨乞岳】

東雨乞岳山頂へ来たらガスで視界悪し。冷たい風が吹き少し寒い、一息いれたら直ぐ出発する。
 左、雨乞岳への縦走路。一瞬、ガスが切れたのでシャッターを押す。

【七人山へはバリルートを行く】
東雨乞岳山頂から来た道を少しバックする。御在所岳が見えた地点で、笹ヤブの中へ入る。御在所岳の前にある山が、これから上る七人山だが頂上部は見えない。尾根がクラ谷へ落ち込んでいる。

【谷へ降りる】

ブナの森は気持ちが良い。道がないので適当に降りたら、少し右にズレたようだ。左よりに方向を変えると谷の上部に疎道があった。(写真左)右の方向には、テープも巻かれいた地図を見るクラ谷分岐の方へと行くような気がした

【人寄りのコバ】

上を見ても下を見ても緑の美しい台地は人の心を癒してくれる場所。山はええなぁまた来たいなぁとつぶやいた。弁当を広げおいしい空気を一杯吸った。道なりに行くと数分で尾根に出る。
左、
七人山伸びる尾根。

【七人山】
左、
七人山山頂。
山名が木に彫られていた