【山記録】
日時天候 2006年02月25日(日)
山名標高 藤原岳(1171m)
山域 鈴鹿いなべ市
コースタイム
大貝戸(8:00)〜八合目(9:40-9:50)〜藤原小屋(11:05〜11:25)頭陀ケ平(12:20)〜非難小屋(13:35)〜大貝戸(15:35)
○総タイム7時間30分(休憩タイム)
距離/累積高度差
人数等 3人

【足跡】
 自宅から1時間45分経て藤原町大貝戸の駐車場に到着。
 駐車場には、既に3台車が駐車していた。
 駐車場と一帯となった休憩所は今も閉鎖され便所も使えない。何に問題があるのか知らないが、閉鎖が余りにも長い。登山者用に造られた施設なので一日も早く開設して欲しいものだ。

 今日は「人の少ない2月になんとか福寿草を見つけられないものか」との思いで標高差千メートルの厳しい残雪の藤原岳へ来た。今年は、鈴鹿に大雪が降ったので、今もかなり積雪があるものと思い大貝戸から登ることにしたが、雪はかなり後退し、七号目から積雪が見られた。

 八合目は、聖宝寺から来た道との合流地でもある。雪深い冬コースを歩くのでアイゼンを付ける。冬コースは、(ショートカットにつき)時間的に短縮できるのでありがたいが、傾斜がきつく足場も悪いので滑りやすい。初心者(同伴の女性)には、厳しいコースだ。足場を固め時間をかけ慎重に歩いたので大貝戸から藤原小屋まで3時間も要した。

 小屋付近には残雪があり、青空と白い山とのコントラストが素晴らしい。同伴者も緊張から解放されたのか来て良かったとの声が飛ぶ。小屋の中に入ると4人ほど先客がいて食事の準備をしていた。私たちもここで食事を取ることにした。食事を終えいよいよ福寿草を探しに天狗岩・頭陀ケ平方面に向かう。小屋の裏から最初のコブへ向かうが登山道には雪もなく人もいなくて歩きやすい。二つ目のコブに来る登山道にも雪がある。雪の消えたところに黄色い花を見つけた。福寿草だ。今、顔を出したばかりである。何と瑞々しくて宝石のように輝いているではないか。辺りを見渡すと、蕾を開けそうにしている花を沢山見つけた。
 3月になったらこの付近一面に咲くことだろう。少し先の登山道にも蕾の花を見つけた。帰りに見たら蕾の花は、春のような陽光を受け一気に開花していたので二度びっくりさせられた。辺りに誰もいないので静かな花園に酔いしれた。やっぱりこの時期には来てよかった。
 女神のような藤原岳に乾杯をーー

【八合目から冬山道を登る】

右、九合目から先の急坂。
藤原山荘(下の写真)へ3時間かかって到着。青い空と白い雪、周りに人は見られず静かなる雰囲気が良い。

【青い空と白い雪が広がる。】

【春の陽光にお目覚めの福寿草】

【天狗岩からの展望】
天狗平から御池岳。