【山記録】 
日時天候 2018年01月07日(日)
山名標高 松尾寺山(469m)・高取山(610m)・向山(632m)
山域 鈴鹿
コースタイム
山比古湧水広場(08:40)~林道分岐(09:20)~松尾寺山(09:50-10:00)~鞍部(10:20)~高取山昼食(11:02-12:00)~向山(12:17-35)~山比古峠(13:00-15)~山比古湧水広場(13:50)
総タイム05時間10分(休憩80分程度含む)
距離/累積高度差 沿麺距離 7.3キロメートル 累積高度差(+837m -813m) 
団体名等 Gisuzuka  名

【軌跡図ー山旅12500図81%縮小】赤線は上り青線は下り

【カシミール標高距離図】

足跡
<初めに> 
 宇曽川流域は。松尾寺山・高取山・向山・アカイシ・押立山で形成されている。
 今回は、流域北部の三山を周回するコースである。
 松尾寺山・高取山・向山三山合わせても、アカイシ・押立山より小さい。
 三山は、扇形のように寄りあっている。
 この三山を遠方から見ようと探したが、押立山の稜線が張り出していてなかなかとらえられない。
 国道307号の里から狭い一角にようやく三山が見えた。
 1月、白く薄化粧をした松尾寺山・高取山・向山三山は、
雪山入門コースでもある。
 新年になってからの初登頂である。

 8時30分道の駅マーガレットステイションに集合。
 冬用タイヤを装備した車に分乗し登山口の山比古湧水へと向かう。
 宇曽川に架かる橋の手前でR307号を右折れ、河川沿いに走る。
 宇曽川ダム管理塔手前辺りから道路脇に雪が見受けられるが通行に支障はない。
 緩やかな坂を上っていくと間もなく山比古湧水公園に到着する。
 トイレのある駐車場に車をとめるが、日陰となるスペースは凍結していた。
 
<登山口>
 山比古湧水公園が登山口。
 天候は、晴。風は弱く冷たし。気温は、体感で2℃前後。
 積雪は、駐車場付近で10cm位。山は15cm程度で予想より少ないが絶好の雪山登山日和。
 ワカンやアイゼンは、持っていたが雪質が柔らかく使わなかった。
 駐車地から堰堤に向かって歩く。
 200m位先
に来ると、車両通行止めのバリケードあり横をすり抜け通して貰う。
 宇曽川ダム湖が見える辺りに来ると所々でアイスバン状態となっており滑りやすい。
 一度、転倒したが怪我はなし。
 林道を奥へと進むと分岐に来る。
 左の谷道(林道)を行くのが正解だが、正面にも山道らしき踏み跡がありバックする。
 この辺は、地図で現在地をしっかり確認する必要あり。
 分岐から500mほど先、谷筋に来て林道と別れ右の尾根筋の山道に入る。
 (分岐には、テープや標識なし。行き過ぎないよう注意)
 ここから松尾寺への山道は、間違うような箇所はない。

<松尾寺山>
 山頂は、松尾寺山という名ではなく「秦川山469m」という名札がぶら下がっていた。
 山頂からの視界はなし。二等三角点あるのみ。
 松尾寺から100メートル先に来ると、タロー坊山と琵琶湖と白い比良の山脈が美しい。
 鞍部に来ると山比古湧水から伸びている林道に合流するがこの先は迷いやすいので注意。
 秦川山北峰に来ると金糞山・伊吹山や近江集落の展望よし。


<高取山>
 ヤブ尾根から高取山遊歩道に出る。
 明るい道の先に矢倉を組んだ建物が見えてきた高取山展望台だ。
 展望台からの景観は、空が澄んで遠くの比良の山々や湖北の横山辺りまできれいに見える。
 近くに白い伊吹山や霊仙山のど迫力ある眺めに息を飲む。
 展望台から5分ほどで山頂に着く。真っ直ぐ進むと八つ尾山に行ける。
 山頂は、長くて平たい台地でゆっとりとした感じ。
 
展望は、前が開けているので近江市街や霊仙山などワイドに見えるが高取展望台が素晴らしかったので今一という感じは否めない。
 日差しのある南斜面で1時間近く昼食をとる。
 温度計を見ると0℃風も弱く寒いながらも長時間居座れた。

<向山>
 
高取山から山比古峠まではヤブ尾根
 大きなコブが2つあり。手前が向山(640m)と向山東峰(620m)で何れも視界なし。
 以前あった標識も確認できなかった。
 2つのコブの鞍部に来ると大展望が望める。
 八ツ尾山の山肌が前面に居座る。
 背景の山脈は、「阿弥陀ケ峰・高室山・大見晴・茶野・鈴ケ岳・鈴北岳・御池岳」へと続く大パノラマが展開する。鈴鹿ベストテンに入る素晴らしい展望でした。

集合地

集合場所、道の駅マーガレットステイション8時30分。

【里から見た松尾寺山と高取山】


【登山口】
上、
山比古湧水公園駐車場付近。

左、
林道ゲート。

【林道歩き】
上、
宇曽川ダム湖が見える。
林道は凍結しアイスバン状態で滑りやすい。

左、
林道分岐手前。

【林道分岐】
上左、
林道から山道に入る。

左、
松尾寺山への山道を行く

【松尾寺(泰川)
上、
松尾寺山三角点。
山頂は視界なし。秦川山という名札がぶら下がっていた。

下、
鞍部(林道との合流)に降りていく。


【泰川山北峰】
秦川山北峰からは、近江の市街地が見える。

下、
白い伊吹山や金糞山が見えた。

【ヤブ尾根筋から高取道へ】
上、
ヤセ尾根を行く。雪が柔らかくてアイゼンは必要なし。


下、
高取遊歩道に出る。

高取展望台】
 高取展望台。
 遠くまで澄んでここからの眺めは、絶景でした。

 伊吹山・霊仙前衛の山(鍋尻山・高室山も迫力あり。

下、
近江の市街地と伊吹山と金糞が見える。

【高取山】
高取山。
気温0℃。風弱し。
 南斜面に陽が差すとこで昼食をとる
木についた雪が上から落下してくるが、気にしてはいられない。
 昼食タイム1時間粘る。

【向山手前からの展望】
 高取山から山比古峠まではヤブ尾根。
大きなコブが2つある。それが向山と向山東峰である。その鞍部からはパノラマの絶景にしびれた。

【向山東峰手前の鞍部】
左、
絶景地に出て皆さんの足が止まる。

下、絶景地から記念撮影。

【山比古峠】
 山比古峠。
 ここから宇曽川ダムの景観が素晴らしい。

山比古峠から巡視路を下り駐車地へ
 下の鉄塔からも宇曽川ダム湖の眺めが良い。
下、
縦走した来た
向山(左)と向山東峰(右)

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