【山記録】 
日時天候 2018年03月18日(日)曇り/
山名標高 土倉岳(1049.4m)・御池岳(1247m)
山域 鈴鹿
コースタイム
小又谷分岐広場(8:30)~ノタノ坂(9:12-20)~P869(9:35)~土倉真の谷分岐(10:12-20)~土倉岳(10:35-40)~テーブルランド口(11:03)~南峰(11:33-12:30)~丸山(12:45-50)~ボタンブチ(13:05-15)~碧のドリーネ(13:40-48)~T字尾根入口(13:05)~ブナ権現(14:05)~P918(14:50)~P878(15:16)~尾根分岐(15:32)~林道出会い(15:50)~小又谷分岐広場(16:10)
総タイム7時間40分(休憩タイム80分程度含む)
距離/累積高度差 沿麺距離12.7 キロメートル 累積高度差(+1248m -1155m) 
団体名等 Gisuzuka44名  土倉岳三等三角点

【動画】
 動画は、テーブルランドを撮影。
 お天気は、晴れたり曇ったりでしたが遠くまで見えていた。
一箇所、編集ズレ(天狗岩)あり
 音楽は、琴とハーモニカの二重演奏「荒城の月」。

軌跡ログ・国土地理院25000図

【鳥瞰図

カシバード標高・グラフ図】

【足跡】
 <前書き>
 御池岳は、四季いろいろの顔を持ち訪れる人を楽しませる。
 眞冬は、冷凍の世界でアマチュアには厳しすぎる。
 三月は、冬と春の顔を持ち行って見ないと分からないが残雪のある山に変わる。
 ワカン(又はスノーシュウ)とアイゼンがあれば、冬山軽装備で初心者でも挑戦できる。
 特に、テーブルランドはスノーシュウを履いて遊歩できる魅力的なコースである。
 GIsuzuka山会は、例年三月に「土倉岳~御池岳~丁字尾根」周回コースを計画してきた。
 自分は、2005年から参加してきたが早や13年となった。
 10年も経過すると、栄枯盛衰は世の習い。
 鈴鹿の山を知り尽くした岩野名リーダはもういない。当時の山仲間も少数と、寂しい限りである。
 鈴鹿へ来る会員は、70代前後の人が主流。断然、女性の方が多く元気である。

<東近江市エコツーリズム推進協議会が鈴鹿の山道を整備>
 3月18日、天気予報は「曇りときどき晴れ」。
 定刻の8時30分、小又谷林道出会を出発。
 茨川林道を奥へと進む。10分ほど先に来ると道と川が交わる場所に来る。
 普段水はないが、今は雪溶け水で増水し道に溢れていたが何とか靴を履いたまま渡れた。
 5分ほど進むと、「御池岳・茨川」と書かれた新看板あり。 
 東近江市エコツーリズム推進協議会が設置したものだ。
 今日、歩いた全コースでこの名札が出て来た。
 数年前までは難路だった丁字尾根だが、標識・テープ・登山道が整備され様変わりしていた。
 鈴鹿10座エコツーリズムと書かれた文字が気になる。
 そこで、母体である東近江市エコツーリズム推進協議会をネット検索したら
 下記のようなことが分かった。
  ①設立→平成28年5月25日。
  ②目的→東近江市の豊かな自然環境や歴史文化を活用し、
   気づきを与え資源に対する保全意識を高める。(環境庁のエコツーリズムから引用)
   行政文(環境庁)なので抽象的で分かりにくい。
   東近江市エコツーリズム推進協議会は、一体何を目指しているのか端的に書いてほしい。
  ③構成団体→びわ湖の森の生き物研究会・NPO法人遊林会・NPO法人愛のまちエコ倶楽部
    一般社団法人東近江市観光協会・株式会社モンベル・東近江市森と水政策課。
  ④鈴鹿10座山行計画の一例。
   主催→東近江市エコツーリズム推進協議会。
   山名→釈迦ヶ岳。
   日時→2018年5月12日(土)8:30~16:30 
   コース→八風谷登山口~八風峠~中峠~山頂 (往復)
   コースタイム→登り約3時間30分。下り約3時間。
   登山レベル→中級。
   見どころ→この時期、シロヤシオが県境稜線に多く見られ大変美しい。
          花崗岩の美しい渓谷なども楽しめる。
   集合地→道の駅奥永源寺渓流の里(滋賀県東近江市蓼畑町510番地)
   参加費→5,000円(ガイド料・保険料含む)
   定員→15名程度(先着順)
 
<御池岳レポ>
 ノタノ坂への標識に従い川へ降り橋を渡る。
 急斜面に付けられた谷筋の道は巡視路でもある。
 小谷を跨ぐハシゴは風雨にさらされ曲がっていた。
 42分ほどでノタノ坂に到着。2名体調が悪くリタイアしたとの情報あり。
 ノタノ坂で古道と別れ、土倉岳までアップダウンのある尾根筋の道を行く。
 15分ほどで、展望の良い鉄塔に到着。
 藤原岳~多志田山~孫田尾根の展望よし。休憩なしで先を急ぐ。
 10時35分、土倉岳に到着。
 この時期、雪に埋まっている事が多い三角点だが今日は雪がなく顔を出している。
 三角点の前には新しい「土倉岳」の山名が置かれていた。風に吹っ飛ばされずたくましい。
 土倉岳から御池土倉口までは急勾配の斜面である。
 御池のドデカイ顔が前面に現る。
 前半は、スケールの大きい山岳展望に皆の足が止まる。
 ボタンブチから藤原岳・多志田山まで迫力あるスクリーン。
 後半は、コース一番のきつい登りである。
 解けた雪の大地を選び一歩一歩足を前に出すとやがて天が見えてきた。

 11時03分、御池テーブルランドの淵に到着。
 苦しい登りを終え御池の淵に上がる。
 ノタノ坂、上にある鉄塔付近から土倉岳までの長い縦走路が見える。
 後ろは、樹林の美しい大地が広がるテーブルランド。
 ここは山上の楽園。
 空は、灰色だが疲れが一辺に吹っ飛び山登りは楽しいと思うのである。
 11時32分、御池南峰に到着。
 ゴツコヅしたカレフエントの間からバイケイソウの新芽が出ている。
 ここは、春高楼の花の宴。
 1時間ほど食事タイムの後、奥の平へと向かう。
 奥の平からの眺めが素敵だ。、
 低い平原の先がボタンブチで、その奥に天狗堂が堂々としている。
 白い平原と白い天狗堂の景観は圧巻である。今日は、黒白の景観で今一だった。
 遮るものない平原には、早春賦の冷たい風が吹いていた。
 12時45分、丸山着。
 御池のテッペンだが、余りにも平凡で風格がないのが御池岳らしい。
 13時、天狗岩・ボタンブチ着。
 天狗岩・ボタンブチは、御池の目玉だ。
 何度見ても飽きることのない景観だ。今度、来る時にもまた笑うておくれとサヨナラする。
 数ある池の中で一番恰好のよい池は、円形をした幸助の池と思う。池の水は、凍結していた。
 写真撮影に適した池は、アングルの良い碧のドリーネではなかろうか。
 撮影条件(青い空・積雪・光線)が、合致しないとなかなかきれいな写真は撮れない。
 チャンスは、一度しかなかった。
 その日は、2015年3月22日。下記に搭載する。

【小又谷出会広場】
上、
駐車地。

左、
登山口。
以前、標識はなかったが、今は登山者が多いので立派な標識が建つ

下、
登山口から10分ほどで道と川が交わる場所に来る。

【新標識が建つ

上、
林道を離れ川へ降りていくポイントに新標識が建つ。

【ノタノ坂】

ノタノ坂にも分かりやすい標識が建つ

【鉄塔からの景観】

【真の谷との分岐】
上、
真の谷と土倉岳分岐。
イワカカミが群生していた。

【土倉岳】
上、
土倉岳の三角点。
この時期、積雪で埋まっていることが多いが積雪なし。前に山名標識あり。

下、
土倉岳からドデカイ御池岳が迫力あり。

【テープルランドへようこそ】

【御池南峰で昼食】
 御池南峰で昼食。
 風は冷たい早春賦を感じる。

【奥の平】
上、
奥の平。

左、
奥の平からの景観。
中央がボタンブチ、背景は天狗堂
左、
Kさん(宝塚市)から送信されてきた写真。
 右端が管理人。

下、
草原の先は丸山へ。

【丸山】
 登山者と出会わなかったが、丸山を去る時にコグルミ谷から登ってきた女性2人が見えた。

【天狗岩】
上、
天狗岩。

左、
 本日ベスト写真。
 天狗岩からの景観。右の人がいないと恰好良い山男になるんだがね。

下、
ボタンブチから見た天狗岩。

【ボタンブチ】
上、
天狗岩から見たボタンブチ。

左、
ボタンブチ

下、
 希望者のみ限定といことで撮りました。

【幸助の池】
左、
幸助の池の底は凍結していた。

【碧のドリーネで遊ぶ】
左、
 童心に帰って皆楽しく滑りました。

【2015年3月22日撮影。碧のドリーネ

【丁字尾根口】
左、
 丁字尾根口に新標識の案内板あり。
 以前は、難路だったが、今日歩いた感じでは一般道と変わりなし。

【快適なルートを行く】
左、
樹林の美しい急激な下り。
三コブが見えた。
奥が、天狗岩。
中央が、ボタンブチ。

【ブナ権現で休憩】

【遭難死した場所に標識あり】
 岩場のヤセ尾根。
 新しくロープと標識が建つ。
 危険なところにも安全対策が施されている。

【P918】
 丁字尾根の中心地。
 間違いやすいところだが東近江市エコツーリズムの標識あり。

【P878】
P878。
下を巻いていく人が多い。

【御池林道へ下山】
 御池登山口へ下山。
 ここにも分かりやすい標識あり。
 yamap(のふたの活動日誌)