【山記録】 
日時天候 2018年09月02日(日)雲の多い晴。  
山名標高 三人山(1014m)東雨乞岳(1225m)・雨乞岳(1237.7m)・七人山(1073m)
山域 鈴鹿
コースタイム
武平峠西駐車場(08:30)~茨谷口(08:35)~いっぷく峠(09:05)~P967m(09:32)~三人山(10:10-23)~ひとよりのコバ(10:43-55)~東雨乞岳(11:40)~雨乞岳(11:55-12:05)~東雨乞岳(12:15-13:00)~七人山(13:30-42)~クラ谷分岐(14:35-50)~いっぷく峠(15:05)~茨谷口(15:25)~武平峠西駐車場(15:30)
総タイム7時間00分(休憩タイム70分程度含む))
距離/累積高度差 沿麺距離9.8 キロメートル 累積高度差(+1086m -1031m) 
団体名等 Gisuzzzuka43名   雨乞岳三角点

軌跡ログ・国土地理院25000図110%】

【カシバートで作成した鳥瞰図】

【カシミール3D標高・グラフ】

【足跡】
<登山レポ>
 今夏は、単独で奥日光の山(霜降高原~女峰山~男体山~太郎山)の大縦走を予定していた。
 突然、家内が手首を骨折し3ケ月間山から遠ざかることとなった。
 久しぶりにGisuzukの例会に参加する。
 本コースは、何度も登っているが、
 鈴鹿の山は、季節感があり変化があるので飽きることはない。
 R477号武平トンネル西側トンネル出口から少し先にある駐車地へ8時30分集合。
 駐車地から国道を300mほど下ると茨谷出会いに着く。ここが、登山口である。
 いっぷく峠まで標高差150mほど最初からきつい登りだ。いっぷく峠から少し下った広い尾根で休憩をとる。
 大人数なので前と後ろではかなり時間差ができる。後ろいることの多い自分は、水一杯飲む時間しかない。
 いつぷく峠から少し先のところで群界尾根は、左に入るので注意。
 沢谷峠を過ぎると鎌ケ岳のビューポイントがある。
 
 いっぷく峠から1時間ほどで三人山に到着。
 ここは広い谷間で二次林の森がある。
 美しい谷で両側は緩い斜面でV字の谷となっており自然環境が素晴らしいところである。鈴鹿の代表的な樹林がここにもあり。谷の頭辺りがイイナのコバと云われている。
 イイナノコバを降りたところが、「三ぷく峠」という名が木に書いてあった。
 ここから先は東雨乞岳への登り道がはじまる。

 「三ぷく峠」から60mほど登ったところか、「ひとよりのコバ」と東雨乞岳の分岐。
 標識・テープもなく踏み跡も薄いヤブっぽい荒れた斜面を歩く。分岐から10分ほどで「ひとよりコバ」に着く。
 広い緩やかな斜面にブナの大木の森。天井も見え意外と明るくて雰囲気がとても良い極楽の世界だ。
 長休憩をとりたいところだが、全員の記念写真を撮って出発する
 極楽の後は、地獄が待っていた。

 東雨乞岳尾根筋までの直登だ。標高差160mほどある。本コース中最大のきつい登りに青色吐息で登る。
 途中、オアシスとも云える展望岩がある。ここから御在所ケ岳・鎌ケ岳方面の展望が良く一息いれる。
 展望岩から先は、低い笹の海を漕ぎながら東雨乞岳へと向かう。
 希望者のみ雨乞岳へ向う。引き返して東雨乞岳で昼食をとる。
 東雨乞岳からの展望は、綿向山方面を除くと鈴鹿の山をほぼ見渡せる絶好の位置にある。
 白山や御嶽が見た記憶がある。
 
 1時間ほどの大休憩をした後、東雨乞岳直下に見えていた七人山へ向かう。
 東雨乞岳と七人山の峠にくると、
 7番札「武平峠と雨乞岳」と書かれた標識がある。
 七人山への→はあるが一般道として認知されていないようです。
 ピストンなら問題なしとの解釈にも読める。

 七人山は、ブナ木に覆われた広い尾根を歩く。
 ここは、グリーンに包まれ空気がうまい別天地である。
 鈴鹿に来て楽しかったと思う場所でもある。
 七人山の由来を鈴鹿の山と谷で調べたが、明確な記述はなかった。
 「七人山とは山そのもの形状に関係なく山の持主が七人であるとか、念仏ハゲ同様、千草超を旅する宗教家が何らかの関与をしているかも知れぬ」と記述されていた
 ただ広い尾根なので先端に来るとは間違いやすいので要注意。
 尾根の下降は、木に掴まりながら降りるとクラ谷の一般道(武平道)に出る。
 クラ谷は、秋の渓谷美が素晴らしいところ。

【当日の天気】

2日の天気は、雲の多い晴れでした。
やや蒸し暑い日で気温は30℃前後。
15時30分武平トンネ西口の駐車場に着いたら雨がってきた。

【武平峠西駐車場】

R477号武平トンネル西側トンネル出口付近の駐車地に8時30分集合。リーダが参加者の点呼をとる。

R477号線を歩いて茨谷から入る】
上、
国道477号線茨谷出会いから入る。
 入口には農林水産省の雨量計がある。
 いっぷく峠まで標高差約170mの急勾配を一気に登るのでかなりきつい。

左、
2015.11.15撮影。

【いっぷく峠】
上、
いっぷく峠。

下、
いっぷく峠から少し下った広い尾根で休憩。

【沢谷峠付近】

左、沢谷峠。沢谷峠を過ぎると鎌ケ岳のビューポイントがある。

【三人山といいなのコバ】
上、
三人山。

左、
谷間を歩いて「いいなのコバ」にきた三人さん。
 樹林が美しい。鈴鹿の隠れた秘境だったが今や踏み跡もしっかりついている。

下、
「いいなのコバ」

【ひとよりのコバ分岐】
左、
ひとよりのコバと東雨乞岳との分岐
直進、東雨乞岳。
右、ひとよりのコバ。

ひとよりのコバ
 人が余り来ないのにヒトヨリのコバという名称は痛快。
 今は亡き東近江市のIさんが名付けたのだろうか。
 ブナの大木の森。
 天井も見える大地なので、明るくて雰囲気が良い。
 
 
 

【きつい登り返し】
 ひとよりのコバから展望岩までの標高差130mの直登。
 70代の多い高齢者グループだが、皆元気だぜ。
 最初は、トップにいたが、
 最後は、どん尻の方でガンバリました。


【展望岩から鎌ケ岳・御在所ケ岳の展望良し】

【笹漕ぎの道】
 展望岩から東雨乞岳は腰辺りまである笹の海で歩きにくい。

【東雨乞岳から雨乞岳が前面に】

【雨乞岳】
上、
雨乞岳の標柱を前に記念写真。

左、
雨乞岳から見た東雨乞岳。

下、
中間部から見た鎌尾根と稲ケ谷。

【再び東雨乞岳に戻り昼食】
 東雨乞岳で絶景を見ながら昼食をとる。

 思い出すなぁ。あの時の素晴らしい青空をーー。
 時は、2014年9月14日10時50分。
 御嶽や乗鞍や白山も見えた。
 懐かしいメンバーもいるよなぁ。
 スマホから、石原裕次郎の「嘆きのメロディ」が聞こえていた。
 嘆きのメロデイ

歌手石原裕次郎

作詞荒木とよひさ
作曲三木たかし

淋しい背中をたとえ丸めても ひきずるその影は消せはしない 過去を話せばひとつやふたつ

だれにも言えない心の傷がある 終りない旅の終着駅に いつの日かひとりで たどりつくだけ 風よお前は 知っているのか 人はだれでも嘆きのメロディー


【13時、サヨナラ東雨乞岳】
 東雨乞岳から下る登山道は、以前から荒れていたが、溝から谷になりつつある。

【分岐】

七人山と武平峠道の分岐。人数点検のため立休憩。

【七人山】
 七人山の名の由来は不明。ブナの大木に囲まれた広い大地。
 樹の幹に山名が彫ってあるものは、色あせていた。見るたびに心に傷がつく。
新しい山名のプレイトもあった。

【間違いやすい地点】
左、
P1073。
ここは、広い大地で直進しやすいので要注意

【クラ谷へ降りる。降口は、滑りやすくやや危険】


【ここは、クラ谷分岐】
 この付近、谷が入り組んでいるので紛らわしい。看板を見るとここはクラ谷分岐とあります。
上左、
神崎川の看板のあるところが沢谷。その奥がコクイ谷と絵図に書かれてます。
上右、
谷名は書かれてませんが、沢谷ですがその先は?

【いっぷく峠へ戻ってきた】
 15時05分予定通りいっふく峠に無事到着。
 もう少しで、駐車場です。

 YAMAPのぶた活動日記