【山記録】   
日時天候 2018年09月16日(日)曇り  
山名標高 ザラノ(808m)高室山(818m)・倉骨山(756m)
山域 鈴鹿
コースタイム
大君ケ畑北広場(08:37)~林道終点(08:53)~P471(09:15)~ザラノ登り口(10:08)~ザラノ808m(11:00)~高室分岐(11:05)~鞍部(11:25)~高室山・昼食(12:05-13:12)~倉骨山(13:24)~鞍部(14:10)~P709m(14:25-30)~H650m降下点(14:53-15:05)~大君ケ畑北広場(15:30)
総タイム7時間07分(休憩タイム100分程度含む))
距離/累積高度差 沿麺距離7.80 キロメートル 累積高度差(+923m -863m) 
団体名等 Gisuzzzuka41名   高室山819m標識

軌跡ログー国土地理院12500図66%縮小

【カシバートによる鳥瞰図】

【カシミール3Dによる標高・グラフ】

【足跡】
 <大君ケ畑北広場へ駐車>
 前日の天気予報は、お昼から天気は回復し降水確率20%(滋賀県)とのこと。
 集合地は、国道306号線佐目トンネル西口広場8時30分。
 三重県側へ抜ける道は、通行止めとなっている。
 時間前に全員が集合したので相乗りで集合地を出発する。
 集合地から20分程で大君ケ畑(おじがはた)北広場へ到着した。
 広場といっても荒れた草地である。
 10台以上留めるとなると、
 後から来た車は、何度か切り替えをしないといけないが何とか留めることができた。
 普通車では通行困難な荒れた林道を20分ほど歩いて林道終点に着く。

 林道終点は、かなり広く楽にトラツクがUタンできるスペースはある。
 
<水のない空谷で苦戦>
 林道終点の奥が空谷である。
 空は曇り気温は高く無風である。谷は、水なしの涸谷で蒸し暑い。
 谷間の涼は、蛭の活動に最高の舞台であった。
 入口付近は、ドロを練ったような土質でズボンや靴はドロまみれになる。
 休憩でリュックを降ろすにも岩が汚れており置き場がない。
 ヘタをすると蛭の餌食になるので何とも始末が悪い。あちこちで蛭にやられたとの声がする。
 上部に来ると大石を越えて行くが、岩が濡れているので滑りやすく慎重に足場を見ないと怪我をする。
 この岩道は、体力をやたらと消耗し疲労が出る。
 大勢で来ているので、先頭とドン尻との差は開くばかり。この谷間は、少数で来るのが望ましい。
 ドン尻となった3人は、10分ほど遅れでやっと谷筋を離れる。
 41人も参加しているので休憩タイムのオーバは許されない。
 後続グループが、休憩地に追いついたときにはそこには誰もいない。
 最後の者は、休憩なしで歩くことになるので勝手に休ませて貰います。
 ドンジリの3人は、経験豊富なので後からマイペースで追っかけます。
 だが、:現佐地と地図読みができないと迷いそうな地形である。
 現在地は、GPSが頼りで何度も危機を脱した。
 
<突然、蜂にやられた> 
 ザラノ手前、ブッシュのある尾根筋で後続グループの3人が蜂に刺された。
 止まった一瞬に刺すので逃げられない。
 高室山でも蜂がブンブン飛んでいて刺されたとの声が聞こえた。
 名古屋さんのTさん、
 背中のリュックに入れてあったヒルファイター。突然、中の液が漏れ出し背中がヒリヒリと痛いとのこと。
 蜂よりひどい目にあったとの弁。

<ザラノから高室山へ>
 ザラノの山頂は展望はない。木に「ザラノ八0八」掘り込みがあるのみです。
 これも消えかかっているので、意識していないと見過ごしてしまう。平凡な山頂でした
 ザラノ高室山への分岐は分かりにくい。
 分岐から小尾根に乗る。ブッシュの悪路だが、距離は短い。
 踏み跡を探しながら前進する。
 尾根を行くか直下を巻くか判断しなければならない。
 このブツシュを抜けると広々とした尾根で歩きやすい。
 後続の2人は、P777付近で予定コースを外れたので(ポイントで)リーダが待っていてくれた。
 だが、我々を捜索に出た京都Aさんの行方が分からず。迷惑をかけたかなぁと思ったらーー意外な結末となる。
 そのような事で、先頭グループとはかなり遅れ高室山へ到着した。
 カルスト台地の山頂は、カヤトの原だが最高点の丸い岩の上からは、360度の大展望が広がる。
 お弁当を食べる頃、(天気予報の通り)青空が広がり遠くの山も確認できた。

<復路は、ルート読みの難コース>
 Gリーダが調査した新ルートと聞く。
 復路は、P709mを過ぎゲキ下りのポイント地点が分かりにくい
 駐車地まで標高差350mのゲキ下り
 何度も滑落しそうな危険なヤブ尾根だが、何とか無事に下山できた。
 正直、安堵した。皆さん健脚です。有難うございました。

【9月16日12時のお天気】

午前は、雲が多く気温30℃を越える夏日。
空谷は、風もなく蒸し暑い。登山には最悪のお天気でヒルや鉢に刺された人が続出した。12時、高室山に着いたら青空も見え天気は回復。天気図を見ると四国沖に温かい高気圧があり暑さの原因のようだ。

【駐車地】
上左、
集合地。
佐目トンネル西口広場

上右、
大君ケ畑集落。

左、
大君ケ畑集落の奥1kmほど入った黒谷林道広場へ駐車。
  

【黒谷林道を歩く
上、
林道分岐。
クマ出没注意の看板あり。

左、
黒谷林道終点。
かなり広いのでトラックの回転も楽にできそう。
 だが、ここへ来るまでの林道はかなり荒れており普通車での通行は困難。

【水のない空谷を遡上する】
 谷間は、蒸し暑い。
足が止まるとヒルが追っかけて来る。最悪のコンデション
 

P471付近
 谷が狭くなると厳しい大岩越えとなり体力を要す。
 水のない谷なので水分補給ができない地獄の谷。

【空谷上部】
 570m付近に来て空谷とは一旦離れる。
 谷の上部は、ザラノ高室分岐付近まで延びている。


【P693直下で休憩】
 ドンジリの3人(名古屋の K・宝塚のI・伊勢のO)。
 前は、誰もいねぇ。  ゆっくり山を楽しもうと3人で休憩してます。
 地図を広げこの先の道を検証する。

【国土地理院の地図に書かれているルート離れる】
 国土地理院の地図では直進となっている。
 間違いやすいポイントなのでリーダーが待っていてくれた。
 先頭とは10分位は、離れているもよう。

ザラノ登り口
 リーダから貰った資料には
「ザラノ登り口」との表示あり。
 地図上には、その位置が書かれていない。 
 上の地図にある現在地辺りが、登り口ではないかと推測する。
 この植林内は、ムンムンとし蒸し暑い。
 ヒルの餌食になりそうな嫌な雰囲気だ。

【標高730m付近】
 尾根筋に来ると、蛭から解放されたような気分となるが、この先厳しいヤブコキが待っている。

【ザラノ手前のブツシュに手こずる】

ブッシュがひどい。尾根下に踏み跡がある。数人が蜂に刺された。

【サ゜ラノ】
木の幹に「ザラノ808」と彫られている。

 山頂は、樹林に覆われ雰囲気も良くないので早々に退散する。

【サ゜ラノと高室山分岐】
 ザラノから戻って来た先頭のサブと出会う。  分岐は、何処かと尋ねられる。  GPSで確認するとーーーもう少し先の尾根から入ると伝える。

 分岐には、古いテープが巻いあったが分かりにくい。標識は見当たらず。

【分岐の降口も一部ヤブ】
 ブッシュの悪路だが、距離は短い
 踏み跡を探しながら前進する。
 直下を巻くか尾根を行くか判断しなければならない。

【高室山への道は、迷いやすい】
上、
ブッシュの尾根を抜けると、広い尾根となり歩きやすい
が、P777手前で道が分からなくなった。

左、
突然、林道に出る。高室山への道はない。
 林道下から適当に登るが、山頂まではかなりきつい直登。

【京都のA・Kさんが捜索に?】
 どん尻を歩いていたのは、いせ人Oと名古屋kの2人です。 
 K氏が、P777手前に来たら高室山へ行く道が分からないとのことでいせ人がGPSで確認する。K氏に777ピーク手前から南へと指示する。だが、このルートは予定コースを外れていた。5分ほどタイムロスし、計画ルート道に戻る。そこには、Gリーダが待っていてくれた。
 Gさんの話によると京都のA・Kさんが自分たちを探しにピーク付近へ行ったとのこと。暫く待ったが、戻ってこないので再びリーダG氏ががA・Kさんを探しに行くが行方分からず。最後は、無線連絡で前に居ることが分かった
(15分ほどタイムロス)
 なお、いせ人はヤブ山へ入るときは、ガーミン30xjとアンドロイドと2つのGPSを持っていく。ガーミンの画面は小さくて分かりにくい。アンドロイドは画面が大きくて分かりやすいが、ヤブ道をアンドロイドへ入力するには、かなり面倒なので入力してこなかつたこういうところは、アンドロイドの方が優れている。

高室山最後の急登
上、
道なき尾根を直登でかなりきつい。山頂手前に来ると自然生えのホオヅキの実が見られた。

左、
やっとこさぁ山頂に着いたら楽しい昼食が待っている。
 天候も急速に回復し青空も見えてきたぞー

【高室山】
 高室山は、360度の大展望。
 1時間以上も展望を楽しみながら昼食タイムをとる。
 
 近くの斜面には、夏の終わりのナツエビネが咲き。秋の気配を感じるタマゴタケが顔を出していた。
 季節の変わり目を感じる高室山さようなら。 

【倉骨山】
 倉骨山は、石灰岩のカルスト台地。
 高室山から500mと近い。
 東方向に展望が開けているが平凡な山。

【復路、最初から分かりにくい】
 復路は、迷いやすいルートです。
 P709mを過ぎゲキ下りのポイント地点が分かりにくい
 Gリーダが調査した新ルートと聞く。
上、
倉骨山から80m位来たところで右斜面を下る
と林道が見えてくる。

左、
荒れた林道らしき道に出る。

【秋を感じる尾根筋】
上、
斜面には、ヤマシャクの赤い実など、変わり行く季節の植物が見られた。

左、
緩やかなアップダウンのある尾根筋を行く
 右の森は、P709手前のコブかなぁ?

【P709手前コブで休憩】


斜面にアケボノ草。ピークには、名前の分からない花が咲いていた。

【P709】
上左、
709ピークへの登り。

上右、
709ピーク下り

左、
709ピークを下ったところに来ると展望が開けた。


【ゲキ下りポイント手前、谷筋からの展望良し】

【駐車地まで標高差350mのゲキ下り

【駐車地に無事下山。気になった花】

Uさんからのサプライズ。Sankyu

Uさん調査の結果、この花は、「カエンダケ」ではなく「ベニナギナタダケ」とのこと。

YAmAPのぶた活動日記