【山記録】   
日時天候 2018年10月07日(日)曇り/晴  
山名標高 水沢岳(1029.2m)大洞の頭(915m)・白滝山(841m)
山域 鈴鹿
コースタイム
R477号駐車地(08:30)~林道分岐(09:40)~H720付近休憩(10:00-05)~水沢峠(10:40-45)~水沢岳(11:20-12:30)~鎌西端(13:25)~仙の谷源頭(13:35-45)~大洞の頭(14:00)~白滝山(14:50-15:00)~林道出会い(16:00)~R477号駐車地(16:42)
総タイム8時間12分(休憩タイム80分程度含む)
距離/累積高度差 沿麺距離13.2 キロメートル 累積高度差(+1196m -1173m) 
団体名等 Gisuzuka39名 水谷岳三角点

:国道477号通行止めによりコース変更】国土地理院25000図

:当初予定コース】国土地理院25000図

【カシミール3D鳥瞰図】

【標高・グラフ】

【足跡】
<知らない所を歩くのが鈴鹿の良さ>
 
国道477号線が台風25号の影響で当日の朝も通行止めとなっていたので、急遽リーダの判断でルート変更した。
 新ルートは、「元越谷分岐~水沢峠~水沢岳~鎌西端分岐~大洞の頭~白滝山~元越谷林道」周回コース。
 今回歩いたコースの中で、
 最も難ルートは、白滝山から、元越谷林道へ下る道であった。
 国土地理院の地図を見ると大洞の頭から野洲川河口まで尾根沿いに破線の道が書かれているが、西尾本(鈴鹿の山と谷著者)には、「地形図上の破線路は西半分は消滅し濃密なヤブ」となっている。と記されている。
 白滝山から先は、一段と厳しいヤセた岩の難路。ロープなどはないのでとても危険である。

 尾根筋から元越林道へ降りるルートも経験者でないと簡単には降りられない。
 白滝山に関して、西尾本には、鎌ケ岳や雨乞岳の展望は良いと書かれているが、樹林が大きくなったのか。
 山頂は、樹林の中。古い赤い標識があるのみで雰囲気は良くなかった。
 白滝山には、殆ど人が来ていないようだ。昔は、細々と道は続いていたのだろうが荒れ果て自然に戻っていた。
 西尾本には、この尾根を先ず歩く人はいないと思われるが、知らない所を歩くのが鈴鹿の良さと書かれている

<宮越山か水沢岳か>
 国土地理院の地形図には、水沢岳ではなく宮越山(1029.3m)となっている。
 現地にある標識には、水沢岳(1029.7m)とある。。何故か、名前も標高も違う。
 どちらが正しいのだろうか。と誰もが思うのである。
 草川恵三(鈴鹿の山を歩くの著者)氏は、このことに関し面白いことを書かれている。
 山名の由来は不明であるが、ーーーー
 三重県側の谷は内部川(うつべ)の上流で宮妻峡、滋賀県側が野洲川(やす)上流の元越谷で、宮妻峡の宮と元越谷の越を合成すると宮越となる。(まさかこんな造語ではないと思うが、?である)

【駐車地】
 国道477号沿い元越谷口広場に駐車。

【林道歩き
左、
林道を離れて元越谷へと降りていく。

下、
谷に降りると倒木が多い。
足の短いものは不利。

【元越谷へ降りる】
昨日の雨で流れが速く水量も多い。

元越谷沿いルートは、荒れ放題
上、
倒木で道は塞がれている

元越谷上流部】
 台風の影響で、昨日も雨が降ったので水量が増し滝のように流れいた。

【水沢峠】

【花崗岩のザラ場】
 スリル満点の馬の背渡り。
 入道ケ岳の奥に仙ケ岳が顔を出している。

【水沢岳で昼食】
上、
水沢岳で昼食。

左、
前方の山は入道ケ岳。
 その先は、四日市市方面。奥は、伊勢湾。

下、
 1時間以上もヒルメシタイム。
 Kさん、中井貴一に代わりヒルメシ写真撮りまくる。

 
 
 

【水沢岳北端から鎌の絶景】
上、
キノコ岩へと降りていく。 
手前で記念撮影。

左、
 水沢岳は、南北に細長い台地となっている。
 北端、から鎌ケ岳の絶景を背景に撮影。
 

【緊張のキノコ岩】
 花崗岩のザラ場で滑りやすい。下りは要注意。


【キノコ岩を抜けると四日市市方面の展望が開ける】

【P1028へ】
上、
1028のピーク

左、
ブナと白ヤシオと赤ヤシオが混在する。
素晴らしい大地。
春は、鎌尾根のパラダイスとなる。

下、
1028ピーク。

P1028を過ぎると一段と迫力ある鎌尾根】

【鎌西端分岐】
左、
鎌ケ岳との分岐。

下、
アルペン的な鎌尾根と雨乞岳

【仙の谷源頭】
 仙の谷源頭は、緩やかな稜線で雰囲気がとても良い。鈴鹿の樹林が美しい。
 ここで、撮影タイム。

【大洞の頭】
上、
大洞の頭、手前で休憩。

左、
大洞の頭。
山頂部は、狭い密生した樹林の中にあり。古いプレイトがあり。
 プレイトは、合成し拡大してあります。

【白滝山への道】


白滝山
上、
白滝山。
西尾本には展望は良いと書かれているが期待外れ。
何処が山頂か一見分かりにくい。
 
左、
標識のあるところは、尾根の東にあり。 図根三角点のある場所は、西にあり
 図根三角点にある方が少し高いかなぁ。

 白滝山図根三角点

山頂は、平たい。字の消えた古いプレイトが一つあるのみ。図根三角点あり。鈴鹿でも余り見かけない。古い測量をしていた時代の名残り。裏面にある「VL78」の意味は

【足場の悪い急降下の尾根を下る】
難路。
急降下の連続に緊張する。
 ローフや鎖はありません

【元越林道へ下山】
 怪我もなく全員無事下山した。