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【山記録】 | |||
日時・天候 | 2018年11月18日(日)快晴 | ![]() |
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山名・標高 | アミダケ峰(645m)・向山(675m) | ||
山域 | 鈴鹿 | ||
コースタイム |
屏風南方駐車場(08:35)~桃原神社(09:12)~アミダケ峰(10:22-26)~杉坂山(10:33)~鉄塔(10:37)~向山(11:10)~杉峠(11:18)~標高638m昼食(1145-12:35)~P657m(12:50)~杉峠(13:37)~気持ちの良い尾根(14:10)~向之倉(14:17)~井戸神社(14:22-27)~屏風南方駐車場(15:00) ●総タイム6時間35分(休憩タイム90分程度含む) |
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距離/累積高度差 | 沿麺距離11.8 キロメートル 累積高度差(+931m -888m) | ||
団体名等 | Gisuzuka | 謎のアミダ峰石仏 |
【動画】 | |
芹川左岸南尾根に位置する向山の北東P657周辺は大きな台地となっている。181118に登山しました。 ここは、丘陵地で自然林の美しい紅葉が素晴らしかった。低山ながら奥地にあるので登山する人は少ない。 |
【カシミール3D鳥瞰図】 |
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【標高・グラフ】 |
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【足跡】 |
<山レポ> 登山口は、廃村の桃原。 芹川左岸に標高約350メートルに広い台地がある。ここが桃原である。 現在は10戸程度。建物は、古さを感じない。「風通し展望も」良い。 高原的な環境は、避暑をかねた帰村者もいるとか。スキー場として利用されたこともあったとのこと。 縄文時代から自給自足をしていたとか。元禄時代には366人もいた。 近江と伊勢が交易していた頃。 人は、鈴鹿の山を生活の場として自然と共生してきた。 今だ、多くの謎があるとか。 登山コースに出てくる「向ノ倉・向山・桃原」に関する記述も興味深い。 本日は、秋晴れ。燃えるよう紅葉に覆われた楽しい山歩きであった。 中でも素晴らしかったのは、昼食後歩いたP657付近の周回路である。 P657付近は、広い丘陵地で自然林の美しい大地で赤や黄色に染まる。 昔は、(人工物の痕跡あり)こんな厳しいところで畑をしていたかと思うと驚愕である。 それらを知って歩くと別の楽しみ方がある。 消えかかった古道(多くの集落と集落が結ばれていた道)があり。 歴史の遺物を探すには、じっくり単独で歩いて見たい気持ちにさせられた。 低山ながら奥深いところにあるので、ここまで来る登山者は少ない。(地図読みで歩く。テープなし) <アミダ峰> アミダの山頂には、二つの大杉がありその袂に石仏がある。 謎の石仏は、興味深い。 この石仏関して「脇ケ畑史」によると 「朝日あたり夕日あたりいけておくぞよ黄金の鳥を」と唄われている。 里人は、この阿弥陀峯が「黄金の鳥」の埋められた場所と噂さされている。 <向山> 向山(670メートル)。 杉峠の西のピークを言う。仙人の命名らしき名。 登っておもしろい山でなく展望もない。北面の急斜面は迫力がある。 著者(西尾寿一)の推測によると、向山という名は、一ピークではなく一連の山地に対して呼ばれる性格のもの。 つまり向山は「杉峠から河内宮前に至る長大な山稜ではないか」との説である。 <向ノ倉(むかいのくら)> 向山の北麓、尾根の中腹に流されまいと必死にしがみつくような小さな山村がある。 芹川沿いの県道からもこの上部に村があるとは信じられないほどの山地である。 耕地を持たずもっぱら薪灰の生産にたよっていたので離村を早めた。 村の環境立地条件は、脇ケ畑、霊仙地区を通じて最も悪条件であった。 江戸末期には人口142人昭和44年に廃村となった。 杉峠に向かう道は、谷道と登り尾があり途中で合流している。 このうち「登り尾」は、現在も良好な状態が保たれ西方の展望も優れている。(鈴鹿の山と谷記述) |
【駐車地】 |
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![]() 県道17号沿い屏風口付近の空き地に駐車。 上右、 橋を渡る。 左 県道17号沿い屏風口付近。 |
【桃原への道】 |
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![]() 我々は、途中からショッートカットで桃原集落へと向かう。 左、 このカーブを曲がると桃原入口の日吉神社に着く。 |
【桃原・日吉神社】 |
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![]() 下、 神社を潜りぬけると(無人の村なのに) 何やら人の声がする。近寄り話を聞くと、 今日は、 「ごぼう堀」行事があり。 関係者皆さんが、早くから集まり準備中と聞く。 |
【本日、桃原ごぼうのイベント開催】 |
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![]() ![]() 本日、午前10時から「第五回多賀ぶら「ごぼう」を収穫しませんか」のイベントが、開催されるとのこと。 桃原は、ごぼう生育に適した土質で上手いゴボウが収穫できる。とのお話であった。 写真は、パンフに書かれたゴボウの記事。 |
【桃原集落】 |
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![]() 居住者はいない。中には、窓は開けっぱなしで風通しを良くしている建物も見受けた。 上左、 豪雪に対処した道路脇にある目印のポール。 左、 萱葺き屋根を覆う紅いトタン屋根の立派な建物だがーーいずれは悲しい結末となるのか |
【一番奥の集落から山道に入る】 |
![]() ![]() 左、手前の道路脇から入る。 右、山道。 |
【第一鉄塔に出る】 |
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【アミダ峰】 |
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![]() 杉の大木が二股に分かれた地点に石仏がある。 上右、 桃原城跡のプレート。 左、 歴史あるアミダケ峰の山頂は謎の多い城跡です。 下、 アミダ峰周辺詳細図。 |
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【アミダ二峰】 |
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![]() 峰である。 太陽が照ると紅葉が鮮やか。 山作業用の小型ブルが置かれていた。 近くで伐採作業をしている音が聞こえてきた。 |
【アミダ三峰】 |
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![]() 現在は、高圧送電線の巨大な鉄塔が建つ。 鉄塔直下から北方向の展望が開けた。 |
【向倉越から向山への尾根】 |
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![]() 自然林の紅葉が見ごろでした。 |
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【向山】 |
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![]() 向山山頂。 山頂は、視界もなくタダのコブに過ぎない。プレートもなし。平凡で魅力なし。 上右、 山頂から北斜面を下る。 左、 向山手前の登り。 |
【杉峠】 |
![]() ![]() 杉峠と石仏。大きな杉の木の下に置かれた石仏。歴史の重みを感じる。 |
【杉峠を過ぎた地点が下り尾根との分岐】 |
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![]() 人の立っている所から下山した。 杉峠から約30m先が下り尾根との分岐。 |
【P627ピークへの道】 |
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【標高638mで昼食】 |
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![]() 温かくて風もなし。秋を満喫した食事タイムをとる。 上右、 新入りの方が名簿読み上げる。 |
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【P656付近、紅葉の尾根筋散策】 |
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![]() 低山ながら奥深いところにあるので、登山者は少ない。 下、 P657付近。こんな厳しいところで畑をしていたかと思うと驚愕。 |
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【P657付近散策】 |
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【気持ちの良い尾根下る】 |
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![]() 急斜面の尾根を下り下山開始。 この尾根筋も燃えるような紅葉が連続する。 上を眺めながら下る。 気を抜くと転倒するので要注意。 |
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【紅葉の尾根下る】 |
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![]() 余裕の出たところで記念写真を撮る。 名古屋のOさんIさん。 和歌山のKさんご夫妻です。足上げポーズでハイチーズです。 靴の上げ方が夫婦で違うのが面白いよなぁ。 長年、鈴鹿に登っているが全山紅葉の景観を見たのは今回が初めてでした。 |
【井戸神社のカツラ】 |
![]() ![]() ![]() 2006年来たときは、ここが出発地で逆回りのコースで歩きました。 |
【林道に咲く秋の花と小風穴】 |
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![]() 林道脇に咲くリュウノウギク。 左、 芹川橋を渡ると左手にある小風穴。 |