【山記録】 
日時天候 2019年04月03日(水)
山名標高 鈴北岳(1182m)鈴ケ岳(1130m)茶野(938m)
山域 鈴鹿
コースタイム
鞍掛橋(09:25)~登山口(09:35)~鉄塔(10:00-05)~集合写真(11:05-10)~主尾根合流地(11:20)~鈴北岳(12:07-10)~昼食地(12:18-52)~ヒルコバ(13:10)~鈴ケ岳(13:30)~桜峠(14:07)~茶野(14:30-40)~P729(15:15)~林道終点(15:50)~大君ケ畑下山(16:15)
総タイム6時間50分(休憩タイム60分程度含む)
距離/累積高度差 沿麺距離10.0キロメートル 累積高度差(+1216m -1292m) 
団体名等 関西ハイク山友会25 名

国土地理院40000図軌跡ログ

【カシミール3D鳥瞰図】

カシミール3D・標高グラフ】

【足跡】
<山レポ>
 鈴北岳・御池岳への登山口は、鞍掛峠から入るのが一般向きである。
 現在、国道366号線は鞍掛橋~鞍掛峠が通行止めとなっている。
 従って、登山のグレードは
 三重県側は、鞍掛トンネル口まで入れるので一般向き(★)。
 滋賀県側は、鞍掛橋が登山口となるので健脚向き(★★)。
 Hリーダが計画した滋賀県側の健脚向きに参加した。
 コースは、「鞍掛橋~鈴北主尾根~鈴北岳~ヒルコバ~鈴ケ岳~桜峠~茶野~大君ケ畑」周回である。
 集合地は、多賀役場8時30分。参加者は25名。
 鞍掛橋付近の道沿いには、駐車できないので下山口の大君ケ畑等に分散し駐車する。
 
 3月下旬、20℃前後の日もある春の陽気が全国的に続いた。従って1000m級の山は雪が消えていた。
 4月になると、予想もできなかった大寒波が来た。鈴鹿にも異変が起きていた。
 当日朝、車から鈴鹿の白い山を見て吃驚させられた。
 集合地に来た人を見ると、雪山装備などしている人はいない。
 女の人は、雪山登山ができ嬉しいとの顔が漲っていた。
 鈴鹿の雪山を知り尽くしたリーダも楽しい登山ができるぞとーー自分と同じだ。
 車のトランクにあったアイゼンだけ持っていくことにした。
 レポの詳細は、写真欄に付記します。

 <一言>
 全コースの半分は、展望が楽しめると云っても過言ではない。
 反面、アップダウンがきついとも云える。
 鈴ケ岳は、御池岳とのセットなので登山者が多い。
 茶野は、御池の奥座敷という感じで登る人は少ない。
 広い台地状の山頂が大展望台となっている。
 移動しながら360度の大パノラマを楽しむことができる。
 遠くは、白山・荒島岳・御嶽山や琵琶湖・伊吹山・養老山、そして茶野を取り巻く鈴鹿の山々。
 遠・近・中の景観で変化に富んでいる。鈴鹿の山では特異だ。
静けさも魅力である。
 鈴北岳から茶野は、花の多いところだがフクジュソウなど雪の下で眠っていた。

前夜、寒波で鈴鹿の山に大雪を齎す

左、当日9時の天気図。大寒波は続く。
右、集合地の多賀町役場。

【R366号鞍掛橋から入る】
左、
R366号鞍掛橋。橋向こうに通行止めのバリケートあり。手前の道を行く。
なお、


下左、
土砂止めの砂袋を越えていく。

下右
橋を渡る。
左、
橋を渡る手前に御池谷との分岐標識あり。
 御池谷道は、国土地理院地図に書かれている。ヒルコバへと向かうルート。
 鈴北岳へは直進。

【登山口】
 入口、鈴北岳登山口の標識あり。
 入口付近岩場で凍結していた。
 アイゼンは付けずお助けロープあり、四つん這いで登る。

 登山口から第二鉄塔までは、急登が連続する。
 

【最初の鉄塔で休憩】
上左、
山名は不明。

上右、
国道306号
 
左、
最初の鉄塔に来て展望が開ける。
大見晴、万野方面。

【二番目の鉄塔】
上左、
第二鉄塔手前。

上右、
万野(774.9m)

左、
第二鉄塔。
休憩なし。

【本尾根手前で、記念写真を撮る】
 鈴北岳北尾根合流地手前で記念撮影。
 背景は、鈴北岳。

下、
美しい樹氷の先、5分ほどで本尾根と合流する。

【北尾根、合流点付近】
左、
鈴北岳北尾根に出る。

下、
 振り向くと白くなった霊仙山と伊吹山がきれい。

【P1056付近】
一番上、
樹氷のトンネル。

上、
鈴ケ岳方面。
本日の縦走路。

左、
ここは、鈴北岳への中間部。雪のある北尾根は、初めから終わりまで大展望の道となる。
 
下、
養老山脈。

上部に来ると深雪
上、
鈴北岳手前に来ると深雪で50-70cm位はある。
 まさかこんな大雪があるとは誰もが予想できず全員ワカンをもってこなかった。

 雪質は、比較的締まっており沈みは浅いので助かった。

下、
お化けの樹氷が出来ていた。大雪原の光景に感動した。

【鈴北岳】
上左、
前に鈴ケ岳が、昼食地へと向かう。

上右、
御池岳。

左、
鈴北岳。
白く雪化粧した霊仙山・伊吹山が美しい

下、
御池岳、丸山は墨絵のようにきれい。この景観を見たのは何年ぶり。

【鈴北岳から少し下った鞍部で昼食】
 気温、マイナス3℃。
 風、弱し。  4月なのに真冬並みの寒さ手足が冷たくてしびれる。
 昼食は、早い目に終え出発する。

【ヒルコバ】
上、
 昼食地から下った鞍部がヒルコバ。
 下り道から御椀を伏せたような鈴ケ岳が見える。

左、
ヒルコバ。
北方面に、焼尾山方面の山が見える。

【鈴ケ岳】
鈴ケ岳。
計画では、鈴ケ岳で昼食を予定していたが、車が雪で停滞したためスタート時間が20分ほど遅れ届かなかった。
 

標識の後方は、急斜面。灌木の隙間から滝谷山方面が望める。

【展望の良い鉄塔尾根筋への道】
上、
鉄塔が二つあり。

下、
鉄塔からの眺めは、ワイドで立体感あり。主役は、またもや白い霊仙山。

下、
国道306号線鞍掛峠方面が見える。
 現在、工事中なのかダンプが数台留っている。

【一本木】
上、
上から見た桜峠(一本木)
分かり良い標識あり。

左、
桜峠は、
ミノガ峠・鈴ケ岳・茶野
の十字路。

下、
少し上に来ると、背景に鈴北岳と鈴ケ岳が見えた。

Hリーダが3月中旬来た時はフクジュソウの群生していたとー

【茶野】
一番上、
茶野手前の平地と霊仙山。

上、
茶野から見た鈴ケ岳と鈴北岳。

左、
P938の茶野

下、
中央、天狗堂。手前、大美晴・万野。(茶野山頂から撮る)

【降下開始】
上、
茶野直下から北尾根に乗るが、降下ポイントは、地図を確認のこと。テープあり。

左、
北尾根下る。

下、
北尾根からの眺め。
鍋尻山と霊仙山。

【P729に鉄塔あり】
 この鉄塔から下る。
 地図上では送電線下沿いに降りていくが、踏み跡なし。
 
 

鉄塔からの下り道は要注意
上左、
鉄塔からやや左に巻いて尾根へ

上右、
尾根を離れ右(東方向)へと進む

左、
周辺軌跡地図。
 
左、
尾根を離れ右(東方向)へと進む。

下、
暗くて広い谷筋を降りる。
 急坂で滑りやすく転倒するもの数名いた。
左、
人の居るところから、大君ケ畑まで明瞭な道あり。

【明瞭な道】
上、
明瞭な山道。

左、
国道306号大君ケ畑に下山。100m先に駐車地の車が見える。