![]() |
琵琶湖周航の歌 作詞:小口太郎、原曲:吉田千秋 歌手加藤登紀子 | ||
1 われは湖(うみ)の子 さすらいの 旅にしあれば しみじみと のぼる狭霧(さぎり)や さざなみの 志賀の都よ いざさらば |
2 松は緑に 砂白き 雄松が里の 乙女子(おとめご)は 赤い椿の 森蔭に はかない恋に 泣くとかや |
3 浪のまにまに 漂えば 赤い泊火(とまりび) なつかしみ 行方定めぬ 浪枕 今日は今津か 長浜か |
4 瑠璃(るり)の花園 珊瑚(さんご)の宮 古い伝えの 竹生島(ちくぶじま) 仏の御手(みて)に いだかれて ねむれ乙女子 やすらけく |
5 矢の根は深く 埋(うず)もれて 夏草しげき 堀のあと 古城にひとり 佇(たたず)めば 比良も伊吹(いぶき)も 夢のごと |
6 西国十番 長命寺 汚れの現世(うつしよ) 遠く去りて 黄金の波に いざ漕がん 語れ我が友 熱き心 |
【山記録】 | ||
日時・天候 | 2019年04月28日(日)晴 | |
山名・標高 | 高取(684m)・比婆之山(670m)・イワス(643m)・男鬼山(683m) | |
山域 | 鈴鹿 | |
コースタイム |
男鬼町東方広場(08:53)~登山口(09:06)~男鬼峠(09:26-30)~高取(10:24)~高取最高峰(10:27)~高取城跡(10:42)~比婆之山(11:18)~比婆乃神社(11:04)~比婆乃山(11:21)~鉄塔(11:46)~イワス(12:04-13:04)~林道(13:30)~b鉄塔14:04-10)~男鬼山(14:30)~鞍部(15:12)~林道出会い(15:29)~男鬼東方広場(15:45) ●総タイム6時間52分(休憩タイム90分程度含む) |
|
距離/累積高度差 | 沿麺距離11.3 キロメートル 累積高度差(+928m -856m) | |
団体名等 | Gisuzuka 名 |
【国土地理院25000軌跡ログ】 |
【足跡】 |
<前書き> 5月1日、平成から令和へと時代は変わる。4月27日から10日間の連休は過去になかった休日が続く。 10日間前半の天気予報は、曇りや雨が多い。そんな中、4月28日は一日晴れていた。 気温は、15度前後。風は、やや冷たいが平成最後の登山は絶好の登山日和となる。 集合場所は、8時30分多賀町野鳥公園である。そこから相乗りで男鬼町へと向かう。 落合から先の奥道が、崩壊し工事中で通行止め。そのため、仏生寺町経由で男鬼町へ入る。 廃村となった集落、男鬼山(おおり)山域を周回した。 自然林の美しい森は、新緑で眩しく空気はうまかった。 この山域には、男鬼・落合・入谷・甲頭倉と山深いところに集落が存在する。 各集落とは、山を越し生活物資の搬送路として使った山道であるが古道は既に廃道となり迷い道である。 新緑に燃える二次林の森。 平成最後の山行きに花を添える最高の山歩きでした。 <登山口> 多賀町野鳥公園から車で20分ほどで男鬼町に到着。 自然の家東広場に車を止める。(10台程度駐車可能)。 そこから林道を500mほど10分程度歩くと登山口に来る。 標識も何もないたころで、水のない谷間を渡る。 広い谷筋を適当に歩いて男鬼峠を目指す。 <高取と城跡> 男鬼峠に来ると高取への古道を歩く。 新緑の美しい静かな尾根を歩くと心も体もリフレッシュできる。 しかしながらこの高取は、鈴鹿の深山なので近づきがたい山でもある。 こんな山奥に歴史に残された城跡が存在する。 過去、NHK大河ドラマ「直虎」で城跡見学が大注目した。 彦根市教育委員会の資料には、男鬼入谷城(おおりにゅうたにじょう)とある。 何でこのような深山に頑丈な城を築く必要があったのか。誰もが疑問に思うことである。 高取城は、謎の多い山と書かれている。 <比婆山と神社> 比婆山頂は、比婆神社への参道みたいなところで標識がないと素通りしてしまう。 後から比婆山は何処でしたかと聞かれることが多い。 比婆山は、そもそも比婆神社のご神体の山。 お宮さんも最近年建て替えられ立派な神殿となった。 神殿の上に建物がある。一寸変わった造りである。 険しい岩に囲まれた地形なので、保護を目的に建てられたような気もする。 外垣も立派である。造営資金は高そう。 <イワス> 先端は、一目30m以上も削られた崖につき注意。崖下は、セメント会社の鉱山跡がある。 スリル満点の所が、展望地となっている。崖っぷち手前に山名新プレイトが付けられていた。 今日は、冷たい風が琵琶湖に吹いていたので水蒸気の蒸発が少なく彦根市街と琵琶湖の街並みがすっきり見えた。 イワスの山頂は、ピークが何処か分からない平たい大地である。 予定通りのタイムで到着。1時間、昼食タイムをとる。 <男鬼山> 青天井が見え円形の広場が男鬼山頂中央に山名プレイトがある。 木がなぎ倒され無残な姿は今も変わりなし。 人工的に伐採したとも思えず。 風の通り道で、倒壊したとしてもこの倒れ方異常のように思える。 当然、鬼の住処はなくなり鬼はもう死んでしまったようだ。 鬼のいない山は余りも寂しい。元の環境に早く戻って欲しい。 なお、200mほど先のコブにも男鬼山の新プレイトが付けられていたがこれは間違いのためリーダが付け替えに戻る。 |
【男鬼町東広場へ駐車】 |
![]() ![]() |
![]() 廃村の男鬼町は、静まりかえっていた。幹が太く背か短い大木は何とも奇妙な恰好だ。 上右、 東広場。10台位駐車可能。 手前、少年山の家と書かれた石字あり 左、 林道を10分ほど歩いて登山口へ。 |
【登山口】 |
![]() ![]() |
![]() 登山口。 水のない谷間を渡り広い斜面に出る。 適当な道を選んでリーダが進む。 下の方は植林だが意外と明るい谷間。 高度を上げると自然林に変わる。 |
【男鬼峠】 |
![]() ![]() |
![]() 入谷と男鬼を結ぶ古道。 昔人も、この峠で一服し旅立っていたことだろう。 |
【P649付近】 |
![]() |
![]() 谷も美しい斜面。 左、 後ろを振り返ると霊仙山が見えた。 |
![]() |
【高取680m】 |
![]() 高取山手前。 |
![]() |
【高取城跡】 |
![]() ![]() |
![]() 高取山のプレイト。手前には杉の大木が二つに折れていた。 左、 要塞の堀跡。 周辺は、地形を利用した堀割れがある。 下、 高取山城跡。 時の流れを経て自然に戻る。 |
![]() |
【比婆山南端の尾根、展望良し】 |
![]() |
【比婆山】 |
![]() 登山道の一角に山頂があるので紛らわしい。以前は、標識もあったがなくなっていた。 山頂前は、霊仙山の大展望が望める。絶好のアングルで写真撮影ポイントである。 |
![]() |
【比婆神社】 |
![]() ![]() |
![]() 比婆神社参道。 左、 比婆神社本殿。桃山時代を想わせる建物。石垣の侘しいところにヒトリシズカが咲いていた 下、 比婆神社全景。 |
![]() |
【a鉄塔から男鬼山と琵琶湖が見えた】 |
![]() ![]() |
![]() |
【P639へ】 |
![]() 前にP639か見えてます。 男鬼山へは、 右の尾根を行くので分岐です。 下、 この堰堤は何の役割を果たしているのだろうか。 鉱山との関係とsyuuさんはいうが、構造物は、古くはないよ |
![]() |
【イワス】 |
![]() ![]() |
![]() 新しいイワス山名の標識が設置されていた。 左、 ここで60分昼食をとる。 下、 山頂からの展望。 荒神山と彦根市街。 |
![]() |
【林道出会い手前、標高561mのビューポイント】 |
![]() 下草が刈られたように短かく歩きやすかった。 遠くに琵琶湖も見えバランスが良い展望地。 下、 琵琶湖ズーム。竹島と山本山が見えた。 |
![]() |
【林道を横断し尾根に取りつく。林道右道は、比婆神社へ】 |
![]() |
【標高580m地点、突然東西の標識あり】 |
![]() |
【第2鉄塔へ】 |
![]() |
![]() 展望の良い鉄塔。鉄塔の先は、カシミールで見ると綿向山にぶち当たるのだかー 周辺は、ワラビが多い。 左、 b鉄塔 下、 東南方向に御池岳・鈴ケ岳方面。 |
![]() |
【男鬼山】 |
![]() ![]() |
![]() 鉄塔から林道を歩く。 上右、 林道から男鬼山へ直登。 左、 男鬼山山頂に新しいプレイトがつけられていた。 下、 倒木でなぎ倒された山頂の光景は墓場のようだ。その下にもワラビの新芽が。 |
![]() |
【本日最高の展望地ー男鬼山から東へ距離にして200mほど下る】 |
![]() ![]() |
![]() 東西の標石ここにもあり。全部で三か所あるとTさん(の話。 上右、 御嶽山も 左、 霊仙山。 前景の樹林が素晴らしい絵になる。 下、 霊仙山裾野から三国岳へパノラマ。現地で見るのが最高。 |
![]() |
【道端に咲いていた花】 |
![]() ![]() ![]() |
ヤマキケマン シハイスミレ(裏が紫色) ミツバチグリ |
【男鬼山東、標高600m花崗岩大地】 |
![]() ![]() ![]() |
【迷いやすい鞍部】 |
![]() |
![]() 花崗岩のゴツコツした岩に苔が生える。広い尾根筋には明瞭な道がなくわかりにくい。 左、 鞍部。 植林で薄暗いが見通しは良い。ここは、現在地を地図で確認のこと。 下、 林道出会い出るまで迷いやすい。経験者向き。 |
![]() |