【山記録】   
日時天候 2019年06月23日(日)曇り  
山名標高 焼尾山(922m)三国山(911m)・烏帽子岳(864.8m)・狗留孫岳(772m)
山域 鈴鹿
コースタイム
鞍掛トンネル西口(08:48)~鞍掛峠(09:27)~三国分岐(09:40)~焼尾山(09:50)~三国分岐(09:56)~三国岳最高点(10:57-12:00)~烏帽子岳分岐(12:14-17)~大ブナ(12:54-13:00)~鉄塔(13:28-35)~時山分岐(13:53)~烏帽子岳(14:16-30)~狗留孫岳(15:04-18)~尾根分岐(15:24)~林道出会い(15:42)~長楽寺近道(15:59)~駐車地(16:28)   総タイム7時間40分(休憩タイム90分程度含む)
距離/累積高度差 沿麺距離11.6キロメートル/高低差( m)/累積高度差(+1084m -1534m) 
団体名等 Gisuzuka多数     烏帽子岳三角点

国土地理院40000図・軌跡ログ

カシミール3D・鳥瞰図

カシミール3D・標高・グラフ

足跡
<初めに>
 鈴鹿・山の名本(鈴鹿の山と谷・西尾寿一著)を見ると、
 三国岳は、近江、伊勢、美濃に跨る古来からの名山である。
 三国岳~烏帽子岳への縦走は、今も昔も変わりない。
 鈴鹿山脈縦走の中でも相当の健脚でないと無理。
 登山期は、ヤブに阻まれ木の葉が落ちる晩秋がチャンスと書かれている。
 この本は、30年前(昭和時代の終わり)に出版されている。
 当時、送電線の巡視路があったかなかった分からないが
 鈴鹿縦走路の中で指折りのきつい難コースであると書かれている。

 SuzukaGIに入会してから20数年となるがーー
 今回、初めて「焼尾山~三国山~烏帽子岳~狗留孫岳」コースが設定された。
 Gリーダが、新開発したルートである。
 何度か下見を行い安全等の検証をしルート設定したものと思われる。

 登山前にデータが公表された。
 1班は、篠立藤原町篠立R365線篠立パーク駐車地から焼尾山へ。
 G氏の縦走断面図によると、沿面距離15.1km・累積標高差1549mと記されていた。
 篠立パークから焼尾山までは、ほぼ(巡視路)直登で距離4.5km・標高差700mの急勾配である。
 
 2班は、鞍掛トンネル西口から焼尾山へ。
 私は、2班を希望した。
 登山後の縦走断面図は、沿面距離11.6km・累積標高差+1084m-1534m.。と下り道が長いことが証明された。
 鞍掛トンネル西口から焼尾山までは、距離1.4km・標高差280m。
 焼尾山以降は、一班二班同コースで烏帽子岳で合流した。
 
<山レポ>
 今回、歩いたルートは西尾本に書かれているよりロングです。
 焼尾山・三国山・烏帽子岳・狗留孫岳の尾根筋周辺には、幾つもの鉄塔が建っている。
 日常、鉄塔の保守点検を行うため巡視路が整備されたことにより鈴鹿の山も一変した。
 この巡視路を辿れば、ヤブ漕ぎをしなくても容易に尾根筋に出られる。
 今回も、巡視路がメインでした。
 30年前とは、かなり状況が違っているのではないかと感じた。

 近年、鈴鹿の山には巨大な鉄塔が多く見られる。
 自然が壊されていくのも事実である。
 山男なら鉄塔のある山は、悲しむべきと思うのではあるがーー。
 巡視路は、軟弱な自分にとっては喜ばしい登山道でもあり複雑な心境である。

【集合地のR306篠立パーキング】
左、
篠立てパーキング公園が集合地。

本日の三重県北部の天気予報は、曇り雨。
 朝は、青空も見られた。 雨は、夕方まで降らず良かった。

【8時48分ー鞍掛峠】
上、
鞍掛西口トンネル。

左、
滋賀県側の駐車場。
ここから御池方面へ行く人が多い。数台駐車ていた。

【9時24分ー滋賀県側から鞍掛峠へ】
左、
鞍掛峠。
三重県側から登山道と合流する。
祠にお参りしてから出発。

【9時30分ー鉄塔】

鉄塔から見えた山は?下になだらかな台地

【9時38分ー三国分岐から焼尾山へ】
上、
三国分岐。
焼尾山まで5分と書かれた標識で行ってらっしゃいをする四日市のSさん。

左、
花の山と呼ばれる焼尾山。花は、終わっていた。

下、
焼尾山から見た三国山最高峰。後方に霊仙山が見える。

【9時51分ー焼尾山】
左、
焼尾山。

下、
デカイ御池岳が直ぐ傍に見える。


【9時56分ー三国分岐に戻る】
上、
分岐に戻り三国岳へと向かう。

左、
エゴノ木。

【10時57分~12時・三国岳最高点】
11時、三国岳最高点着。
展望なし。
 山頂で早めの昼食をとる

 12時、1班グループが追いつく。
 2班グループは、12時に出発し交代する。

【12時09分ー三国岳】
左、
三国岳。
遠くから見ると美しい山だが、来てみると平凡な所。前の一角から展望が開ける。

下、
上の場所からの展望。

【12時35分ーコブからダイラの頭】
三国から次のコブヨコネダイラの頭

12時54分ー二本の大ブナ

 冷涼な気候を好むブナ。温暖化の影響で鈴鹿にはブナが少ない。貴重な存在。


【13時28分ー鉄塔付近】
左、
鉄塔からの展望。
鍋尻山と霊仙山の展望良い。

【14時16分ー烏帽子岳】
上、
烏帽子岳周辺は、シャクナゲの木が多い。

左、
2018.04.28下見に来た時の写真。

下、
烏帽子岳山頂。1班グループと合流する。

【ササユリが一厘咲く】

左、
何故か、
一厘のみ左の場所咲いていた。

15時04分ー狗留孫岳
左、
狗留孫岳
(くそんだけ)と呼ぶ。大きな電波塔が建つ。ここからの展望は素晴らしい。
長い休憩タイムをとる。


【15時24分ー分岐】
右の長楽寺道をとる。

【15時42分ー林道出会い】
林道との出会い。この付近まで車は入る。

【16時ー林道を離れ長楽寺近道を行く】

16時07分―長楽寺】
鎌倉時代の建築物。

【16時28分ー駐車地に戻る】
16時28分到着。予定より30分ほど早く下山することができた。