【山記録】   
日時天候 2019年11月10日(日)  
山名標高 ブナ清水(  m)国見岳(1165.7m)・御在所山(1212m)
山域 鈴鹿
コースタイム
鎌トンネル西口150m先P(08:41)~いっぷく峠(09:10-15)~クラ谷分岐(09:30)~沢谷分岐(10:00)~炭焼き跡(10:26-30)~コクイ谷出会(11:00-11:05)~根の平峠(11:50-55)~ブナ清水(12:20-13:15)~国見山(14:24-27)~国見峠(14:50)~御在所山(15:15-21)~武平峠(16:08)~P(16:22)
総タイム7時間51分(休憩タイム80分程度含む)
距離/累積高度差 沿麺距離 12.6キロメートル/高低差( m)/累積高度差(+1108m-1106m) 
団体名等 Gisuzuka49名   御在所山一等三角点

国土地理院25000図・軌跡ログ

カシミール3D・鳥瞰図

カシミール3D・標高・グラフ

足跡
<鈴鹿スカイライン>
 11月10日は、天皇陛下の令和即位を披露するパレード「祝賀御礼の儀」が行われる目出度い日でもある。
 今日は、全国的に秋晴れの好天で絶好の山日和となった。
 集合時間は、滋賀県側武平トンネルを越えたところの駐車地午前8時30分である。
 午前7時過ぎ、三重県側から国道477号線を走る。
 鳥居道山キャンプ場を過ぎると、
 道路両側の空きスペースは、御在所ケ岳周辺の山に登る人の車がギッシリ武平トンネルを越えたところまで続いている
 困ったことにも、駐車禁止となっている道路端にも留められている。
 もし、事故が発生したら留めた人の責任も問われることになる。
 トラブルが発生したのか、パトカー1台赤ランプを付け留っている。
 少し先にもう1台のパトカーがやってきた。
 以前からこの状態が続いているので行政側でも何とか対応して欲しいものだ。
 我々は、鎌トンネル西口先(滋賀県側)の駐車場である。
 ここから、登る人は少ないのでいつも空いていることが多い。
 滋賀県側から来る山仲間は、途中で相乗りしてきたので何とか留められた。
 今日は、大勢の参加(49人)となったのでA班・B班に分かれ出発した。
 

<ブナ清水>
 最初に来たのは、20数年前のこと。その頃は、踏み跡も薄く登る人も少なく秘境という感じがした。
 今や、登山道や標識も整備され「一般向きコース」となった。
 鈴鹿の上高地と云われるたけあって素晴らしい環境である。
 今日は、風も弱く青い空に陽ざし暖かい小春日和の陽気である。
 A班より20分遅れの12時30分昼食をとる
 木の葉が落ち分厚い絨毯となり大地が美しい。
 谷の中央に大岩あり小岩も点在する。
 右斜面は、10メートネルほどの高さで緩やかだがブナの木が紅葉していた。
 左斜面は、30メートルほどの高さのブナ林に覆われ日陰で暗い。
 谷底を見るとチョロチヨロと水が流れている。左斜面、岩の隙間からも清流が溢れでいる。
 真っ赤に紅葉したカエデと葉っぱを残した一本の雑木が黄色く変色し調和のとれた景観でした。 

<国見山周辺>
 P1081の尾根筋に出ると「ブナ清水・朝明・根の平」の標識あり。
 根の平道を経てキノコ岩の奇岩がある。大岩へ上ると朝明渓谷のキャンプ場まできれいに見えた。
 キノコ岩から少し先が青岳。国見の迫力ある岩壁が荒々しい眺め。
 14時24分国見山着。
 国見山山頂名を書いた標識が二つある。
 標識に書かれている数字が「1175.2m」と「1165.7m」と違う。
 10mも高さが違うのには驚いた。御在所ケ岳も数字がいろいろであるが、正しいのはとちらーー。
 岩の上に立つと、釈迦ケ岳やハライド方面が見えた。
 国見山の少し先に石門がある、自然に出来たとはいえお見事な門である。
 石門を過ぎると、大岩が点在する。ここからの御在所山などの展望が素晴らしい。
 足元は、花崗岩が崩れた砂礫で滑りやすいのでコースを外さないよう注意。
 国見峠は、御在所裏道と国見山と上水晶岳との三差路である。
 間違うと飛んでもないところへいってしまう。
 重要地点につき、分かりやすい案内板が立っている。
 御在所山へは、ショートカットをする。
 上水晶岳道を少し行ったところから南の谷沿いに登りスキー場の先端に出る。
 山上駅までリフトが動いていた。
 スキー場のゲレンデか大きな国見山と伊勢湾方面の眺めがよい。

<御在所山>
 地元・三重県人は、「ゴザイショ」と呼ぶ。
 shunontが、初めて「ゴザイショ」へ来たのはロープウェイの開通年である。
 年代は、記憶はないが確か高校生の頃だったと思う。ゴンドラの中にウグイス嬢(ガイド)がいた。 
 若い頃は毎年登っていたが、老年になり回数が減った。
 ゴンドラに乗ったのはこの一回のみである。
 広い山頂の一角に立派な一等三角点がある。モニュメント若しくは観光用としか思えない造りである。
 その先、朝陽展望台がある。「東、伊勢湾・西、琵琶湖」と書かれた標識あり。
 前は、イプネ・クラシの大展望に圧倒される。ここは、御在所山の展望スポットだ。
 
 御在所山から武平峠標高差330m前後。岩尾根の急降下で眺めがよい。
 前半は、巨岩が現れる。
 足の短い人は一寸苦労する。
 岩の上に立つと一段と眺めが良くなる。
 ハイライトは、アルペン的な山容をした鎌ケ岳である。
 後半は、花崗岩帯の低木広葉樹で見通しが良い。。
 振り返り下を見ると、駐車地の車がマッチ箱のように見える。
 上を見ると電波塔の立つ高円山やサクラグチ方面の山が確認できた
 御在所ケ岳から武平峠50分ほどで到着。

【駐車地】
上、
武平トンル西口から150mほど先の駐車場。
48名参加で二班に分かれて出発。

左、
駐車場前のR477号線。

茨木谷登山口】
上、
茨木谷登山口。標識はありません。
雨量計のところからから入る。

左、
茨木谷。
川幅3mほど水量は少ない。岩の上を楽々に渉れる。その先、踏み跡はしっかりついている。

【いっぷく峠】
上、
いっぷく峠。
茨木谷登山口から20分ほどで県境尾根筋に出る。ここが、いっぷく峠。

左、
 尾根へ出る手前が、かなり急坂で汗をかき水分補給をとる。

下、
沢谷峠へと下る。
紅葉した秋の山道。

【沢谷峠】

【クラ谷分岐】
 この辺は、谷が幾つも入りまじるので名前の付け方が紛らわしい。
現地には、
「〇〇出会いとか〇〇分岐とか」書かれている。
 shunonの地図名は、原則山と高原地図に書かれているものです。

【沢谷】
上、
沢谷。
暗い谷で岩場もあり難路であったが、今は解消されつつある。

左、

岩場の危険地帯。道は、しっかり付いている。

下、
三谷合流点。
上、沢谷。
右、クラ谷。
左、コクイ谷。

【コクイ谷前半】
上、
コクイ谷。
明るい谷で感じよい。雨が降ると水量が多くなるので注意。

左、
炭焼き跡。
酒瓶が多く残されていた。

下、
岩場の難所。
先初隊がロープを確保してくれたので楽々と通過。
二班に分かれた成果あり

コクイ谷後半
上、
岩場の少し先で左岸側の道をいく。
分岐にテープあり。

左、
左岸側に渉る。但し、川を渡らなければならないので水量の多いときは難しいと思われる。

下、
左岸側の登山道。

【千種街道、コクイ谷出会】
上、
コクイ谷出会い。千種街道に出る。

左、
根の平峠まで、アップダウンの少ない
道。
 四季折々に変化する自然を楽しめる山道は、鈴鹿の散歩道となりつつある。
 

【水晶谷出会】
上、
上水晶谷。
昔は、迷いやすいところでしたが標識などが整備されている。

左、
尾根が上がると国見山への尾根ルート

下、
紅葉した自然林が美しい。

【根の平峠】
根の平峠。
コクイ谷出会いから根の平峠のタイムは、45分。
山と高原地図タイムは40分。ほぼ一般並み。

【ブナ清水へ紅葉の道】
上、
根の平峠からブナ清水へ
紅葉ゴールデン山道に入る。
距離1.2km
標高差180m
程度です。
勾配15%と年寄りにはきついよ。

左、
滝が見えていた。

下、
谷水が狭まりなり上の方へと来た。

ブナ清水で昼食
上、
根の平峠から25分でブナ清水に到着。

左、
1班は、コーヒタイム。
2班は、20分遅れで昼食をとる。

下、
全員の記念写真。カメラは、高画質のリコーGRⅢで撮影。

【P1081へと向かう】

【P1081(一段下)とキノコ岩(二段下)】

【青岳からの展望】

【国見岳】
上、
ザラ場から四日市方面を撮影するUさん。

左、
国見山展望地から撮る。
A班リーダのK氏。今夏、夫婦で北海道の山に登りヒグマを見たとか。

下、
山頂大岩に上がる山仲間。大岩から三重県側のハライド方面の眺め。

【国見岩】
上左、
国見の石門。

右上、
山経験浅いと云いながらも興味深々のご両人山魂は凄い。

【国見峠
上、
国見峠。

左、
ショートカット道を行く。
 途中、大岩あり。前に石が並べられ歯の顔をした怪獣に変身。


【御在所山
上、
御在所山。
山頂は、観客で大賑わいなので早々に退散する。

左、
御在所から見た鎌ケ岳と雲母峰。山肌は、赤や黄色に色付き紅葉していた。

下、
山頂から降下開始。
周辺は、紅葉の彩で美しい。

【ザレた花崗岩を下り武平峠へ】
上、
武平峠の道は、岩山の険しい道。三点指示でゆっくり降りよう。

左、
紅葉の尾根

下、
鈴鹿のシンボル鎌ケ岳。

武平峠

最後のポイント地点、武平峠。15分ほどで駐車地に戻る。