【山記録】   
日時天候 2020年01月05日(日)  
山名標高 日本コバ( 934.1m)
山域 鈴鹿
コースタイム
もみじ荘跡広場(09:25)~笠松尾根急登下鞍部(10:17)~カサ松尾根ピーク(10:36)~日本コバ(12:07-12:55)~湿地帯口(13:10)~政所と藤川谷分岐(13:14)~奇人の窟(13:25-35)~急降下点(14:09)~豹穴(14:47-55)~:藤川谷登山口(15:42)
総タイム6時間17分(休憩タイム70分程度含む)
距離/累積高度差 沿麺距離 9.0キロメートル/累積高度差(+1274m-1169m ) 
団体名等 Gsuzuka40名   日本コバ三角点

国土地理院25000図・軌跡ログ

カシミール3D・鳥瞰図

カシミール3D・標高・グラフ

足跡
 <山レポ>
 令和2年初登りは、G例会が計画したに日本コバに参加した。
 日本コバは、平成27年9月東近江市が選定した鈴鹿10座の山のひとつである。
 10座の登山口は、全て滋賀県側からとなっているがまだ未整備のところがあるようです。
 今回歩いたコースは、ポイントに案内標識もあり。登山道も整備され一般向ともいえるような状況でした。
 主な注意点、
 ①「笠松尾根~藤川谷」コースは、双方登山口に車をデポした。(周回は容易でないので単独は向かない)
 ②政所には、駐車する適当な場所がない。今回は、林道の空きスベースへ車を5台留めた。
 ③笠松尾根は、標高クラフを見ると分かるが日本コバ山頂まで急登で緩むところなし。
 ④藤川谷道、1か所(奇人の窟)岩場あり。
  今日は、雪が凍って滑りやすい状態であった。
  アイゼンは、付けずロープを頼りに下ったが危険な足場でした。
  怪我人あり。場所は不明だが、 A班のUさんが手首を捻挫し2ケ月の休養が必要と本人から聞いた。
 ⑤見どころ、奇人の窟と豹穴。展望は、奇人の窟付近からの眺め良し
  季節は、全山紅葉する11月頃がよい。

 
<日本コバ>
 珍名に諸説あり。
 木場は、山で伐った木を集めて置く山間の狭小な平地で仕事場・休み場。
 コバは、休憩を2回(2本)とると頂上にたどりつける山、「二本コバ」これが転化した。
 山容は、台地上に広がり豊富な森林が全山覆っている。上半部は、全面二次林で秋には美しい紅葉か見られる。 
 
<幻の豹穴>
 
この穴を見たくて、例会に参加したといっても過言ではない。
 Gリーダから添付されてきた「幻の豹穴発見」(H8年11月16日岩野明氏執筆)資料を興味深く拝見した。
 内容を抜粋すると、
 元新関西ハイキングリーダ岩野明氏(没)は、
 アルパインガイド本の「豹穴の紹介」記事から地形図でその位置を確認した。
 如来堂ルートから探索を試みたが、分からなかった。
 翌春、再度挑戦。
 如来堂ルートから探索開始。
 雑木の谷を下ると左下にうっそうとする杉林が現れた。杉林と雑木の境に約10メートルの崖があった。
 左折れしその下に着くと豹の穴があった。
 穴の入口は、倒木が塞ぎ土砂で埋もれかかっていた。
 倒木を除いて穴に降りると洞窟の中は、6メートル程度。その奥幅約1メートル・高さ約5メートルのスベースあり。
 奥は、真っ暗でチャポンチャポンとリズミカルな洞窟内に響いていた。
 フラッシュをたくと一瞬池の面にエメラルドグリーンの波紋゛が一瞬見えた。
 約半世紀も誰も訪れることなく忘れてしまうところだった。
 現況は、案内板もあり分かりやすい。

【登山口は、もみじ荘跡広場】
上左、
もみじ荘広場

上右、
林道駐車地付近で見かけた鹿。悲惨な姿に絶句した。

左、
左に降りていく

下、
シロキ谷。

【滝とダム湖ハイキングコース標識あり】
上、
シロキ谷を渡ると標識あり

左、
ここが、笠松尾根の登山口。

下、
暫く行くと木橋あり。

【カサ松ピークまで850mの標識ありー10時08分
左、
10時08分、
カサ松ピークまで850m地点。
(標高380m付近)



下、
10時12分、
カサ松ピークまで720m地点。
(標高400m付近)

【カサ松尾根ピークへ】
下、
標高500m付近がカサ松尾根ピーク。
 この先、積雪があり雪化粧の景観となる。

【標高675m付近雪道を行く】
標高600m辺りから積雪が見られた。 予想外の雪化粧に歓声が上がる。
 

【標高750m付近-11時22分】
上、
風はないが冷たい。

左、
左方向に尾根筋が見えた。永源寺尾根か

下、
永源寺尾根は2016年1月に登頂したが思い出せぬ

【標高921m付近-11時46分】
左、
左に進路をとると日本コバへ。

下、
日本コバ手前、平坦な道

【日本コバ】
上、
山頂部は、盛土を鋤で削ぎ取ったような形状。東から藤川谷が深く食い込み、最上部に湿地帯がある。湿地帯はヤブで入れず昼食は山頂でとる。
下、
山頂からズームで伊吹山方面。(Uさん撮影)肉眼では、ぼんやりと見えた。

【復路】
 雪化粧した二次林の森は美しい。


【標高845m付近】
二次林に覆われた森。
紅葉の頃は色彩が素晴らしい。

【政所と藤川谷分岐】
上、
政所道と藤川谷道との分岐。

左、
藤川谷道をとる。

【奇人の窟】
上、
穴の中の広さは、一見広い。
sさんの記録によると
広さ、20畳
高さ、3m
ほど。

岩場を登ったところからの 眺望イイね。
竜ヶ岳 静ヶ岳が見えた。

【岩場】
上、
奇人の窟
との接点に岩場あり。今日は、雪が凍って滑りやすい危険な状況である。ロープを使い慎重に降りる。

左、
藤川谷レスキュポイントー3の標識。
積雪、5-10cm位。

下、
雪化粧で美しい道を行く。

【雪が消える】

豹の穴近くに来ると雪が消える。

【豹の穴】
豹の穴。
上と下に二か所ある。
下は、中に入ると奥は行き止まり。

【上にある豹の穴】
上の穴。
洞窟の中は、6メートル程度。その奥幅約1メートル・高さ約5メートルのスベースあり。(岩野記録)
エメラルドグリンの池(KM氏撮影)

下、
B班メンバ記念写真。

【渡渉】
 藤川谷コースは、数回の渡渉あり。

【春日神社】

左、10年前の写真。
右、現在の写真。祠は何処かへ移転?

【藤川谷登山口へ下山】
上、
藤川谷登山口。

左、
橋の先に藤川谷登山口あり。