【山記録】   
日時天候 2020年01月19日(日)  
山名標高 綿向山(1110m)・奥草山(820m)・政子(803.4m)
山域 鈴鹿
コースタイム
熊野神社(08:41)~林道終点(09:41)~文三ハゲ下部(09:50)~文三ハゲ上部(10:10)~綿向山(10:50-11:52)~ブナの木平(12:05)~P992m(12:15)~塩の道峠(13:00)~尾根分岐(13:08)~P881(13:40)~奥草山(13:51)~政子(14:00)~鶏岩14:10)~奥草山(14:22)~尾根分岐(15:10)~東山橋(15:47)~熊野神社(15:56)
総タイム7時間15分(休憩タイム70分程度含む)
距離/累積高度差 沿麺距離12.9キロメートル/高低差(+1731m-1727m)/標高差(4680m ) 
団体名等 Gsuzuka41名      政子三角点

国土地理院25000図・軌跡ログ


カシミール3D・鳥瞰図

カシミール3D・標高・グラフ

足跡
<令和2年、雪のない文三ハゲ>
今年は、全国的に温暖で豪雪地でも雪が少ないようである。
三重県側から見る鈴鹿の山は、南側になるので白くなっている山は限られている。
それも上部のみ白くなっている山が多い。
文三ハゲも例外ではなく雪はなかった。
文三ハゲは、雪があるかないかでその価値が違う。
どっさり積もった文三ハゲを登った人は、その魅力にとりつかれてしまう。
豪雪で腰あたりまで沈んでも、雪と格闘しながら1時間余登っていく山仲間たちが頼もしい。
軟弱の自分も必死で後を追う。限界まで体力を使うが、後には満足と喜びに変わる。
下記にある2016年1月に登ったビデオを見てください。

今日のの文三ハゲは、天気が良すぎた。(贅沢を言ってすみません)
快晴で風もなく温かい。
空は、まるで3000メートル級の山に来たような蒼い空でした。
下部は、上から土砂が押し寄せ崩壊が進んています。
従って、踏み跡も新しいところに付いていた。
中間部に来ると斜面は安定し歩きやすかった。
中間部から見た霧氷のある景観は、写真のアングルに最適でした。(トップの写真)

文三ハゲの上部に来ると
大崩れした淵は、リーダの指示により6本爪アイゼンを付け登っていく。
積雪はなく凍結も弱くアイゼンなくても登れた。
文三ハゲの淵の西側は、霧氷が連続するが溶けていた。(30分早ければ景観は違っていたかも)
東側は、大崩れした山肌がムキだした谷。その先は、奥草山への山並みの大景観が見られる。
振り返ると、迫力ある水無山だが白くなっていないのが残念でした。

綿向山で昼食タイム1時間。
今日は、綿向山を愛する会の樹氷祭りで大賑わい。
風もなく温かい遠くまで眺めがよい。
白い御嶽や白山もきれいに見えた。

<奥草山・政子>
政子は、三角点の存在が絶大な力を発揮し山の玄人筋には好まれている。
三角点のあるところは、密藪の中で貧相な山である。
少し南へ下ると伐採地に出て広大な展望地に出る。
サクラグチ(918m)の連山が正面に展開し、その奥に鈴鹿南部の山がひしめいている。
まずこの位置でこれだけの山を見られるところはそう多くはない。(今回は、時間がなくパス))
北側は、最高点820mの広い草原の奥草山である。草原の一角にプレイトが寂しそうにある。

<遭難者今だ帰らず>(伊勢新聞記事の内容)
2019年11月16日、岐阜市の会社員(71)が、家族に奥草山へ行くと出たまま帰宅しないと18日に110番があった。
本人との携帯が繋がらないとの話し。
捜索隊(警察・消防等)が、捜査したが今だ見つかっていないとのこと。
本日、綿向山頂で会った綿向山を愛する会員の人から奥草山・政子へ行ったら気にかけて欲しいとの依頼があった。
奥草山へは、大河原から数回登ったことはある。
麓は、支点(枝道)が多く間違いやすい。里山たが、玄人向きの山ともいえる。

【熊野神社が出発地】


上、
熊野駐車場
徒歩5分で熊野神社に着く。

左、
熊野神社。
正月に飾るユニークな
しめ飾りが、鳥居の後にあり。

下、
熊野神社境内。ここが出発地。

【長い林道歩き
上、
この季節、雪のない林道を歩いた記憶なし。

左、
前に、林道終点が見える。熊野神社から林道終点まで1時間要した。

下、
文三ハゲ下部が見えてきた。青空に白い綿向山が顔を出し気分も高揚する。

【文三ハゲ上を見ると白い樹林で美しい】
上、
文三ハゲ下
部。下部は崩壊が進み荒れている。以前歩いたルートはなくなっていた。
左と下、
文三ハゲ中間部。比較的安定し歩きやすかった。白い樹氷とハゲの岩肌と緑の樹木のコントラストが素晴らしい。絵になるアングルだ。

【動画・2016年1月24日吹雪舞う大雪の文三ハゲ】
 文三ハゲと綿向山を撮影しました。
 風でカメラをコンロールできずブレてしまいました。悪しからず。
 文三ハゲ、笑顔で耐えた演歌の夫婦道。

 再生は、下の回転ボタンをクリックする。

【文三ハゲ上部】
上、
文三ハゲ上部。
淵に雪があると滑りやすく手こずるが、今日はスイスイとスーダラ節で淵に上がれたということ。

左、
淵から下を見た文三ハゲ現場。

下、
文三ハゲ崩壊地の淵を行く。

【文三ハゲ淵から奥草山方面の縦走路が見えた】
文三ハゲの淵は、凍結気味であったが気温がどんどんと、上がりアイゼンを付けなくても歩けた。 

左、
奥草山方面の縦走路が見える。

下、
後ろを振り返ると、大きな水無山の全景が見えた。

文三ハゲ尾根筋、南斜面は樹氷が張り付く】


【綿向山】
上左、
樹氷は小粒ながら見られたが陽があたり今一
上右、
御嶽山や白山も肉眼では、きれいに見えた。
左と下、
雨乞岳・鎌ケ岳など絶景だか雪が付いていない。今日は、綿向きを愛する会の「樹氷祭り」で山頂は、多くの登山者で賑う。

綿向山を去る
左、
10時50分から綿向山で1時間昼食タイム。
今日は、風も弱く気温も下がらず温かった。

下、
綿向山南端から、これから登る奥草山・政子の縦走路が良く見えた。山が幾つも重なる最高のアングルだ

【ブナの木平ー】
上左、
ブナの木平からP992峰

左、
ブナの木平
は、吹き溜まりとなるので深雪となることが多いのだが、今年は、暖冬で地肌が見えてます。

【P992】
上、
P992峰。
周辺には、テープや標識もないので北方向へーー間違いやすい。

左、
P992峰から南尾根に進む。

下、
踏み跡もしっかりついている。この先、ヤセ尾根。

【左手に菊ケ谷が
左。
菊ケ谷が左手に見える付近は、ヤセ尾根で注意。木に掴まりながら下降する。
雪があると要注意。

下、
菊ケ谷の向こうには、鈴鹿の主峰・雨乞岳や清水の頭などの大展望が見える。

【急降下】
中央の窪んだところが、塩の道峠。

緑の木が生えているところが分岐。
次のピークがP811。
次のピークが奥草山。政子が左に見えている。

【塩の道峠ー13:00】
上、
緩やかな下り道。

左、
塩の道峠。
以前、歩いたことはあるが荒れているらしい。
ここは、素通り。

【尾根分岐ー13時08分着・13時15分発】

【P811手前の急登ー13時30分】
分岐から15分ほどでロープのあるきつい所に出る。

【P811を過ぎると奥草山が正面にー13時40分】

【奥草山-13時51分】

【政子ー14時】

【鶏岩ー14時10分】
上、
鶏岩に登り御在所ケ岳写真を撮るKMさん。

左、
鶏岩。
岩の周りの木々が成長し展望今一でした。


奥草山に戻るー14時22分】

【復路、標高761m付近ー14時42分。、こ先ロープのある難路】

【分岐から尾根下るー分岐でのタイム15時08分】
左、
標高667m
タイム、15時19分

かなり急降下の尾根。

【東山橋へ下山ー15時46分】
左、
東山橋に来ると、尾根分岐のテッペンが見えています。