「天空界道」の文献に関していろいろと調査されご苦労さまです。
「天照大神の鎮座地に天空あり」何と歴史的なロマンを秘めた言葉です。
その謂われは自分も興味津々でずが、分かりません。
宮川流域案内人さんの会が、天空界道の山行きを計画されるとか。この人は「大紀の山々」の著者Oさんかなぁ。
自分もこの本を持っており参考にさせてもらっています。
昔のことで恐縮ですが、天空界道の件で神宮司庁に具申したことがあります。
参考までに書いておきます。
1990年代初頭「21世紀の伊勢」という議題で神宮司庁と行政(国・県・市)と伊勢市総連合自治会との三者懇談会が開催されました。
私は、行政の一人として参加する機会がありました。
会議は、主に遷宮や参拝に来た人の駐車場対策でありました。
フリートークの席で、神宮関係者に「天空界道」のことを話した。
伊勢市の裏山は、神宮領地なので関係者以外は入ることはできない。
次期遷宮に備え悠久の森を守っていかなければならないことは百も承知している。
伊勢の裏山・神宮域の山を尾根伝いに歩く道筋を、通称「天空界道」と云われております。神宮の許可を貰い登山はできますが、ここは山登りという概念ではなく天照大神の護り人として歩くことに考えを変えて欲しいといったことがある。
具体的には、登山口の神宮会館で「天照大御神」の木札をもらい帰りにその日の出来事を報告し木札を返す 巡視という役を登山者にやってもらえば神宮の負担もすむ。回数が増えれば銀バッチとか金バッチを登山者に与えれば名誉になる。全国から天空界道へ行ってみたいという人が沢山来ると話したことがあります。当時、神宮の担当者は大いに賛成してくれたが後刻返事あり。
人が多く来れば道迷いや山火事対策が難しい・山の荒廃が進むとの理由で断られました。
神宮は、古いことを守るのが正しいらしい。天空界道には人が来てほしくないというのが真意らしいと思いました。