題名:伊勢の山々 天空界道を歩く  名前:上地っこ2014/11/22(土) 17:07No.1976  操作 pc55032.amigo2.n
 先日はお返事頂きありがとうございました。
 初歩的なことで申し訳ありませんが、この「天空界道」の名前の由来と名付け親の方、その時代について知りたく思います。
 ご存知でしたら、お教え願いたいのですが。また、記述のある文献を探しています。
 昨日ですが3分割第1区間、7:03五十鈴公園駐車場…7:23修養団駐車場裏登山口…7:49五本松神社…8:15鼓ヶ岳(標高355.2m)…天狗岩…8:59養命の滝分岐…9:15樅の老木…10:52前山(標高528.8m)…11:35鷲嶺(袴腰山 標高548m)…12:05鷲嶺観音(昼食)12:35…13:00展望岩…13:30水穴分岐…14:03竜ヶ峠(標高333m)…15:00竜ヶ峠登山口…16:00五十鈴公園駐車場で歩いてみました。
 確かに展望できる箇所も少なく、黙々と歩くどちらかと言えば「修行」のような気分になりました。でも、これはこれで面白いですね。
 題名:Re: 伊勢の山々 天空界道を歩く  名前:Shunon
 「天空界道」の由来と名付け親は正直分かりません。
 昭和50年代3か所に標識はありました。
 @前山道から登った尾根の合流点A前山神宮域に入る付近B竜ケ峠で見ました。
 当時、職場の大先輩でFさんが伊勢志摩のヤブ山を歩いて自分で地図を作っていました。 
 この地図に「天空界道」という名が書いてありました。
 コースは、修養団駐車場〜前山〜鷲嶺〜竜ケ峠〜宇治高麗広剣峠であったように記憶しています。
 Fさんは、伊勢愛山会創始者の一人です。
 私の推測ですが、「天空界道」の名づけたのはFさんがはないかと思っています。
 彼は既に亡く なり聞くことができません。
 当時の案内板には山会の名前が書いてありませんでしたが、伊勢愛山会が建てたような気がします。

 
今から10年位のことですが、
 朝熊山は、神宮の護り寺もあり天空界道伊勢側の多くが朝熊山域ということから竜ケ峠〜八禰宜山〜京路山〜朝熊山〜宇治橋を周回コースとすることが良いと思い伊勢の杣人(Trail)さんに話したところそれはいいねということでした。今の天空界道コースは、私が勝手に決めた次第です。
 でも、完歩もしていないでのですわ。代りに歩くサラリマンさんが2回も歩いてくれ認知されたと思っています。
 登山というより上地っこさんのいうように修行です。
 天照大神巡礼の山道ですよ。
続ー天空界道の謂れ 2015年3月
 上地っ子さんへ
 その後、皇学館大学などのご返事はとどきましたか。調査の結果はいかがですか。
 私も気になっていたので昔のことを思いだしました。
 今から20年位前のことです。
 地元(菖蒲)出身の山仲間(元教員)から竜ケ峠のことを聞いたことがあります。
 彼の話しを要約すると、
 竜ケ峠は、沼木の村人が宇治へ行くのに生活道路として使われていた。
 「出征兵士を送るときは、村人全員がこの峠まで日の丸の旗を振って送迎した。
峠に神風が天空を舞うと無事帰還できる」との良運がーー
 あくまでも想像の世界ですが、
 このような話しから「天空界道」という言葉に繋がったのではないかと思いました。

題名:[2] shunon様 名前:上地っこ  2014/12/12(金) 14:55  
 度々申し訳ありません。お返事頂きましてありがとうございます。
 「天空界道」の名付け親が「伊勢愛山会」のFさんの可能性があるお話。具体的ですので大変興味がございます。
 文献については皇學館に問い合わせたまま、お返事を頂けておりません。
 「たぬき出版」のFさんのところにも同様のお願いがしてあります。実はですね。
 宮川流域ルネッサンス協議会の宮川流域案内人の会で「伊勢の山々 天空界道」を3回シリーズで歩く企画を準備しています。
 何しろ経験不足で皆さんのお力をお借りしないと実現しません。ぜひともご協力頂けないでしょうか。
3]題名: Re:上地っこさん 名前:shunon  2014/12/15(月) 10:38  
 「天空界道」の文献に関していろいろと調査されご苦労さまです。
 「天照大神の鎮座地に天空あり」何と歴史的なロマンを秘めた言葉です。
 その謂われは自分も興味津々でずが、分かりません。
 宮川流域案内人さんの会が、天空界道の山行きを計画されるとか。この人は「大紀の山々」の著者Oさんかなぁ。
 自分もこの本を持っており参考にさせてもらっています。

 昔のことで恐縮ですが、天空界道の件で神宮司庁に具申したことがあります。
 参考までに書いておきます。
 1990年代初頭「21世紀の伊勢」という議題で神宮司庁と行政(国・県・市)と伊勢市総連合自治会との三者懇談会が開催されました。
 私は、行政の一人として参加する機会がありました。
 会議は、主に遷宮や参拝に来た人の駐車場対策でありました。
 フリートークの席で、神宮関係者に「天空界道」のことを話した。

 伊勢市の裏山は、神宮領地なので関係者以外は入ることはできない。
 次期遷宮に備え悠久の森を守っていかなければならないことは百も承知している。
 伊勢の裏山・神宮域の山を尾根伝いに歩く道筋を、通称「天空界道」と云われております。神宮の許可を貰い登山はできますが、ここは山登りという概念ではなく天照大神の護り人として歩くことに考えを変えて欲しいといったことがある。

 具体的には、登山口の神宮会館で「天照大御神」の木札をもらい帰りにその日の出来事を報告し木札を返す 巡視という役を登山者にやってもらえば神宮の負担もすむ。回数が増えれば銀バッチとか金バッチを登山者に与えれば名誉になる。全国から天空界道へ行ってみたいという人が沢山来ると話したことがあります。当時、神宮の担当者は大いに賛成してくれたが後刻返事あり。
人が多く来れば道迷いや山火事対策が難しい・山の荒廃が進むとの理由で断られました。
 神宮は、古いことを守るのが正しいらしい。天空界道には人が来てほしくないというのが真意らしいと思いました。