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日時・天候 | 2008年7月21日(月)〜23日(水)・晴(3日間) | |
北ア縦走山名 | 21日 | 長塀山(2564.9m)蝶ケ岳(2677m)蝶槍(2664.3m)常念岳(2857m) |
22日 | 横通岳(2767m)東大天井岳(2814m)大天井岳(2921.9) | |
23日 | 燕岳(2762.9m)中房温泉へ下山 | |
行程・タイム | 21日 | 徳沢登山口6:30)〜長塀山(09:32-09:45)〜蝶ケ岳(10:30-10:40)〜蝶ケ岳ヒュッテ(10:55-11:15)〜蝶槍(12:00-12:10)〜P2462(12:40-12:50)〜P2512(14:05-14:15)〜常念岳(16:20-16:45)〜常念小屋(17:20) |
22日 | 常念小屋(5:45)〜東大天井岳(7:50-7:55)〜大天荘(9:55-10:30)〜大天井岳(10:45-11:00)〜大天荘(11:10)〜銀座との分岐(11:25-11:35))〜燕山荘(14:10) | |
23日 | 燕山荘(6:00)〜燕岳(6:20-6:40)〜燕山荘(7:00)〜富士見ベンチ(7:43-7:50)〜第二ベンチ(8:20-:25)〜中房温泉(9:10) | |
人数 | 単独 |
【軌跡5万図】 |
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【カシミール鳥瞰図】 |
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【山記録】 |
○コース選定。 常念ケ岳〜燕岳への縦走路は、花と岩の道で槍・穂高の展望が素晴らしい。 一般的には、2泊3日で中房温泉から登り燕岳〜大天井岳〜常念岳を経て上高地方面へ下山。 上高地から登るとなると、「距離が少し短い横尾」か、「急登の長塀山」か、「花の大滝山」か迷ったが、時間的な都合で長塀山を選ぶが、1日目はかなりハードとなる。 上高地へ入るには、松本から電車、島々からバスとなる。乗用車は沢渡でバスに乗り換える。夏休みは大混雑するので、早朝バスに乗ることが必定である。 ○日程とお天気。 梅雨明け宣言が7月18日にあり。 その宣言を聞いて、山行き日を7月20日から23日と決める。お陰でお山は4日間とも快晴だった。 特に、22日の常念から大天井への縦走は、山人も少なく1日中槍・穂高を見ながら楽しく歩けた。 ○大収穫。 写真は、全部で500枚ほど撮影した。 「穂高から槍ケ岳」の展望写真を何とか撮りたいと前からチャンスを狙っていた。 前日、長い(蝶から常念を歩く)時が過ぎた。快晴にもかかわらずその機会はなかった。 翌日の早朝(22日6時半頃)、神様が恵みを下さった。 横通岳を巻いて歩いていたら、雲が突然切れ穂高から槍ケ岳まで30分程見えた。 大広角レンズを使っても1枚には収まらないと思う。 ○展望一番。 大天井岳では、アルプス360度の大展望に感激。我一人占め。 ○最も素敵だったと思う場所。 「東大天井岳から大天荘へ」のコース。 森林限界を行く。青い空にハイマツのグリーンから砂礫の多い地面に変るとチングルマやコマクサなど斜面一杯に咲いていた。どの花も精気があり瑞々しい。背景には、残雪の槍や穂高が聳える。雑事を忘れ至福のひとときだった。 ○アルプスホルーン。 7月22日燕岳山荘に泊まる。 赤沢支配人が、アルプスホルーンを吹き聞かせてもらう。 また、燕岳の秋・冬をDVDに収録したスライドやご主人の講話は素晴らしかった。 ○山小屋 その昔、(登山者が米を差し出した)ごはんとウメボシ・味噌汁の質素な食事。ランプの灯しびで会話をする。消灯時間になると重ね着でシケッタ毛布一枚で寝た。これが山小屋であった。 今や、食材はヘリで運び下界と同じもの。トイレもバイオ処理で近代化されている。山に関する必要なものは売店に揃っており、スイカまで売っていたのには驚かされる。買えないものはシャワーくらいである。 お金があれば重いリュックを持たずにすむ。山小屋の宿泊料金も10000円程度と高額になってきたのも仕方がない。 外国風に、山小屋のことをヒュッテとかロッヂと呼ぶようになって料金も高くなった。 燕山荘は、その代表的な存在である。 今でも山小屋という名の付くところはあるが、実態はロッジである。 このホームページは、2014年10月にリニュアルしました。 |
【徳沢園から登る】 |
![]() ![]() 左、徳沢園。徳沢園の建物のあるところから奥(手前側)100メートルほど行くと蝶ケ岳・長塀山の標識あり。 右、登山口付近。 |
【長塀山】 |
![]() 長塀尾根は、急登が続くーー視界はきかずひたすらしんぼうあるのみ。 |
【森林帯を抜けると残雪とお花畑が現る】 |
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【蝶ケ岳山頂と蝶ケ岳ヒュッテからの展望】 |
![]() 下、蝶ケ岳ヒュッテから撮影した槍ケ岳 |
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【蝶ケ岳ヒュッテから蝶槍への縦走路】 |
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【P2625(横尾との分岐)付近からの蝶槍】 |
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【蝶槍山頂】 |
![]() ![]() 左、深い渓谷は槍沢か。谷底から槍のテッペンまで迫力ある景観である。蝶槍という山は凄い価値ある山だった。 右、蝶槍のテッペンにケルンが立つ。 |
【P2592(常念側)から見た蝶槍とお花畑】 |
![]() 振り返れば蝶槍の精悍な山容が立派だ。蝶側から見た山の姿とは全然違っていたので驚いた。 |
【お花畑に咲いていた花】 |
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【P2512】 |
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【P2512から撮る。奥の山が常念岳】 |
![]() 赤丸印のところは、右へ誘引されやすい。 赤丸から左下を巻くと登山路がある。 |
【常念山頂は360度の大展望】 |
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![]() 反対側から見ると、岩がゴツゴツして精悍に見えるが、常念小屋側から見ると、緑の絨毯を敷き詰め愛らしく美しい女性的である。朝日にあたる常念は美しくて忘れがたい。 山頂から常念小屋への下りは岩場に○標識がしっかり付いていた。 |
【常念小屋から見た槍ケ岳】 |
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【横道岳の腹を巻いていく→槍・穂高の大展望に感激】 |
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![]() 上の写真は穂高連邦。 左、前穂高 中、奥穂高 右、北穂高 前穂高の奥に西穂高が見える。 |
【東大天井岳への縦走路を行く。ここは、歩いて楽しい道だった】 |
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![]() 槍ケ岳や穂高を見ながらの縦走路は山好きな者にこたえられない。 ルンルン気分にさせてくれた。 |
![]() 東大天上には残雪あり。 青い空に緑の山肌と白い残雪のコントラストは最高に良かった。 |
【東大天井岳への道】 |
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東大天井岳から大天荘(雪渓のところに小屋が見える)へは、花の道だった。 |
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![]() 花に精気があり。可愛くて美しい。地上の楽園を思わせる。 |
【大天荘から大天井岳へ】 |
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![]() 立山連邦の山脈。 |
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![]() 槍ケ岳から燕岳への縦走路で銀座アルプスとも呼ぶ。 上部が燕岳。 下は、北アルプスに君臨する槍ケ岳。 その雄姿は、日本のマッタホルンに相応しい。 |
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【燕岳途中の道にコマクサの群落.→今が見ごろ】 |
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【燕岳】 |
![]() 何と精悍な容姿、燕岳はアルプスの顔だ。 |
【燕岳山頂】 |
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![]() 槍ケ岳も大天井岳の右に見えた。 |