【鳳凰三山】

【山記録】
  鳳凰小屋からの日の出
日時・天候   2008年10月11日(土)晴〜12日(日)
山名・標高 地蔵岳(2764m)観音岳(2840.4m)薬師岳(2780m)
山域  南アルプス・鳳凰山
コース・タイム  (11日)青木鉱泉(9:20)〜P1500(10:40-10:50)〜南精進ケ滝分岐(11:10)〜P1650昼食(11:25-11:50)〜鳳凰滝(12:10)〜白糸の滝(13:20-13:30)〜五色の滝(13:45-14:00)〜鳳凰小屋(15:00) 
(12日)
→鳳凰小屋(5:55)地蔵ケ岳(6:45-7:00)観音岳(8:40-8:55)薬師岳(9:25-:35)御座石(10:45)〜青木鉱泉(13:30)
総タイム 11日→5時間40分 12日→4時間50分
人数 7名薬師岳の彼方に鎮座する雲上の富士山(観音岳山頂から)

軌跡ログ五万図

【山記録】
 午前0時自宅出発。車の中で2時間ほど仮眠をとる。
 集合地は、O病院(岐阜県海津市)午前4時30分。リーダYさんの小型バンに乗り換える。
 小牧ICで降り2人を拾い全員(男2・女5)が揃う。再び、中央高速に乗り諏訪IC次のインター長坂ICで降りる。

 長坂から青木鉱泉(登山口)へ車を走らすが、林道への入り口が良く分からず。遠周りして、R20号上丹井から小武川林道に入ったようだ。道は、狭く未舗装(一部除く)である。奥に来ると工事車が早朝から仕事をしていた。御座石鉱泉分岐近くに来ると道は良くなる。
 山渓別冊には、R20号韮崎桐沢橋から入ると全線舗装化され青木鉱泉まで30分と書かれていた。地図を見ると御座石鉱泉経由で青木鉱泉へ入るようだ。
 
 9時過ぎ青木鉱泉へ到着。
 駐車できそうなスペースへ多くの車が駐車している。ざっと見て30台程度でしょうか。
 3連休が続くのと天気が良いとの情報で大賑わいである。帰り、車のウインドウに駐車料金の請求書が貼られていた。代金は、1500円ときいた。
 9時20分青木鉱泉出発。
 ドンドコ沢の道は、急登の連続で緩むところがない固い岩場のきつい登りが続く。足や心臓の負担が増し徐々にきいてくる。ーー苦しくてマイペースに狂いが生じる。
 小まめにドリンクを取らないと最後はバテる。長丁場の急ぎは禁物。
 沢の上流に来るとやや緩くなるが、小屋は遠かった。重い足を引きずり(青木鉱泉から5時間半かかって)
小屋に辿りついた。
 帰路は、長時間歩いて中道を下山したが、ドンドコ沢のほうが厳しい。
 健脚は、日帰りで巡回するとも聞くが、11〜12時間もかかるので若い人でないと無理です。

 沢沿コースなので、滝が点々と見られる。、五色滝を覗いてコースを少し離れなければ見られない。写真の撮れるところまで近寄って撮影したが、遠くて今一だった。ゆっくり時間を取らないとダメ。

 15時鳳凰小屋に着く。
 小屋付近は、紅葉で燃えていた。16時頃になると体感気温は5度くらいで寒い。今日は、3蓮休の初日とあって泊まり客は130-140人で超満員である。小屋付近にも多くテントがはられていた。
 テラスには、沢山の人が集まりテーブルを囲んでいた。ビールなどを飲み談笑していた。傍には、昔懐かしい槇コンロで湯を沸かしていた。
 16時30分食事開始。
 暗い食堂に膳が隙間なく並べられている。奥から入るが狭くて身動きも制限される。
夕食のメニュウはカレーである。お変わりはOKである。二ハイ食べる。お茶は冷たくてお変わりする人はいない。17時過ぎ、寝床で明日の準備をしていたら自家発電の電灯がつく。明るいと本当に心が落ち着く。
 18時、一列づつ頭を反対にして眠る。
 フトンと毛布二枚、ズボントシャツを着たままだが、最初は寒くてなかなか寝付かれなかったが、体が温まると自然に寝ていた。11時と3時に目を覚ましトイレに行く。空は、満点の星が出て明日の晴天を約束してくれる、素晴らしい夜空だった。
 
 翌日、3時頃から周りがザワついて眠れなかった。
 5時起床。朝食は、昨夜に弁当で貰う。
 5時45分頃、小屋前から日の出を見る。稜線は赤く染まり素晴らしいが、写真は逆光である。
 小屋直ぐ横から地蔵岳に向かって登る。50分で地蔵岳に着き朝食をとる。真っ青な空にオベリスクが突き上げる。壮観な眺めである。鋭い先端に人が登っているのが見えた。

 山も素晴らしいが、空の青さも素晴らしい。こんなきれいな青空を見たのは何年も前のように思う。
いよいよ、アカヌケ沢の頭へ向かっての縦走である。
 観音岳から薬師岳へとの縦走路は、富士山、白峰三山、甲斐駒ケ岳、八ケ岳連峰・乗鞍岳・槍ケ岳などなど大展望が見られた。

【青木鉱泉が起点。ドントコ沢から登り中道を下る】

左、青木鉱泉。
右、登山口にある標識。
(どんどこ沢は右。・中道は左へ。)

【ドンドコ沢の滝】
        白糸の滝                五色の滝

【ドンドコ沢から見た富士山】

 紅葉した背景に富士の姿が見えるアングルは最高だ。時間をかけてゆっくり撮影したものだ。ドンドコ沢ルートはきつい。後半はバテた。秋空の快晴が救い。

 雪が見られ紅葉も素晴らしい。

【鳳凰小屋】

 紅葉が素晴らしい。陽が落ちると寒いが満点の星を眺めに散歩する。
 11日の夕日(上の写真)とほぼ同じ位置。
 日の出、と同時に撮影。山が朝焼で真っ赤に染まる。

【地蔵岳は近い】
 小屋を6時前出発。砂地のザレ場の急登で滑りやすすい

地蔵岳へ6時45分到着。50分かかった。

地蔵岳の象徴、オベリスク
 先端に人が登っていた。
 最後は、ロープで5メートルの岩を上がる。
 足がかりがないので岩登り経験者でないと行けない。降りるときが怖い。

【賽の河原→子宝を願う地蔵尊】

【アカヌケザワの頭と地蔵岳】
絶景。
 甲斐駒ケ岳と地蔵岳がひときわ美しい

【名峰甲斐駒ケ岳】
 手前は、アカヌケ沢ノ頭山容の美しい甲斐駒ケ岳は一目見て分かる。

【観音岳への登りA】

【観音岳への登りB】

【観音岳】

観音岳山頂からの眺め@→薬師岳の後方彼方に浮かぶ富士山

【観音岳山頂からの眺めA→八ケ岳連峰奥深い山岳写真が撮れました】

【観音岳山頂からの眺めB→白峰三山】

【鳳凰山(薬師岳)】
 テッペンから、白峰三山の絶景と白砂青松の日本庭園が広がるのが楽しめる。 

 【【鳳凰山(薬師岳)】
 左、北岳と間の岳

 【鳳凰山(薬師岳)ー仙丈ケ岳女性的なマスクで魅力的登行欲にかられる。