日時・天候 2015年7月29日(曇り)~31日(晴/曇り)   
山名・標高 聖岳(3013m)日本百名山
山域 南アルプス
コース・タイム 7月29日椹島島ロッ(06:25)~聖平登山口(06:36)~聖平吊橋(7:51-55)~造林小屋跡(9:20-25)~P2011乗越(10:37-41)~滝見台(12:23-28)~遭難碑(12:55-57)~聖岳小屋(14:03)
7月30日→聖岳小屋(05:22)~薊畑分岐(05:54-5:58)~P2478()~小聖岳(6:50-7:02)~前聖岳(8:21-9:31)~奥聖岳(9:49-10:31)~前聖岳(10:55-11:15)~小聖岳(12:13-32)~薊畑分岐(13:31-35)~聖岳小屋(14:12)
7月31日→聖岳小屋(5:20)~滝見台()~造林小屋跡(07:33)~聖平吊橋(7:33-8:00)~聖岳登山口(9:21-9:56)~椹島ロッジ(10:07-10:30)~畑薙バス駐車地(10:41)
人数 2人 
距離/ 難易度 椹島~聖平小屋9.3km(片道)/聖平小屋~奥聖岳5,3km(片道) 難易度★★

【軌跡ログ・山旅40000図87%縮小】

カシバートで見る】

【足跡】
<日本100名山>
 聖岳(ひじりだけ)という名前には誰しもひきつけられるだろう 何か崇高で清浄な山が空想される。たしかにその名にふさわしい立派な山である。日本アルプス三千メートル峰として最南の僻遠の地にあり容易に近づきたい山と深田久弥の日本百名山本に書かれている。 

<登山ガイドブックを見てコースを決める
 山渓発行「夏山JOY2015」のガイド本には、
 美しい台形の聖岳と南アの盟主赤石岳を結ぶコースは、南アルプスの最強である
 縦走路は、「アップダウンが激しいうえに1日の行程が長く、体力勝負」で南の横綱と書かれていた。
 山渓ガイド本コースは、
 「椹島~聖岳登山口~聖岳~兎岳~大沢岳~赤石岳~椹島」4泊5日の中級とあり。
この記事を見て聖岳へ登る決心をした。

 近年、椹島まで道路の整備がされたとはいえ厳しい山越えをしていかねばならない
 我が住む地(伊勢)からは遠い遠い山である。車の運転だけでも疲れるので滋賀の山友を誘って二人で行くことにした。                             

<登山情報を掴めなかった>
 過去に荒川三山と赤石岳は登頂しているので山の様子は分かっていたが、聖岳~赤石岳までは初めてなので情報が掴めずリュックが重くなり負荷がかかった。
 山渓・夏山JOY2015には「アップダウンが激しく1日の行程が長い」とある。
 水をどれだけ持ってよいものやらブックにも情報はなし。地図を見て水の確保できる場所を検討するが、初めてのものには不安がつきまとう。
 後期高齢者となった自分には、リユックの重さは8キロまでが限度である。
 水は、ペットボトル5本を持った。軽くするには水を減らすしかないので、相棒に多めに持ってほしいと頼んだが彼もそれほどの体力がないと断れた。
 結局、水は2.5ℓ弁当を入れるとリュックの重さは9.0キロ位となった。
 結論を云えば、水を持ちすぎていた。
 山小屋の多い北アルプスと違って南は山小屋は少ない。3000メートルクラスの長い縦走路なので一歩間違えれば遭難に繋がるので慎重にとの思いが強かった。

 椹島~聖平小屋間は、地図に書かれている以外にも水場がある。0.5リットル余りあれば補給は可能。
 聖平小屋~聖岳は水場はない。アップのみのきつい登り山頂まで5.3km。植林限界を過ぎると涼しい風が吹くが最低1.0リットル程度は欲しい。
 
 
<聖岳山頂>
 百閒洞山小屋から来た単独男性と会話する。
 彼は、30ℓくらいの小ザックを背負う。驚くほどの軽装である。
 リュックが重いと時間がかるとのこと。
 水の補給は、小兎岳の兎岳の間に10分程度下るとあるとのこと。

 赤石から登っても聖岳から登っても厳しいアップダウンがあり体力はいる。
 百閒洞山小屋を起点に周回するとなると
 百閒洞山小屋から聖岳へ向かう方が水の量は少なくて良い。1.5ℓもあれば?ーー
 聖岳小屋から百閒洞山小屋へ向かう人の方が少ないのではないかとのお話しでした。
 
 前聖岳と奥聖岳で1時間半ほど赤石など360度の展望を楽しんだ。
 前聖岳に戻ったら、ライチョウの親子連れが現れる。
 ヨチヨチ歩きで可愛いいがすばしこくて撮影には苦労する。
 下から急にガスが上がってきてアットいう間に雲に覆われる。
 相棒と相談して今回は、無理はせず聖岳で下山することにきめた。
 次回は、
 百閒洞山小屋で名物の
トンカツ定食を頂き、翌朝聖岳を目指そうかとの考えに至った。

 翌日、椹島に荷物をコインロッカに置いてきたので戻るしかなかったが聖平小屋~茶臼岳~畑薙へのコースを取れなかったのがとても残念だった。


7月29日(水)→椹島ロッジ~聖平小屋
【椹島ロッジ】
 前日、畑薙駐車場へ車を留める。そこから東海フォレストのバスに乗車する。バス代金3000円を支払うか゜ロッヂに宿泊した場合は、バス代3000円を差し引いてくれるので実質無料。
緑の「特種東海フヲレスト施設利用券」を貰うが帰りも必要なので失わないよう保管すること。 
 7月30日6時25分。レストハウス前から東海フォレストのバスに乗車し聖岳登山口へ向かう
但し、宿泊領収書を見せ整理番号札をレストハウスで貰う。
 

【聖岳登山口】
 7時36分聖岳登山口出発。
 10数名がバスを降りる。
 登山口から針葉樹林帯の急坂をジグザグに上る。気温26度くらいで樹林の中は暑さもやわらぐ。

【水飲み場付近の斜面】
 広葉樹林主体の山腹をトラバースする道は適当に変化があり歩きよい。危険なところは仮設桟道が設置されよく整備されている。

【聖沢吊橋】
 吊橋は、休憩地に適当。
 川原におりて手や顔を洗いリフレッシュする。

【造林小屋跡】
 造林小屋跡は平地で広くて明るいので休憩には最適。
 小屋のあった形跡はなし。
 熊出没注意の看板は登山口にもあったがこの看板ヤケに気になる。

【2011乗越す】
小広場のP2011を過ぎると山腹のほぼ水平のトラバース道に入り、

【第二吊橋】
 水場に適した小沢を過ぎ滑り易い丸太橋を渡ると吊橋に出る。
 水場は何か所もありリュックの水は最少でよし。

【ガレ場と花畑】
 崩落面にはロープあり。斜面にお花が出てくると崩壊地に来る。水を補給には適地。登山道の斜面はトラノオやトリカブトやシモツケソウなどのお花畑。

【滝見台】


 2筋の滝が望める高度感のある展望台。滝の上部は、聖岳東尾根「白蓬の頭」辺り。

【遭難碑】
 崖から転落したとは考えにくいが、遭難碑が建っていた。
 5月20日
青山白雲人

 この時期はまだ雪があったのか
それとも濃霧で前が見えなかったのか。

【聖平小屋近くの沢から聖岳が見えた】
 初めて、聖岳が顔を出した。

【聖平小屋】
聖平小屋。
収容人数140人。
1泊2食
8500円
弁当500円
バクダンオニギリとアゲオニギリ

個室もあり
4000円プラス。
トイレは屋外。
乾燥室はなし。
 
下右、夕食メニュウ。
 聖平小屋のトイレは、屋外にあり歩いて3分ほど。

7月30日(木)→椹島ロッジ~聖岳~椹島ロッジ
【朝5時頃の椹島ロッジ】
上、上河内岳。

左、聖平小屋。

下、聖岳

【聖平小屋出発】
手前、南岳
奥、上河内岳。

【上河内岳との分岐】
 聖平で前日テント泊していた高校生ワンゲル部の皆さんの大型リュックが分岐に置いてあった。
 先生と女学性1名が留守番をしていた。
 我々が山頂手前に来ると孫のような女学生10数名とすれ違う。元気を貰いました。

【薊畑分岐】
 便ガ島・易老渡方面分岐。
 帰路、便ガ島から登って来た高年男性によると、
 登山口から分岐まで物凄くきつい登りだった。ここまて゜6時間くらい要した。今夜は、聖平小屋泊とのこと。

【お花畑】
 ヤマケイガイドブックによると、薊畑分岐から森林限界を抜けるとあるがーー
ハイマツ帯はまだ先のようです。 樹林の隙間から聖岳が見えた。


【小聖岳】
 帰路、小聖岳で休憩しいたら関西ハイクのリータ゜Yさんと出会う。
 便ガ島から三人で来たとのこと


【小聖岳】 
振り返って小聖岳を見る。

【一瞬、富士山らしき山が顔を出す】

【聖岳】
 九州から来られた中年ご夫妻。
 聖岳山頂でオカリナを吹くことが念願とお聞きした。

「故郷」「花は咲く」など快晴の聖岳山頂に美しい音色が響く。
 下、百閒洞小屋を4時過ぎ出発し強烈なアップダウンを踏破し、9時51分山頂に到着した中年男性と会話。
 彼のリュックは30リットル程度の小ザック。水はペットポトル2本とか。日帰り低山に登るような感じてす。
 自分は怖くてマネは出来ませんが、荷物を軽減したいとの思いを強くしました。
 背景の山は、何処でしょう。中央アルプス辺り?
 聖岳から奥聖岳を望む。
 奥聖岳へは、山頂から20分程度で行ける。

【前聖岳から赤石方面を動画で撮る】
 前半は、前聖岳から。
後半は、
奥聖岳から撮影。

何れも赤石岳への縦走路です。

【奥聖岳への道】

 赤石岳の由来の赤色チャートの露岩。この岩を過ぎると柵があり。花畑には入れない。

チングルマのお花畑。

聖岳へ戻る手前でライチョウの親子連れがヨチヨチと歩いていた。。

【奥聖岳】
 奥聖岳からは、正面にデカイ赤石岳後方に悪沢岳・千枚岳が見える。赤石避難小屋や赤石小屋も確認できた。
 奥聖岳から聖岳を望む。

【帰路】 

10時頃からはガスが発生し視界は悪くなった。