【山記録】
日時・天候 2020年10月24日(土)曇り/晴 
山名・山域(整理区分) 紅葉の東大台(日出ケ岳)を行く
交通・駐車地等(普通車) 車での距離・タイム片道147km2時間50分。(経由道→伊勢道・R166・K16・R169)
コース・タイム
大台ケ原駐車場(08:40)~展望台(09:10-20)~日出ケ岳(09:30-45)~展望台(09:55))~正木ケ原(10:35-45)~神武天皇像(11:10-20)~大蛇嵓分岐(11:30)~大蛇嵓(11:48-12:20)~分岐付近で昼食(12:30-1315)~シオカラ谷吊橋(13:55)~大台ケ原駐車場(14:25)
総タイム5時間45分(撮影・昼食等休憩タイム100分程度含む)
距離/累積高低差 沿面距離8.4km 累積標高+599m -626m
人数/登山レペル 単独/初級

【国土地理院25000図・軌跡ログ

【カシミール3D・鳥瞰図

【足跡】
<前書き>
 山仲間伊賀のUさんから「KH山友会会報表紙」の写真提供依頼がありました。
 会報掲載年月は、来年(2021年)10月号ということである。
 そこで、今秋の「大台ケ原の紅葉」が良かろうと思いネット情報で日取りを決めることにした。
 10月10日前後の「ヤマップや山レコ」の山行記録を見ると山はきれいな紅葉で彩られていた。
 紅葉の本番は、10月20日前後ではないかと思い毎日週間天気予報を見ながら実行日を模索していた。
 当方は、毎日日曜日なので晴れたらいつでもOKだが生憎曇りが多くいらいらが募る。
 ようやく2日続きの晴れの予報が出た。10月24 日と25日である。
 だが、この日は休日につき混雑が予想される。
 取り合えず、大台ケ原の「心・湯治館」に聞いてることにした。
 休日は、前夜に駐車場は満車状態となる。
 当日は、道路上に留めることになるが長蛇に列をなすとの話しである。
 このようなことから、「心・湯治館」に前泊することにした。
 午後13時00分伊勢発、16時大台ケ原駐車場着。
 「心・湯治館」は、コロナ対策のため個室優先である。
 10人ほどの客がいた。食堂に来ると60代位の単独女性が(少し離れた)隣に座っていた。
 彼女と少し話をした。
 朝、車で東京を6時に出発し10時間かかったとのこと。
 バスの便が悪く、車でないと時間がかかると話していた。
 登山する人は、お年とは関係ないらしい。凄い気力に圧倒された。

 部屋に戻ってもテレビはないのでスマホを見る。
 山関係・Line・メッセイジ・Facebookなど必要なアプリは一応入力しているがーー
 (普段は、画面の大きいPCの方が扱いやすいので)
 スマホは、机の上に置いたままである。
 従って、メッセイジが届いても返事が遅れ迷惑かけています。

 来週、西大台に登られる和歌山のKさんに大台ケ原紅葉の現況を報告する。
 車の中にある寝具を取りに駐車場へ来たら、車は満車状態で吃驚仰天する。
 灯がもれている車も見られる。
 こんな寒い一夜を車の中で過ごされるのかと思うと身震いがした。
 9時消灯。(燃料代込みだが)暖房も止まるので寒くて毛布とフトンを追加する。

<山レポ> 
 翌朝、6時起床。7時朝食。
 天候は、曇りで気温は7~10℃位。風はなし。
 駐車場は、バスのスペースを除いて満車である。
 二人の警備員が出て車の指導にあたっている。
 次から次へ来る乗用車はバックして道路脇に留めてくださいとのようです。
 最後尾は、七つ池近くまで列をなしていた。(帰路)
 
 8時40分駐車場発。
 家族連れ団体さんカメラマンなど次から次へと人が来て登山道は大賑わいである。
 9時30分日出ケ岳着。
 天気は、回復し青空となり紅葉が一段と鮮やかであった。
 樹木は、赤や黄色に色付き紅葉が最高に素晴らしかった。
 日出ケ岳からの道は、関西の楽園というべき夢の散歩道である。
 コケとミヤコ笹と枯れ木の大地は、明るく見通しが良い。
 平原は、幅広の木製歩道が整備され歩きやすい。
 正木ケ原から牛石ケ原へと続く最高のハイクが楽しめた。
 ハイライトは、大蛇嵓である。
 分岐から大蛇嵓の道も紅葉に染まり眼がくらむほど美しかった。
 大蛇嵓の70mほど手前から列をなしていた。30分位の順番待ちが出来ていた。
 大蛇嵓を恐々岩を歩いて先端に来る。
 風が吹くと立っているのが怖くてしゃがんでしまう。
 怖くて泣き出す子供もいた。大人も多くの人が、中途で引き返していた。
 それにしても、この大景観は人生の記憶に残る。

【心・湯治館に前泊】
一番上、
湯治館玄関。

上左、
食堂。

上右、
6畳個室。
朝夕2食・燃料代・弁当代を含めると14000円。

左、
大台散策の距離とタイム
(食堂壁紙資料から一部切り取り)

下、
食堂内にある大台ケ原の野鳥。

【午前8時30分の駐車地】
左、
上北山村売店前、
バス停留所を除いて満車時状態。自家用車は、道路
脇に駐車していた。
なお、
西大台は入場制限あり。 定数内であれば、上北山村売店で入場料金を払い登山が可能と聞いた。

【大台ケ原ビジターセンターと登山口】
上左、
ビジターセンター。
 登山届用紙とボックスはビジターセンター内にあります。

左、
登山口。
ビジターセンターの隣。

下、
登山口から日出ケ岳まで1.7kmの標識あり。

【紅葉の道を行く】
日本一雨の多い大台。
植物や動物の自然環境再生計画が実施されているようです。

【展望台近し】
ミヤコザサの中に登山道が整備されています。

【展望台】
展望台から
富士山も見えると書かれてます。
今は、雲が多いので見えません。

【展望台から日出ケ岳は木製階段を上下する】
日出ケ岳への道。
木製階段を上っていく。
 笹も紅葉しているかのようです。

下、
紅葉の山肌は美しい。

【日出ケ岳】
日本百名山の日出ケ岳。
青空が段々と広がり大台ケ原のベールが現れた

【屋上からの景観】
大峰の山々の大展望。
前回登った、釈迦ケ岳も確認できた。

【階段下る】
真っ赤に燃えた木は何の木?

下、
熊野灘

【展望台に戻る】

木の下を見ると落葉あり。
上を見ると、赤や黄色で染まっていた。

下、
展望台に戻って来た。

【正木峰へ階段上る】
幅広の木製階段。段差が低いので歩きやすい。

【正木峰への道】
大草原いや大芝高原です。正木峰周辺は、低い笹の海で頗る眺めが良い。
枯れ木も適当にあり大台らしい光景。
 説明板を見ると伊勢湾台風前は鬱蒼とした木に覆われていたいたとある。

【正木峰】
正木峰は、笹の海と所々に枯れ木あり風情あり。

【正木ケ原への道】
下って来たところに溜池がありました。

【正木ケ原】
正木ケ原。
何とも奇妙な風景。これが大台ケ原。

【大台辻】
大台辻の休憩所。コブシ峰まで行きました。尾鷲まで道があるので行ってみたいが日帰りでは無理なようです。

下、
牛石ケ原へ美しい景観が次から次へと展開する。

【牛石原】
上、
神武天皇の銅像。

【大蛇嵓への道】
大蛇嵓への道も紅葉に燃えていた。

【大蛇嵓】

【大蛇嵓】
風が吹くと怖い。大景観は長い登山歴に残る。

【大蛇嵓の道で昼食地をとる】
紅葉が燃ゆる道。ここで昼食をとる。

【シオカラ谷へ下る】
シオカラ谷へと降りていく。

【シオカラ谷吊橋】 
谷に降りると吊橋が架かっていた。

【石段のある急登】
駐車場まで登りが続く。
この石段は高くて足に来る。どんどんと抜かれていきます。マイペースで行こう。

【大台ケ原駐車場は近い】
駐車場付近の紅葉。

【大台ケ原駐車場に戻る】
シオカラ谷の入口です。
大蛇嵓まで3.1kmと書かれている。