度会町棚橋や牧戸方面から見る国束山は、個性のある独特の山容をしている。反対側の玉城町側から見るととても同じ山に見えぬ。昔、平生道は登ったことはあるのだが、こんなステキナ山容とは全然記憶なし。とても新鮮に感じた。今回の探索は、行者道と平生道である。国束寺跡から南方面に進む。ここは、平生や坂井の参詣ルートである。以前は、山道が細々と続いていたが、現在は荒れ放題である。100mも進むとヤブ蚊が襲ってくる。暗い尾根なので蛭もいそうだ。何とか先に進もうと思うが、倒木などで前進を阻まれて思うように歩けない。険しい道なのでルートが外れているかもと思い取りあえずバツクすることにした。なんせ入口からジャングルのような草や木が繁っているので、アブや蚊のエジキになる。ムンムンとした暑さの中では不快感が増すばかり。夏は、ダメだと思い探索をあきらめた。行者道。昔、国束寺にいた坊さんが修業したルートである。行者道にも蛭はいたが、立ち止まることもなくすんなりと歩けたが道は良くない。岩屋道を歩いて平生村池へ降りていった。登り返してP276に来る。積良山という名札があった。展望もなくたんたんと歩いて弘法の湯へ戻ってきた。 |