【山日誌】       
 山名・ 山域   獅子ケ岳(733.3m)・度会町(三重・南部)
日時・天候 2012年12月12日(水) 晴 
交通・駐車地等  伊勢方面から県道38号大宮伊勢線中川大橋を渡ると間もなく「獅子ケ岳登山口への標識あり2キロほどで注連指(しめさす)」に到着。
 交差点にある標識に従い奥出へ。集落の外れに「女滝」あり更に200mほど進むと道は二手に分かれる。右、獅子ケ岳道。直進は、男滝道である。この分岐に車を駐車する。
コース・タイム   駐車地(7:45)~男滝(8:05-8:25)~男道登山道に合流(9:10-25)~日の出森道合流(10:23-40)~獅子岩(11:13-17)~獅子ケ岳(11:20-35)~獅子岩(11:40-12:50)~榊ケ岳(13:40-13:50) 日の出の森駐車場(1400:)~小屋(14:15-14:25)~林道歩き(14;40-15:00)~P477.4(15:15)~探索タイム(1520-15:48)~駐車地(16:23)
 ●総タイム登り3時40分・下り3時20分。 ●実タイム
登り2時間40分下り2時間20分
 人数  単独

【足跡】   
 山ガイド本に獅子ケ岳「男滝道」という興味ある記事を見て登ることにした。
 獅子ケ岳への
一般的な登山口としては、麻加江小萩林道筋にある小萩や日の出の森公園である。
 林道は、かなり上の方を通っているので時間短縮も図れることから、麓の注連指(しめさす)から登る人は少ない。
 私も麓から登ったのは1980年代もう30年もの昔のことてある。
 近年の獅子ケ岳は、蛭のいる山として変化しつつある。
 数年前、初夏のできごとである。
 伊勢で英語指導助手をしている外国人含む小団体のガイド役として日の出の森から登った。
 この日は、雲り湿度も高くムンムンとする天気だった。
 下山したら半分以上の人が蛭にやられ血まみれとなった苦い思い出が今も引きづっている。

 初冬登山には最適である。
 コースは、注連指(しめさす)から女滝・男滝を見たあと谷沿いに上がり男滝道に出て獅子ケ岳へ。
 帰路は、獅子岩から日の出森道を歩いて日の出の森周辺散策。林道に降りて再び尾根に上がる。   P477.4から西尾根を下り注連指(しめさす)下山。
 今日の目玉は、女滝・男滝である。
 
 <女滝>
 獅子ケ岳道と男滝道との分岐標識のある付近に車を留めた。
 この駐車地から100mほど戻ったところに女滝の標識があった。
 ここは、民地の畑と山裾にある植林の境界にあり。まさかこんな低地に滝があろうとは想像しがたい。
 三段に落ちていて手前の滝が一番落差が大きい。高さは、目測で10mはないと思う。
 周りは樹林に覆われ暗いので落ちる水は白く見える。それなりの雰囲気のある小滝だった。
 滝の上に注連が張られてるのでこの滝が御神体のように思える。村の名前もこの滝と関係があるのだろうか。それとも正月飾りのしめ縄なのか。
 <男滝>
 獅子ケ岳道と男滝道との分岐標識により左の林道を歩く。
 林道終点は、数台駐車できるスペースあり。その奥に標識がありここが入口である。
 谷沿いに400mほど進むと滝道との分岐がある。
 滝から先は、道がないので滝見物をした後は分岐まで戻って行くのが正規ルートだ。分岐標識には、獅子ケ岳までは、3.25Kmとある。
. 谷沿いに10分ほど歩くと男滝に着く。滝へ近寄るには大岩を一つ二つ乗り越えると滝が見える。
 女滝と違ってここは明るい谷間である。
 男滝も三段から流れ落ちている。一段目と二段目は幅狭く三段目は大岩へなめるように流れ落ちている。高さは5~7メートルくらい。水量も多くないので余り迫力は感じられない小滝であった。
 写真タイム15分とる。
 さて、この先は分岐まで戻らず谷の上流を歩いて尾根の接点を探す。
 ガレ場を這い上がりやっとのことで男滝道に戻る。
 かなりのアルバイトをさせられたので10分ほど休憩をとる。
 
 <日の出の道>
 正規道からやや手前の稜線に出る。
 日の出森から中年の単独男性と会い暫く話しをする。
 地下足袋に軽リュックを背負い山師のようなスタイルである。
 地元度会町の人とのこと。車は、日の出の森駐車場へ留めた。
 今から、七洞岳へ登り戻って来ると、獅子から七洞まで1時間程度で行くとか。
 ええ本当ですか。距離5キロガイド本タイム3時間ですよ。
 トレイルランならともかく登山者なら凄い健脚です。
 ニコニコ笑ってさよならをした。
ちなみに自分のタイムを調べて見たら2時間45分(2011.11.05休憩除く) だった。

 <獅子岩>
 獅子岩で昼食をとる。
 山頂は、冷たい風があたり寒かった。通常、岩肌が剥き出しになっているところは、風にさらされ寒いのが常識だがーーー
 何故か、この獅子岩は、風が当たらず陽だまりで温かい。
 伊勢平野・伊勢湾・伊勢近辺の山々の大展望が広がる。
 昼食に最適の場所だった。

<P477.4から西尾根>
 このルートは踏みあともなくテーブもない。
 尾根も複雑で迷いやすい。
、最近は、山を楽しみながら歩いています。タイムは、少し遅めです。


【女滝】
 駐車地手前に女滝がある。
 標識を見過
ごすと素通りしてしまう。

【分岐】

【男滝】

【カ゜レ場を這い上がり男滝道に戻る】

(日の出道稜線近くに来ると踏み跡が分かれる
 上部に来るとテープなし。
 左の踏み跡を歩いたが右が本来のコースらしい。
 この辺は、台高らしき雰囲気だ。

【日の出道に出る】
 上左、この付近に出た。
 上右、少し先に男滝への分岐標識があった。

 左、日の出森への尾根は明るい尾根で風もなく温かい。

 日の出の森林道終点から登って来た50代位の単独男性と出会う。
 彼は七洞岳まで行くといっていた。

【獅子ケ岳道との分岐】
 この分岐辺りから獅子ケ岳の北面となり小萩道分岐まで積雪がみられた。

 【獅子ケ岳は、度会の宝:】

眺めよし。
雰囲気も悪くない。七洞岳と獅子ケ岳は度会の宝なり。

【獅子岩】
獅子の顔をした大岩。この頭で昼食をとる。何故か風もあたらず温かい。 

【獅子岩からの大展望】

【下り道。分岐で獅子ケ岳道を探索】

 分岐から少し先にある獅子ケ岳道です
 写真で見ると緩やかですがかなり急勾配です。
標識を見ると注連指(しめさす)から山頂まで90分と書かれています。多分、登山口から90分ということでしよう。 
 少し手前の分岐は、雪景色。この坂は太陽があたり暖かい。寒暖差5度以上と思いました。

【榊岳】

 標高660mの榊岳との標識がある。イセ青木じゃなくaokiでした。
 名もない山かと思っていたら突然山名板があるとホットします。
 三重の山狩人、青木さんの山名札は、信用できます。

【日の出の森山頂】
視界悪し。
山頂の雰囲気も良くない。
標識もなし。小屋付近よりここは20m以上高いので、ここが山頂かと思ったがどうも怪しい。

【日の出の森】

お正月、日の出を拝みに来る人多し。天気次第で富士山が見えるかも。


下、駐車場。
とベンチ大紀の山が見える。
 駐車場に車が一台停まっていた。多分日の出道の出会いであった人の車だろう。

【天然林の風の小路】
予定では、尾根筋を歩くことにしていたが、案内板を見ると、天然林の風小路とあったので、林道へ降りてみた。林道を歩いて再び谷筋のところに来て階段を上がり尾根筋にきた。
 この小路は余り歩かれていないようだ。

【天然林の風小路は林道沿いに数か所入口あり】

この階段を上がるとP477.4
への道に出る 

【P477.4の降り口でルート誤る】
 P474.4のコブは平たい地形なので少し降りて見ないと尾根がはっきりしない。しかも 小さい尾根が二つに分かれているので間違いやすい。違う尾根に降りてバックした。踏み跡なし。テープなし。