【山記録】 | |||
日時・天候 | 2013年10月31日(木)晴 | 笠木高678.7m三角点 |
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山名・標高 | 冷水山(655m)・兵右衛門頭(713m)・隠れ山(726m)・船窪山(745m)・ | ||
笠木山(726m)・ザラ谷山(672m)・笠木高(679m) | |||
山域・区分 | 三重・紀勢町(伊勢近辺) | ||
交通 | 伊勢高速伊勢西ICから紀勢大内山下車。(1時間)大内山ICからもみじ茶屋まで20分ほど。R42号の交差点過ぎた辺りから案内標識あり。 |
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コースタイム |
もみじ茶屋駐車地(7:55)~雄滝(8:00-10)~雌滝(8:20-30)~雄滝駐車地(8:45)~冷水山(9:35-45)~隠れ山(10:15)~展望岩(10:20)~舟窪山(10:35-40)~滝見台分岐(10:58)~P644(11:07)~西道分岐(11:37)~裏道分岐(11:50)~笠木山(11:55-12:32)~ザラ山(13:05)~笠木高(13:35-50)~笠木峠(14:00)~林道終点(14:50)~もみじ茶屋駐車地(1525) ●総タイム7時間30分 ●コースタイム6時間10分(休憩60分撮影タイム20分) |
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距離/累積高度差 | 沿面距離13.6km 累積高度+1371m -1353m |
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団体名・参加人数 | 単独 |
【足跡】 |
三重県紀勢町笠木川水系の7山(冷水山・兵右衛門の頭・隠れ山・船窪山・笠木山・ザラ谷山・笠木高)を縦走してきました。 7山は、標高700m前後で国土地理院の地図に名前のないローカル的な山です。 近年発刊された山ガイド本、「奥伊勢大紀の山々(著小野幸年)」に紹介(左画像)されています。 今回、この本を見て登ることにした。 登山口は、「もみじ茶屋」です。 名前の通り今紅葉がきれいでした。 日本庭園風の景観に陶芸小屋、笠木小屋、茶屋があり親子で野外活動ができるように整備されています。 眼前に聳える名峰笠木山は堂々としている。 7山の中心で展望も良く登るコースも数本あようです。 もみじ茶屋から5分余りで雄滝があり。落差40m 滝の上部に猫滝があり滝壺と猫滝を持つ滝は珍しく貴重な滝とブックに書かれている。 500m先には、雌滝あり。落差30mと優しい感じのする滝である。雄滝から少し行ったところに雄滝駐車場あります。ここが、冷水山の登山口です。 ●上のガイドブック疑問点など ①笠木駐車場とは、もみじ茶屋駐車場か。 ②登山口駐車場とは、雄滝駐車場のようです。 ③「11km 7時間」とは、歩行距離と登山タイムか。 距離11km。GPSの沿面距離は、13.6kmでした。 ガイ゛ド本は、雌滝を歩いていないので往復1kmをプラス。 shunonは情報収集でもみじ茶屋周辺を1kmほど余分に歩いたので12km余りが妥当かと思われます。 登山タイム7時間。shunonの総タイムは、7時間半。コースタイムは、6時間10分程度。 ④安全度。 全コース標識やテープあり。中級程度と記されてます。 ●笠木川水系の7山縦走を終えて。 近隣にある山だが、ガイド本「奥伊勢大紀の山々」によりこの山の存在を知った。 7山のうち笠木山が一番素晴らしかった。 著者小野幸年さんら関係者の皆様が6ケ月かけて整備した結果、330度の展望が開けた。 伊勢平野や知多半島や太平洋が度会・南島・尾鷲の山が見えるようになった。 埋もれていた名峰が人力により誕生したのだ。 もみじ茶屋から見た笠木山も登高欲の湧く立派な顔している。 登山口には、雄滝・雌滝もあり変化に飛んでいる。 古道コースとして歴史ある川俣街道を歩くのもこの山の魅力だ。 三重県の隠れた名山を一つ発見した思いです。 |
【笠木川水系縦走軌跡・山旅25000図81%縮小】 赤線は登り青線は下り |
【カシバートによる鳥瞰図・行者山上空1660m上空から撮影】 |
【もみじ茶屋へ駐車】 |
もみじ茶屋入口の門は、人間が中に入れるアーチ式の個性的な建物。 川を挟んで隣にもみじ茶屋が建っている。(下左)。 |
紅葉に彩された庭園は、手入れされ環境は素晴らしい。 橋の後ろには、忠五郎桜と云う立派な桜の木がある。大紀町の天然記念物。 。 この桜が咲く頃に来てみたい。家族連れで来ても楽しい雰囲気である。 |
立体的な笠木山登山コース案内図。 冷水山方面は、カットされている。 この案内図か標準コースかと思われます。 |
【雄滝高さ40m】 |
落差40m 滝の上部に猫滝があり滝壺と猫滝を持つ滝は珍しく貴重な滝とブックに書かれている。 |
【雄滝】 |
【雌滝は高さ30m】 |
【雄滝の上にある不動明王の祠】 |
不動明王 (亨保6年・1721)が祭られている。 |
【雄滝駐車場】 |
左、雄滝駐車場。 ここに冷水山登山口の標識あり。 |
【冷水山】 |
上右、冷水山山頂から見た行者山。 |
【樹林の切れ間から笠木山と笠木高が見えた】 |
【兵右衛門の頭】 |
山名プレイトがなければ分からない |
【展望岩】 |
【船窪山】 |
船窪山は、樹林の中。 船窪の谷はその昔、水車で材木を加工して運搬した道が登山道になっている。 笠木の谷を挟んで北が笠木山の尾根。 南が冷水山の尾根あり。 源流が大内山唐子との境界にある船窪山である。 |
【分岐】 |
【笠木山山頂】 |
山頂は明るくて広いので雰囲気が良い。 ブックには、6ケ月かけて整備した結果、埋もれた名峰を世に出すことができたと記されている。 330度の展望とある。伊勢平野や知多半島や太平洋が度会・南島・尾鷲の山が見えるとあり。今日は霞んで見えなかった。 |
山頂から西に見えた山は総門山辺りになるがーー |
【吉岩辺りから笠木山】 |
【ザラ谷山】 |
笠木山直下は宮川側は切り立った岸壁で危険。道は、紀勢側に廻り込んでいる。吉岩に出ると歩いて来た笠木山などが見えた。 ザラ谷山からの展望はなし。 |
【笠木高への道】 |
ザラ谷山から先は尾根下を巻く。。 |
【笠木高】 |
笠木高(679m)には、三角点あり。 北に宮川側の山が見えるが山頂は樹林に覆われている特色のない凡山でした。 ここから尾根伝いに行くと地蔵峠へと延びているので暫し様子を見に行く。 |
【笠木峠】 |
歴史ある笠木峠。傍らに峠地蔵がある。今や荒れ果て自然に戻ったかのよう。標識がなければ見落としてしまうところだった。 大和のサバ寿司の材料の海産物を天秤棒に担ぎ、二日で運んだ由緒あるある峠道である。旅人の無事を祈り「峠地蔵が建立(:元保14年10月)されたと書物にあり |
【川俣街道】 |
魚の道(川俣街道)は、錦峠・古和峠 ・檜尾峠から柏崎村に至り薗越え(笠木峠)大和へ続く道と記されている。 |
【林道終点】 |
林道終点に薗越えの道(旧川俣街道との標識がある。 山の中間部は伐採され明るいが入口は暗い。 伐採されたことでテープや踏み跡は。分かりづら い。登り道の方が分かりやすいのではないかと思う。 |
【もみじ茶屋へ戻る】 |
15時25分無事もみじ茶屋戻ってきた。 |