【山記録】 | |||
日時・天候 | 2014年 04月07日(月) 天候 晴 | 行者山667.7m三角点 |
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山名・標高・区分 | 行者山(点名:行者667.7m)/伊勢近辺 | ||
山域 | 三重・紀勢町 | ||
交通 | 伊勢市から伊勢・紀勢高速道で45分(高速料金片道1380円) | ||
コースタイム |
●今回のタイム 河川敷きP(8:00)~高尾登山口(8:55)~崎トンネル(9:30)~尾根道合流(9:50-10:00)~P476(10:35-40)~水岩展望地(10:55-11:20)~行者山(11:40-13:00)~尾根下降付近探索(13:10-13:40)~向駒林道下山(15:00)~向駒登山口探索(15:05-15:25)~河川敷きP(16:05) ●総タイム 8時間05分(休憩・探索ロスタイム含む100分程度含む) |
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距離/累積高度差 | 沿面距離12.7km 累積高度+ m - m) |
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団体名・参加人数 | 単独 |
【足跡】 |
<前書き> 行者山への登山計画は、大紀の山本(小野幸年著)を参考とした。 登山コースは、高尾・坂津・向駒・頭の宮と四ケ所あり初級・中級の山と記されている。 初級コースは、向駒から登り坂津へ下る。 中級コースは、坂津から登り向駒へ下る。と考察する。 今回は、高尾から登り向駒へ下山する予定である。 里山は、とかく登山口が分かにくいことが多い。 この行者山も大紀の山本地図を見ながら三ケ所の登山口を探し歩いた。 その結果、坂津は、高尾へ行く道沿いにあり案内板も設置されていたので一発で分かった。 向駒は、下山後周辺を探索。地元の人に聞いて分かったが小さな標識あるのみでとても分かりにくい。 高尾は、著者の小野さんも未整備なコースで筆者も手を入れていないとある。 その、高尾から登ることにした。 <高尾登山口> 午前8時、本駒の河川堤防道に車を留め1時間弱歩いて高尾へやって来た。 ガイド本には、墓場手前の林道が登山口と書かれているので周辺を探索したが登山口は分からず。 林道を300mほど進むと行き止まり高速道路にぶち当たる。 この道は、高速道路を造るために造った作業道ではなかろうか。 バックしようかと思ったが尾根も見えているので高速道路の脇道から登ろうと思い突き進んだ。 尾根まで僅かな距離だが、足場の悪い谷をトラバースし急陵を這い上がり尾根道に出た。 <水岩展望岩への道> 巨木の尾根を登り終えると西に向きを変える。 緩やかな広い坂道を登っていくと小ピークのP476到着する。北側が開け明るく休憩には敵地だ。 木の幹に「一の谷の頭477.3m」という山名板が張り付けてある。地図を見ると名前も標高も疑問に思えてくる。 5分ほど行くと坂津道との接点に標識が建つ。「登山口まで850m山頂まで30分」と書かれている。 初めての登山者には、灯台みたいな存在である。かなり傷んで朽ちている新し物に取りえて欲しいものだ。 少し先に「水岩展望岩往復10分」という標識が建つ。 急坂を降りて行くと、距離にして800m位でしょう。切りたったところに大岩が2つありこれが水岩か。 名前の由来は分からないが少し離れたところから見ると水という字に見えないこともない。 紀勢自動車道大内山IC付近小平谷集落辺りが箱庭のように見える絶景だ。 奥は、有地山、大河内山辺りと三ケ野三山も見える。寄り道するだけの大価値がある。 <行者山> 下から見ても上から見ても眺めが素晴らしい。 低山ながら山頂部はゴツゴツした精悍なる山容で特徴がある。 山頂からの眺めは、山里の集落が鏡のように美しい。 この山は殆ど知られていないし登る人も少ないようなきがした。 隠れた名山とは、この行者山のような山を云うものと思う。 山頂には、祠は僧衣をまとい・長いひげをはやし・右手に錫杖・左手に径巻きを持ち・高下駄を履き・岩に腰掛けた行者が祭られている |
【軌跡・山旅25000図87%縮小】 赤線は登り青線は下り |
鳥瞰図ー網掛山上空1660mから撮影 |
【駐車地】 |
左、大内山川堤防道路の広いスペースへ駐車。正面に高速道路の橋桁が見える。 右、駐車地から見た行者山。 |
【坂津登山口】 |
坂津登山口は、案内板もあり一番分かりやすい。山頂まで、1時間30分とある。 |
【坂津から大内山川沿いに歩いて高尾へ】 |
高尾の集落に入ってくると美しい笠木川に出会う。 上流は、笠木渓谷へ。 |
【高尾登山口は何処だ】 |
ガイド本には、墓地手前の林道が登山口とある。 墓地(石垣のあるところ)前の道を上がって行ったがこの道は高速道路工事用の進入路でした。 写真を見ると左にも道あり。これが林道かも。 このことから推測すると、中央先端に突き出している尾根が登山口のように思える。 |
【高速道路・崎トンネル脇道ら入る】 |
脇道はトンネル前で行き止まりである。周りはフェンスがあり前進はできない。一旦手前の急斜面に上がり谷をトラバースし崎トンネルの上に出たが20分間悪戦苦闘した。 |
【崎トンネルの上に出て尾根に出る】 |
尾根に出ると踏み跡あり(上) |
【巨木現る】 |
モミの大木が数本見られる。 ガイドブックには急坂と書かれているが、崎トンネルまでのヤブが余りにも厳しかったので楽々だった。 |
【小ピークに来ると高尾登山口への標識あり】 |
登山口まで550mとあるところで休憩し地図を確認する。この標識のところから降りて行くと苦労もせずに高尾登山口が分かるのにーーやれやれという安堵感で心も体もリフレッシュする。 |
【尾根道】 |
左、歩きやすい尾根道。 石、ゴロゴロした岩も回避も楽に進む。 |
【P476】 |
P476地点に「一の谷の頭477.3m」という標識が一つあった。この標識に疑問に感じた。 ①一の谷が何処なのか分からない。 ②標高477.3mの数字は正確。 |
【坂津登山口との分岐】 |
坂津登山口から登るとこの地点に出る。登山口まで850mという標識あり。 標識の下には行者山まで30分とい字がかすかに読める看板が横たわっていた。 |
【水岩展望台への別れ道】 |
水岩展望台まで往復10分という標識が出てきたので寄り道をすることにした。 尾根分岐から凄い急坂を降りて行く。 往復10分ちょっと厳しいなぁ。 |
【水岩・展望岩】 |
紀勢自動車道 大内山IC付近。 小平谷集落辺りが箱庭のように見える絶景だ。 奥は、有地山、大河内山辺り。 余りにも展望が良く温かいので20分も居座る。 下は、三ケ野三山の全景が見える。 |
【行者山への尾根】 |
水岩分岐からは一旦下り厳しい急坂を登り返す。 |
【行者山山頂】 |
山頂からは、前回登った三ケ野三山の大展望が見える。口割山(632m)・栗谷山(616m)・ 羽下の高 (603m) 大内山村の集落から三山のテッペンまで見える大迫力。三重県の隠れ名山の資格ありそう。 |
【山頂展望岩】 |
山頂から50mほど先に山頂展望岩あり。 北方向の地図同定する。 中央は、兵右衛門の頭。 左、船窪山。 右、冷水山。 と思うが、 下、南東方向。右の丸い山は矢ケ峰か。 |
【復路の道険し、テープは消える。】 |
行者という山名の通り、山頂直下は、岩が散在し厳しい地形である。 尾根の先端は、崖で降りられない。下を巻くにしても危険である。テープのある道を探すが途中で消えて分からない。急斜面の暗い谷は見通しが悪く踏み跡も判然としない。30分くらい探索したが分からず危険覚悟で谷を50m下ると踏み跡があった。 |
【尾根から谷側へトラバースする地点】 |
上は、大紀の山々本にある平面図と立体図である。一目見ると違うように見えるが眼の錯覚である。 立体図を持っていたら谷へ降りるのも気にせずに進んでいったと思う。斜線で示してあるところは危険地帯なので これを頭に入れておかないといけない。貴重な絵図なので忘れずに持っていこう。 |
【分岐を通り過ぎ気がついたら頭の宮道を歩いていた。】 |
明確ではないが、左の写真が分岐ではなかろうかと考える。 右下、向駒道 左下、頭の宮道 |
【頭の宮登山口との分岐】 |
左、向駒道 右、頭の宮道 |
【下山地】 |
林道へ下山する。 |
【向駒登山口を探しに行く】 |
上左 、向駒集落。奥の道は、行き止まり。 フエンスのあるところを右に曲がる。 上右、 建物の奥へ進むと左の林道に出ると小さな標識が建っている。 左、 登山口。 |