【山行日誌】
日時・天候 2010年7月5日(月)・晴
山名 三界坊(317.7m)南三界坊(324.9m)
地域 南伊勢町(三重県)
コースタイム 始神~東尾根コブ(0:40)
東尾根コブ~三界坊(0:30)
三界坊~南三界坊(0:20)
南三界坊~北尾根~峠(0:50)
峠~始神(0:55)
所要時間 3時間15分(休憩除く・探索含む)
menber 単独           

 【三界坊周辺図】

軌跡ログ25000図

【足跡】
 ふるさとの低山(里山)は、とかく枝道などが出てきて難儀する(迷う)こと多しである。
 当地方の里山情報といえば、伊勢山岳会F氏が書いたガイド本や南勢テクテク会 (NPO 法人)が作成した登山地図がある。
 私も、これらの情報を参考にさせてもらっている。

 「三界坊」は、牛草山から南島大江まで延々と続く長大尾根上の一角にある。
温坊から先は、まだ未踏の尾根である。
国土地理院の地図上には、書かれていない名のない山もあり挑戦したいとの思いを強くした。

 三界坊は、押淵や南中村からも登れるようだが、次のルート選定の事を考慮し始神(はじかみ)からの周回コースをとった。伊勢市から始神(はじかみ)まで45分ほどで行ける。

 三界坊とは、個性のある山名である。
 ネットで調べて見たら
 ほうぼうをさ迷い歩くもののこと。俗に乞食坊主や放浪者との意。
 この山とはどんな関係があるのだろうか。

 登山口付近で、焼き物らしい釜を焚いていた長老に尋ねる。
 昔、山頂付近にお堂があり。
 「ここを
参詣する信者の中には、そのような人がいたのではないか」
今は、林業をする人も少なく山は荒れているので気をつけてください。

 登り口には、南勢テクテク会が作成した「三界坊1.8」と書かれた標識がある。
 奥に「私有地につき入山禁止」シキミ採るなと書かれた看板もある。何もしなければ通っても良いとの解釈もできる。雑木が多いが植林も混じる尾根を登っていく。
 
<登った感想>
 始神から「三界坊」の全容が見えなかった。
 押淵まで行かないとダメなような気がする。
 全体的には、暗い尾根であるが、蛭はいないように思う。
 展望は、今一であった。 縦走することによりこの山の良さを知るような感じがした。
 「三界坊」という山名の謂れが気になる。

国道260号線始神口。登山口まで5分

 【登り口付近。ここから標高260mのコブを目指す】

標高260mのコブ。ここから進路を西にとる

上のコブを少し下ると展望が開ける。背景の双子峰は局け頂か

西方向に見えた山
地図上では右、高霧山(401.6)。左、作衛門(412)か。?
中央の尾根は押淵から南三界坊に突き上げている。
手前の谷筋は、三界坊へと伸びているようだ

下は、押淵の町。背景の山は、タコラか切り間の八か

 

三界坊。押淵道にお堂跡があるらしいので探索に行く

三界坊からの眺望→北東に斉田集落方面

三界坊からの眺望→南に南三界坊・タコラ方面

十字標識。南三界坊はタコラ方面の道をとる

三界坊南峰

南峰から来た道戻る。三界坊の腹を巻いて鴻坂道(日踊山)へ

峠に立つ標識。(昔、南中村と始神の交流道)。ここから始神へ下る

降りて来ると、昔生活道であった痕跡(石積み・標石)り。

下山。左の鉄板を渡る。右奥に堰堤がある