諾炬羅山は、伊勢志摩の鹿島槍と云われる名峰。背景は高山。(霧間の八付近から撮影)

【山行日誌】
霧間の八三角点
日時・天候 2010年7月22日(木)・晴
山名  霧間の八(313m)・諾炬羅山北峰(307m)・諾炬羅山本峰(309m)・作衛門()高霧山(401.8m)・南三界坊()
地域 南伊勢町(三重県)
コースタイム 白滝神社駐車場(8:10)~白滝神社(8:20-30)~小尾根(8:40)尾根出会(9:00)~霧間の八(9:40-55)~大岩(10:15)~諾炬羅山北峰で昼食(11:20-55)諾炬羅山本峰(12:00-12:15)~北峰戻る(12:20)~マイガイ林道分岐(12:35)~作衛門(13:20-35)~高霧山(13:50)~南三界坊(15:20)~白滝神社駐車場(16:10)
所要時間 総タイム8時間
menber 単独           

オレゴン軌跡ログ50000図】クリックで25000図に拡大

足跡
 <まえがき>
 諾炬羅山
(たこらやま)は、2008年12月号「山渓」で隠れた名山として紹介された。
 近場にいながら今回が初登頂である。
 この難しい漢字のせいか。
 地元発行のガイド本(南海の山40)には「多幸良山」と書かれている。
 しわあせ多き良い山、一般的な山名で親しみが持てる。
 鹿島槍と云われる諾炬羅山
 我は、この字の方が
重みがありふさわしいと思う。
 標識の字は、「たこら」「タコラ」と書かれていた。中にはふざけて「たらこ」と落書きしてあるのも見つけた
 「霧間の八」に関しても「霧間の鉢」とか「切間の八」とかの名がある。
 国土地理院の承認を得て発行している南勢テクテク会さんのの名前、「霧間の八」を良とした。
「白滝~霧間の八~諾炬羅山~マイガイ分岐」への道は、 NPO法人南勢テクテク会が整備しているだけあって標識もあり、踏み跡もしっかり付いていた。

 当初は、鬼ケ城から白滝神社へ行く積もりだったが、(崩れているらしいとの話を聞いて)時間がかりそうなのでパス、白滝神社から登る

 <足跡>
 
8時10分白滝神社の駐車場発、石段を踏んで10分ほどで白滝神社に到着。
 正面に滝が見えてきた。鳥居が滝にに向かって二つ立っている。祠は、山の背にあり。これは滝がご神体ということなのか。
 落差7mほどの小滝である。水量は、多くもなく少なくもなく落ちている。
 登山口は、神社境内にある(正面右)南勢テクテク会の登山標識がある。
「霧間の八まで1.7キロ」この標識に従い登っていく。暖地性シダ群落の中に入ると炭焼き跡が、幾つかあった。ジグザグに急坂を上がって行くと小尾根に出て休憩する。傍には「白滝から0.7・霧間の八0.8」立っている。霧間の八まで半分きたことになる。
 ここからは、小尾根歩きとなる。道幅も広く傾斜も緩くなり歩きやすい。
 今日は、真夏の太陽が照り付けている。ウバメガシ・シダ・ツバキの多い樹林の中は、適当に風もあたり心地よい。蛭がいないので安心して歩ける。
 途中、シヨートカット道が出てきたが真直ぐに上がり尾根に出る。
 ここは押淵県道尾根から上がってくる道と合流点である。
 地図を取り出し現在地を確認していたら足元に大きなマムシがいた。用心して見ていたらそこそこと岩の中に隠れていった。

 9時40分。霧間の八に到着。
 白滝神社から1時間30分かかったことになる。

 三等三角点の標識と標石がある。
 五ケ所湾が望めた。15分ほど写真を撮り出発する。
 ここから諾炬羅山まで2.9キロの表示あり。
 諾炬羅山への道は、尾根上にありやや奥山にきたという感じはするが、南勢テクテク会の標識がボイントポイントにあるので安心して歩ける。
 
諾炬羅山に関しては、下記の項でーー

 分岐(マイガイ)から先は、草や雑草に覆われ道が分かりづらいところもある。
 時間の余裕
を持って歩くことが必要かと思う。

国道360号南伊勢町押淵口から入る。

左、押淵口。これから集落に入る。鉄塔の後ろに見える双子の山が諾炬羅山。
右、「白滝神社へ」との標識を見て進むと駐車場(下へ着く。

登山口は、白滝神社
神社の右側から入る。

白滝神社

左、白滝。
右、神社境内にある南勢テクテク会の登山標識。
 「霧間の八まで1.7キロ」この標識に従い登っていく。


暖地性シダ群落の中に入ると炭焼き跡が

尾根

霧間の八

大岩

右のところを過ぎると諾炬羅山が見える

諾炬羅山北峰
峰(左)の尾根は、寄岩が剥き出し荒々しい双子の容姿も格好良い

諾炬羅山北峰
正面に、リアス式海岸が見える。
 阿曽浦の景観が素晴らしい。
 こじんまりした山頂にベンチが一つあるのみ山名のプレイトもゴミもなし自然のままである。

 この静かな雰囲気が最高に良い。
 近辺の山では得られない新鮮さを感じる。 
 槍の上でコーヒでも飲んでいるような気分にさせてくれた。

上の画像一部を拡大する
 島と島の間の白い部分が上記の場所

諾炬羅山本峰
度会アルプス(七洞ケ岳~獅子ケ岳)が見えたのは予想外、海の景観も巣晴らしい。
 新発見だった。

霧間の八からの縦走路が迫る。(奥の山)アルプスにでも来たような錯覚

南の方向に局ケ頂(中央)と五ケ所湾が見える

度会アルプスの大展望。 右端、獅子ケ岳

分岐
左、道方。
右、マイガイ直進、鴻坂。手前、北峰。

作衛門

高霧山

南三界坊

【】

最後の案内板